リヴァイアサン奪還作戦八
悪夢と鷹の目はマグロの顔をした不気味な化け物を倒した後、リヴァイアサンを救出するために通路を進んでいた。
そして、悪夢と鷹の目は十字路を通り過ぎろうとした時、左右から何かが悪夢と鷹の目に向かって勢い良く突進してきた。
悪夢と鷹の目は左右から勢い良く突進してくる何かを前にある通路に滑り込むことにより、ギリギリのところで躱し、後ろを向きながら立ち上がった。
悪夢と鷹の目の先には、全長が5メートルほどで、横幅は2メートル、体高は3メートル、下半身がなめくじになっており、上半身がガリガリの人間の体、顔には目や鼻がなく、顔にはとても大きな口だけがあり、背中には昆虫のような羽が生えており、目の前の化け物は羽をバタバタと動かしている二体の化け物が口から大量の涎を垂らしながら二人の方を見ている。
二体の大口の不気味な化け物から垂れる涎は床の金属を溶かしており、大口の不気味な化け物の涎は強酸性であることが分かる。
そして、悪夢と鷹の目が身構えていると、二体の大口の不気味な化け物は羽をバタバタと動かして少しだけ体を浮かせ、クロールをするかの如く腕を動かして、猛スピードで二人に向かって突進し始めた。
悪「ここは一旦、逃げるぞ!!」
鷹「はい!!」
悪夢と鷹の目は突進してくる二体の大口の不気味な化け物から一旦、逃げることにした。
悪夢は後ろをに振り返りながら走っていると、あることに気付いた。
二体の大口の不気味な化け物は突進している時のバランスが不安定なようで、体を大きく揺らして突進している。
そどうやら、二体の大口の不気味な化け物にとって、この通路は横に並んで走るには少々狭いようで、お互いに体をぶつけ合いながら突進してきている。
そのため、二体の大口の不気味な化け物は壁に激突したり、体同士がぶつかったりして減速したり、ぶつからなかった時は加速したりして速さも不安定である。
悪(おいおい、なんてめちゃくちゃな動きをしているんだ、この気持ち悪い化け物は。それにこいつら地味に速いし。通用するか分からないが、ちょっと足止めをしておこうかな)
悪夢は二体の大口の不気味な化け物に追いつかれる可能性を少しでも減らすために、攻撃し始めた。
悪夢はまず、トレンチコートから大量の黒い粒子を取り出し、自分の周りに展開した。
そして、悪夢は展開した黒い粒子で自分たちと二体の大口の不気味な化け物との間に巨大な壁を生み出した。
二体の大口の不気味な化け物はいきなり悪夢が作り出した巨大な壁が現れたため、止まることが出来ずに勢い良く壁に激突した。
激突した二体の大口の不気味な化け物は悪夢が作り出した巨大な壁を破壊しようと、何度も突進するが、一向に破壊される兆しは見えなかった。
悪「何とか、足止めに成功したようだな。俺たちはあの気持ち悪い化け物をほっといて、先に進むぞ。」
鷹「ですが、大丈夫なんですか?あの気持ち悪い化け物をあのまま放置してて。あの気持ち悪い化け物の涎は強酸性でしたし、いつか壁が涎で溶かされて突破されるかもしれませんよ?」
悪「ああ、そこは大丈夫だ。あの気持ち悪い化け物はちゃんと始末するからな。鷹の目は気にせず前に進めば良い。」
鷹「はあ、分かりました。先輩のことを信じますね。」
悪「鷹の目はこれから来るだろう生物兵器に備えてくれ。」
そうして、悪夢と鷹の目はリヴァイアサンに向かって通路を進んで行ったのだった。
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一方、二体の大口の不気味な化け物たちは悪夢が作り出した壁を突破することが出来ずに、ずっと帰り壁に向かって突進を繰り返していた。
だが、悪夢の作り出した壁は少しずつであるが削れていっているようで、壁の厚みが薄くなっている。
そして、二体の大口の不気味な化け物が突進を続けていると、遂に悪夢が作った壁が破壊され、黒い粒子に戻って散り散りになった。
二体の大口の不気味な化け物は壁がなくなったため、悪夢と鷹の目を追いかけようと駆け出そうとした時、二体の大口の不気味な化け物は時間が停止したかのように止まってしまった。
そして、止まった二体の大口の不気味な化け物の体内から黒い槍が無数に飛び出し、二体の大口の不気味な化け物の体に大量の風穴を開き、その穴から大量の青紫色の血とぐちゃぐちゃに切り刻まれた内臓が溢れ出した。
体の中から無数の槍が飛び出した時、二体の大口の不気味な化け物の体内にある無数の神核を貫いており、二体の大口の不気味な化け物は体内から飛び出した槍によって絶命した。
そして、黒い槍たちは黒い粒子に戻り、悪夢の元に勢い良く飛んで行ったのだった。
しばらく時間が経った時、絶命した二体の大口の不気味な化け物が通路に倒れていると、悪夢と鷹の目がいる方向と逆から何かが静かに向かってきた。
そして、その何かは二体の大口の不気味な化け物を見つけると、人の口がついた触手を伸ばし、二体の大口の不気味な化け物を一瞬で捕食した。
捕食し終えたその何かはまた静かに悪夢と鷹の目のほうに向かって歩き出したのだった。




