表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第二章 南国リゾート『リヴァイアブル島』編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

359/842

増援部隊殲滅作戦十

悪夢は鷹の目が封印されたことにより、残りの構成員を一人で捌き切らなければいけなくなったため、新しく黒い粒子を大量に取り出した。


そして、悪夢が大量の黒い粒子を取り出すと、黒い粒子たちはバラバラに散らばっていき、粒子はあまりの小ささに目を凝らさないと見えない。


目の前で武器を構えている構成員たちは悪夢に気を取られているため、小さすぎる黒い粒子たちに気づかずにどんどん、体の至る穴から黒い粒子が体内へと侵入していき、ある程度の量が溜まった瞬間、神核や心臓を貫くように黒い粒子たちが集まって棘へと変化した。


そして、構成員たちは何が起きたのか分からずにどんどん絶命していった。


そうして、悪夢が構成員たちをどんどん仕留めていっていると、ある時、一人の構成員が悪夢に恐怖の念を抱き、戦場から逃げ出してしまった。


そうすると、他の構成員たちも今まで必死に耐えて戦ってきたが、逃げ出した構成員を見た瞬間、彼らの頭の中に逃げるという選択肢が生まれ、彼に続くように色々な方向に向かって逃走し始めたのだった。


それのせいで、今までの陣形が崩れてしまい、増援部隊はパニック状態に陥り、ほとんどの構成員たちがその場から逃げ出してしまった。


悪「クソっ!!このままじゃ捌き切れない!!」


悪夢がそう叫んだ瞬間、逃げ出した構成員たちは透明な何かに掴まれてれしまい、全ての構成員が宙吊りになった。


そして、構成員たちは一つの場所に集められて、何か透明な糸のようなもので宙吊りのまま、縛り上げられてしまった。


構成員たちが宙吊りで縛り上げられた瞬間、彼らを縛り上げている透明な糸のようなものが勢い良く締まり、彼らはその意図によって両断されてしまった。


そして、地上には彼らの血と内臓が大量にぶちまけられた。


悪夢は彼らの血や内臓が自分に当たらないように、自分の周りに魔法障壁を展開することにより防いだ。


そして、悪夢が突っ立っていると、樹海の中心部の方から何かが迫って来ているのが分かった。


悪夢が突っ立って樹海の奥の方を見ていると、遂に何かが姿を現した。


蜘蛛のような姿で銀白色の体表をしており、全長が30メートル以上あり、体高も8メートル以上ある。


足の長さは以上に長く、折りたたんでいるため全長は分からないが、最低でも50メートルはある。


目は赤黒く、目は八つついている。


そして、その蜘蛛のような化け物は悪夢の前までやってきて止まったのだった。


悪「お前がもしかしてリヴァウエアの樹海のヌシなのか?」


悪夢が蜘蛛のような化け物に問いかけると、


蜘『キュー!!』


蜘蛛のような化け物は可愛い鳴き声を上げながら体を上下に揺らした。


悪(なんだ!この可愛い生き物は!!古龍(エンシェントドラゴン)並の力を持っているのに、こんなに可愛いなんて反則すぎる!!)


悪夢がリヴァウエアの樹海のヌシに癒されていると、リヴァウエアの樹海のヌシが悪夢に向けて紙のようなものを落とした。


悪夢がその紙のような物を拾い上げると、中に手紙が入った封筒であった。


その封筒には悪夢たちの隊長である創の名前が書き記されていた。


そして、悪夢がもう一度封筒を見てみると、それは最近流行りのラブレターに使われている封筒であった。


悪「これって、もしかして隊長へのラブレターなのか?」


悪夢がリヴァウエアの樹海のヌシにそう聞くと、


ヌ『キュー///』


リヴァウエアの樹海のヌシはどこか恥ずかしそうな鳴き声を上げながら、さっきとは違い、体を小刻みに揺らした。


悪(うわーこの子、すごく乙女だ..........このラブレターは命を変えてでも隊長のところに届けないとな..........)


悪夢はあまりの可愛さに昇天しそうになった。


悪「それで、お前って、なんて名前なんだ?」


ヌ『キュウキュキュウ・キュキュウ!!』


悪「シムラクルム・アラネクス!?!?おいおい、まじかよ..........これはエグいなぁ...........一体どうしたものか..........。」


悪夢はそう言いながら、頭を抱えて悩み始めた。


シ『キュウ?』


そんな悪夢を見てシムラクルム・アラネクスは心配するように体を少し斜めにしながら質問するように鳴いた。


悪「心配しなくても大丈夫だ。最高位の幻の神獣に出会ったものだから、どう対処するのがいいのか考えていただけだ。この手紙は絶対に隊長の元まで届けるから安心しろ。」


シ『キューウ!!』


悪夢が手紙を届けると言うと、シムラクルム・アラネクスはとても嬉しそうな鳴き声を上げながら脚や体を上下に揺らしながら喜んだ。


悪「それで、アラネクス?お前は人の姿になることはできるか?」


シ『キュー!!』


悪「そうか、やはり最高位の神獣なだけあってできるんだな。それで、アラネクス?俺と一緒に来てくれるか?」


シ『キュウキュキュウ?』


悪「お前みたいな最高位の神獣をのばらしにしておくと、色々と問題が出てくるからだ。もし、アラネクスがここにいるという情報が出回ったら、お前のことを捕獲しようとする奴らがたくさん現れるからだ。まあ、お前を捕まえられるような奴なんてこの世にはほとんどいないから問題ないとは思うが、お前の大切な森がその者たちの手によって荒らされるのは嫌だろ?」


シ『キュキュキュウ!!』


シムラクルム・アラネクスは怒ったような声で鳴いた。


悪「それに、なるべく早く隊長に会いたいだろ?」


シ『キュキュキュウ!!キュウキュウキュ!!』


シムラクルム・アラネクスは右前脚を上げながら鳴いた。


悪「よし、決まりだな。まだ、俺はこの樹海にいるからその姿のままでいいが、俺たちが撤退するときに一緒に来てもらうから、その時になったら、人の姿になってくれ。それと、俺たちの仲間以外にはお前の名前は言ってはいけないからな?」


シ『キュー!!』


そうして、悪夢とシムラクルム・アラネクスは次の指示があるまで親睦を深めるために色々話したのだった。




シムラクルム・アラネクスちゃん、すごく可愛いですよね。ちなみに、シムラクルム・アラネクスちゃんはキュウキュウ言ってますが、普通に話すこともできます。悪夢とは念話で話している感じですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ