古代遺跡の調査六
ガル達は虚飾に引っ張られて次の場所へと繋がる通路までやって来た。
虚「はい、皆さん!私が言っていた通路に到着しましたよー!」
ハ「流石に今のは死ぬかと思った...........。」
ガ「同感だ..........あれは本当に危なかった...........。」
フ「一歩間違えれば今頃、私たちは壁に激突し、体が木っ端微塵に砕け散っていました...........。」
虚飾はガル達のことを一切考慮せずに移動していたため、ガル達は振り回されていた。
そしてガル達は虚飾が方向を変えたり、魔法障壁の足場を勢いよく蹴ったりする時にあまりの勢いにガル達は進む方向を制御できずに壁に何度も激突しかけていた。
虚「皆さん、今まで鉄球から逃げるために走っていたので、疲れているのはわかりますが、私たちがこの遺跡に入ってからだいぶ時間が経っているのでなるべく速く調査を再開しますよ。」
ガル達『誰のせいだと思ってるんだ!!!!!!!!!!!!!!』
そうしてガル達は少しの休息を取った後、更に下層へと向かって通路を進んでいった。
ガ「ずっと気になっていたんだが、今は我々が生物兵器の実験施設に入った時に使った大穴からどのくらい深くまで潜ってきたんだ?」
虚「だいたい、最初の大穴から5キロメートルほど深い場所にいますね。一番最初にトラップに引っかかった場所からは約3キロメートルほど下になりますね。とても深い場所までやって来ましたよ。」
ガ「もう、そんなに深くまで潜って来たのか。それで虚飾はあとどれくらいでこの遺跡が終わるか分かるか?」
虚「最低でもあと2キロメートルは下りないといけないと思いますが、何せこの正規ルートはトラップが多いですし、一部のトラップには引っかからないといけないため、歩行距離的にはもっと長くなると思います。」
ハ「今この道が正規ルートって言ったか?それってマジなのか?」
虚「はい、そうですよ。私が今まで踏み抜いて来たトラップは全て引っかからないとこの遺跡の最下層に到達することができないんです。」
ハ「じゃあ虚飾がトラップに引っかかりやすいのは嘘だったってことなのか?」
虚「いえ、あれは事実です。私の代わりにガルさんが進むのに関係ないトラップに全て引っかかってくれたおかげで私が関係のないトラップに引っかからずに済んだだけです。だからガルさんには感謝しているんです。」
ガ「そんなことに感謝されても嬉しくないぞ...........。」
虚「それにしても、私よりも鈍感な方がいるなんてすごく驚きましたよ。いつも隊長から『お前はこの世で一番鈍感だな』って言われていたのでまさか、自分より鈍感な方がいるなんて思いもしなかったです。」
ガ「そうか..........私ってそんなに鈍感だったのか...........。」
フ「いえ、ガルはそこまで鈍感ではないと思いますよ。」
ガ「そうなのか.......?」
フ「はい、ガルは虚飾の鈍感さに勝るくらい運が悪いだけです。なので、そこまで気にする必要はありませんよ。」
ガ「そうだな..........私は運が悪いだけなんだな..........はぁ、運が悪いだけね...........。」
ガルは運が悪い事を相当気にしており、運が悪い事を指摘されるとものすごく落ち込んでしまう。
ガ「そうだ.......私なんていなければ良いんだ..........居ても皆の邪魔になるだけの存在なんだから..........今直ぐ消えてしまいたい..........。」
ハ「おい!フェンリル!!お前のせいでガルが病んだじゃないか!!どうしてくれるんだ!?!?」
フ「私はあくまでガルは鈍感ではない事を言いたかっただけなのですが、まさか病んでしまうとは。仕方ありません、私がガルを慰めましょう。」
そうしてフェンリルは運が悪い事を気にしすぎて病んでしまったガルを慰めることになったのだった。
フ「
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