古代遺跡の合同調査
虚「た、隊長!?!?どうしてここにいるんですか!?隊長は奥さんたちのとバカンスを楽しんでいたんじゃないんですか!?」
創「こちらにも色々あったんだ。」
虚「隊長たちに何があったんですか!?混沌に誘いし者たちにでも、襲撃されたのですか!?」
創「それは違うから安心しろ。ちょっと、遺跡の調査をしていたら、俺の探知に引っかからないトラップに引っかかってな、それで今、ここにいるんだ。」
虚「そうだったのですか、災難でしたね。」
アン「ねえ、創くん?このペストマスクをつけた、怪しい神は誰なの?創くんの知り合いであることはわかるけど...........。」
創「ああ、そう思えば、アンは虚飾に会うのは初めてだな。紹介するよ。こいつは、俺の部隊に所属する虚飾って奴だ。虚飾って名前はコードネームだが、本名を隠したいようだから、聞かないであげてくれ。」
アン「うん、分かった!それじゃあ、よろしくね、虚飾さん?」
虚「こちらこそ、よろしくお願いしますね。」
創「それで、敵の基地は特定できたのか?」
虚「いえ、囮作戦は成功したのですが、そのターゲットだったカイエがまだ敵の基地に戻っていないようで、まだ特定には時間がかかりそうです。最低でも、今日中には特定できると思います。」
創「そうか、今日中に終わるようなら問題ない。それで虚飾達はどうしてここにいるんだ?お前らは確か、リヴァイアブル・モールの捜査にあたっていたはずだが?」
ガ『我が主人よ、その件については私から説明させてもらいます。』
創「分かった。それじゃあ説明頼むぞ、ガル。」
ガ『はい、分かりました。それでは説明させて頂きます。』
そうしてガルは創に今に至るまでの経緯を語った。
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創「ほう、リヴァイアブル・モールの下にフランの研究所があったのか。それで、フランは本当にいなかったのか?」
ガ『はい、見つかりませんでした。手がかりが残っていないか調べたのですが、重要な研究資料は全てなくなっているのに加え、研究員はすべて口封じのために殺されていましたので、なんの情報も得られませんでた。それに、あの研究所には所長室らしき部屋も見つかりませんでした。』
創「そうか、分かった。見つからなかったのなら別に大丈夫だ。それで、白き悪魔はそのフランの研究所から逃げたものと考えていいのか?」
ガ『恐らくですが、そうだと思います。あそこと研究所には、混沌に誘いし者たちが今まで使用してきた生物兵器から、まだ実験段階の生物兵器まで色々な生物兵器がありましたので。その中に白木悪魔がいてもおかしくありませんので、研究所から逃げ出したのが、リヴァイアブル・モールで暴れたと考えて大丈夫だと思います。」
創「分かった。それで、ガルたちは研究所と繋がっていた古代文明の遺跡の調査をしていたら、転移魔法陣を発見し、それを起動させてここまで来たと。なるほど、なるほど..........それで古代文明の遺跡で何か有用な情報は手に入れられたのか?」
ガ『いえ、我々の中には考古学に詳しい者がいなかったので、何も分かりませんでした..........本当に申し訳ありません、我が主人よ...........。』
創「やはり、そうか。まあ、そのことは仕方ない。だからあんまり気にするな。」
虚「それでこれからどうします?このまま、下の階層に下りて行きますか?」
創「そうだな.......このまま下に降りて行ったほうが良さそうだな。」
虚「分かりました。それでは、早速、次の階層に進みましょうか、隊長?」
創「ああ、さっさとこの遺跡を攻略して帰るぞ。」
そうして創たちが下の階層に向かおうとすると、
レーナ「ちょっと待ってください!!!!」
レーナが何か言いたげに創たちを止めた。
創「どうしたんだ、レーナ?何か言いたいことでもあるのか?」
レーナ「言いたいことだらけです!!一体、創さんたちは何をしようとしているんですか!?それに、どうして創さんの部隊に所属している虚飾さんがリヴァイアブル島にきているんですか!?」
レーナは創の方を掴み、真剣な顔で言った。
アン「私も創くんが何をしようとしているのか教えてほしいな。私に話しても何にもならないけど、私は創くんが心配だから何をしようとしているのか教えてほしい。」
アンも創を心配するような顔で創に問いかけた。
創「いや、別に大したことではないぞ?俺の可愛い可愛いリヴァイアサンが混沌に誘いし者たちに囚われて、研究の被検体にされているから、それの救出のためにリヴァイアブル島にバカンスという名目で来たんだ。それで、俺が表立って動くと敵に感づかれるから、代わりに虚飾たちに動いてもらっていたんだ。」
レーナ「どうして!そんな重要なことを私に教えてくれなかったのですか!?私はそんなに信用できないんですか!?」
創「いや、そういうわけではないんだ。ただ、みんなにはバカンスを楽しんで貰いたくて隠していたんだ。リヴァイアサンの救出のために来たと分かったら、みんな楽しめなくと思ったんだ。」
レーナ「そうですか..........創さんも、創さんなりに考えて行動していたのですね..........創さんは私のことを信用できないから話してくれないと勘違いしてしまって、怒ってしまい、本当に申し訳ありません...........。」
創「いやいや、俺がみんなに言ってなかったのが悪いんだ。だから気にしないでくれ。」
レーナ「創さん...........。」
そして二人がいい雰囲気になっているところに、邪魔するようにアンは質問を投げかけた。
アン「リヴァイアサンって、このリヴァイアブル島を守護しているって言われてる龍だよね?リヴァイアサンも創くんと契約してるの?」
創「ああ、そうだ。リヴァイアサンは龍神七十八柱のうちの一柱を担っていてな、とても真面目で、良い子なんだ。それに、リヴァイアサンは戦闘能力も高くてな、よく俺の仕事も手伝ってくれてたんだよ。」
アン「どうして、リヴァイアサンは混沌に誘いし者たちに捕まったの?リヴァイアサンは戦闘能力が高いんだよね?なら、混沌に誘いし者たちに捕まらないんと思いんだけど...........。」
創「それはな、ちょっと前にリヴァイアサンの心に大きなダメージを与える事件があってだな.........それで、精神的に大きなダメージを受けて、大分弱体化してしまったんだ。」
レーナ「それでは、どうしてリヴァイアサンを一人でリヴァイアブル島に帰されたのですか?創さんなら、敵に狙われる可能性も考えていたはずです。」
創「リヴァイアサンが心の療養のためにリヴァイアブル島に帰りたいと言い出したから俺も一緒に行くと言ったんだがな、『ご主人様には迷惑はかけたくないから一人で行く』と言って聞かなかったんだよ。それで、俺は護衛をつける条件で許可したんだが...........。」
レーナ「その護衛が混沌に誘いし者たちにやられてしまったのですね。」
創「ああ、その通りだ。その護衛役を任せていた奴から定期連絡は来ていたから生きてはいるんだが、混沌に誘いし者たちの基地に囚われているだろうな。それで、俺に定期連絡を入れることにより、発見を遅らせたのだろうな。」
レーナ「それでは、創さんはどうしてリヴァイアサンが囚われていると分かったのですか?」
創「それなら、レヴィのところにリヴァイアサンからのSOS信号が届いたからだよ。それで、俺はすぐに防衛省本部に行き、今回の作戦の許可を貰い、リヴァイアブル島に来たんだ。ちなみになんだが、虚飾が来ることは防衛省にも秘密にしているんだ。だからくれぐれも影虎には言わないでくれよ?」
レーナ「大体の事情は分かりました。それで、私には何か手伝えることはありませんか?」
アン「私も何か手伝えることがあったら言ってほしい。」
創「二人ともありがとう。俺から二人にお願いすることは、このバカンスを全力で楽しんでもらうことだな。俺たちがバカンスを本気で楽しんでいたら、混沌に誘いし者たちもリヴァイアサンを助けに来たとは分からないだろうしな。だから、二人は今まで通り、このバカンスを楽しんでくれ。」
レーナ「分かりました。創さんがそう言うなら、私は全力で楽しませてもらいます。」
アン「私も初めてのリヴァイアブル島だもん!全力で楽しまないとね!」
創「それじゃあ、もうそろそろ先に進むぞ。早く外に出ないと、アイナたちが心配だからな。」
レーナ「そうですね、アイナたちを長く待たせるのは良くないので、この遺跡の攻略を急がなければいけませんね。」
そうして創たちは虚飾たちと合流した後、合同でこの古代文明の遺跡を調査することにした。
そして創たち一行は次の改装に向かうために、階段を下りていったのだった。




