アイナと創二
創は朝食を取り終えた後、自分の部屋に戻り、ベッドの上に寝転がった。
そして創はベットの上で寝転がりながらスマホを触っていると、どんどん睡魔がやってきて、いつの間にか寝てしまったのだった。
◾️
創は寝てしまってから二時間が経った時、頭に枕とは違う柔らかい何かがあることに気づき、目が覚めた。
創が感触の正体を確かめるために目を開けると、目の前にはアイナの顔と胸が見えていた。
そして下を向いてみると、そこにはアイナの太ももがあった。
そう、創はアイナに膝枕をしてもらっていたのだった。
アイ「あれ?アイナ、創くんのこと起こしちゃった?ごめんね?」
創「いや、今目が覚めただけだ。それでどうしてアイナは俺のことを膝枕してるんだ?」
アイ「それはね、アイナのせいで創くんが寝不足になっちゃったから、何かお詫びをしたくて創くんの部屋に来たら、創くんが魘されてたから膝枕してたの。だって創くん、アイナが膝枕すると悪夢を見なくて済むんでしょ?」
創「ああ、助かった。ありがとうアイナ。アイナのおかげで気持ちよく寝れたよ。」
アイ「それで創くんは一昨日のリヴァイアブル・モールの件をまだ引きつってるの?」
創「ああ、どうしても考えてしまうんだ..........あの時はああした方が良かったんじゃないのか、ああするべきだったとか.......それにずっと聞こえてくるんだ..........犠牲者の泣き叫ぶ声や.......誰かを恨む声が..................。」
創は頭を両手で塞ぎながら嘆いた。
アイ「創くん...........。」
アイナはそんな創の頭を優しく撫でた。
アイ「ごめんね..........創くんに辛いことを全部任せちゃって..........アイナがもし戦えたら...........。」
創「良いんだ、アイナ。俺は背負うって決めたんだ。平和な世界を作るためにな...........それに俺は自分以外の誰かが命を奪う方が辛いからな...........。」
アイ「創くんって本当に優しいね...........。」
創「いや、俺は別に優しくなんかないよ。俺は誰かが命を奪うのが嫌いだから止めているだけでそいつらの為に止めてるわけじゃないからな.......俺はどちらかと言うと偽善者だ。」
アイ「それでも創くんは優しいよ..........。」
そうしてアイナと創の間には少しの間、沈黙が続いた。
創「それで今何時なんだ?」
創は沈黙を切り裂いてアイナに話しかけた。
アイ「今は9時半だよ。」
創「もうそんな時間か。リヴァウエア火山に行く準備をしないとな。そう思えば、アイナはずっと俺の部屋にいたんだよな?準備とか出来てないんじゃないのか?」
アイ「それなら大丈夫。アイナはしっかり準備して来たからね!」
アイナはそう言って登山用のリュックを創に見せた。
創「相変わらずお前は準備は早いな。」
アイ「ふふ〜ん、すごいでしょ?アイナのこと、もっと褒めても良いんだよ?」
創「はいはい、凄い凄い。」
そう言って創はアイナの頭を撫でた。
創「それじゃあ俺は準備があるから。」
アイ「それなら大丈夫だよ。アイナが先に準備しておいたからね。ほら!」
アイナはそう言って創用のリュックを創に渡した。
創はアイナから渡されたリュックを開けて中を見た。
創「本当だ..........俺の分の用意が入ってる...........。」
アイ「それと創くんの登山用の服も用意しておいたよ!」
アイナはそう言いながら創に服を渡した。
創「ありがとうアイナ。ほんとにアイナは何でも出来るな。」
ちなみに創の家にリアとベルが来るまでは基本、アイナが家事を行なっていた。
アイ「アイナは理想のお嫁さんだからね!!これくらいで来て当然だよ!!」
創「そうだな。アイナは俺の理想のお嫁さんだもんな。」
アイ「もう〜〜そんなに褒められたら照れちゃうよ〜〜。」
アイナは赤くなった頬を手で押さえて顔を左右に揺らしながら照れた。
創(ほんとにアイナは可愛いなぁ〜〜凄く癒される...........)
創は照れるアイナがあまりにも可愛すぎたため笑顔が一瞬溢れた。
アイ「珍しいね、創くんが笑うの。どうしたの?何か面白いことあった?」
創「ああ、昔のことを思い出してつい笑いが溢れてしまった。」
アイ「思い出し笑いなんての本当に珍しいね。創くんは全然ポーカーフェイスを崩さないから笑ってるの見ると凄く嬉しいな。創くんはどうしてあんまり笑わないの?」
創「うーん、何でだような?俺は結構笑ってると思ってるから分からないな...........。」
アイ「まあ、そこは置いといて、創くんの笑顔は凄く素敵だからもっと笑って欲しいな?」
創「ああ、分かった。なるべく笑顔で居られるように精進するよ。」
アイ「うん、頑張ってね!それじゃあ、もうそろそろ時間だし、着替えてみんなのところに行こ?」
創「そうだな、みんなを待たせるのは良くないからな。さっさと着替えて駐車場に向かうとするか。」
そうして創はアイナから渡された服に着替えた後、駐車場に向かったのだった。
創くんはキモいセリフをポーカーフェイスで言ってます。ちなみに妄想している時も。




