生物兵器実験施設の調査十一『単眼の巨人戦』
ガルとハーゲンがフェンリルに近寄り、作戦会議をしていると、二体の単眼の巨人は体を修復させ、二本の大剣と曲刀を拾うと、二体の単眼の巨人は曲刀で己の体を真っ二つに切り裂いた。
真っ二つに切り裂いた単眼の巨人は右側と左側がそれぞれ再生していき、四体の単眼の巨人が生まれた。
新しく誕生した二体の巨人はオリジナルの単眼の巨人より一回りほど小さく、脚の筋肉が異様に発達している代わりに腕の筋肉はオリジナルよりも控えめであった。
二体の単眼の巨人はガルが相手にした巨人から生まれた者は角が一本、ハーゲンが相手にした巨人から生まれた者は二本であった。
そして新しく誕生した二体の単眼の巨人は何らかの魔法陣を展開し、その中に四本の手を手を突っ込むとそれぞれ前の二本の手には曲刀を、後ろの二本の手にには大剣をそれぞれ握っていた。
ガ『私はあの小さい二体を相手する。ハーゲンとフェンリルはそれぞれ大きい方を相手してくれ。』
ハ『それは良いんだがガルはあの小さいの二体も相手するのか?一人で大丈夫なのか?』
ガ『あの小さいのは私でしか相手に出来ない。あれは私に対応するために生み出された個体だ。あの発達した脚を見たらわかるだろ?』
ハ『そうだな、あの小さいのは俺よりもガルが相手にした方が良いな。だが、気を付けろよ?いくらガルが速いからってあいつらは二体だからな。』
ガ『ああ、分かった。それではあの巨人を倒すぞ!』
ハ『おう!!』 フ『了解です!』
そうしてガル達はそれぞれの巨人を相手するために散らばったのだった。
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ガルはオリジナルの単眼の巨人より一回り小さい二体の単眼の巨人に向かって単眼の巨人を一瞬で木っ端微塵に切り刻んだ時の速さまで加速した。
そしてガルはオリジナルを切り刻んだ時のように二体の単眼の巨人を切り刻もうと剣をさらに加速させ、二体に斬りかかった。
『キンキンキンキンキンキンキンキン!!!!!!!!!!!!!』
だが、二体の単眼の巨人はガルの神速の剣撃を全て防ぎ切った。
そして二体の単眼の巨人は超速で動いているガルに追いつき、完璧に息を合わせて、ガルの神速の剣劇にも負けない速さで連撃を放った。
ガルは更にスピードを上げ、二体の単眼の巨人の流れるような連撃を全て躱し、二体のうち、角が一本の単眼の巨人に向かって更に数段スピードを上げた神速のなぎ払い攻撃を放った。
角が一本の単眼の巨人はギリギリのところで後ろに下がることで躱したが態勢が崩れてしまった。
ガルはその隙を逃すまいと更に神速の剣撃を角が一本の単眼の巨人に向かって放った。
そして角が一本の単眼の巨人はガルによって切り刻まれると思われたが、間一髪のところで角が二本の単眼の巨人が角が一本の単眼の巨人の前に出て、ガルの放った神速の剣撃を全て防いだ。
ガ『これも防ぐか。流石は私に対抗するために生み出されたことがある。だがこれならどうだ?』
そう言うとガルは体と咥えている剣に蒼雷が流れた。
そしてガルの体と剣は青く光り輝き、そのあまりの電圧により、蒼雷はガルの周りに何度も放電した。
二体の単眼の巨人はガルを本能的に危険と察知し、ガルから距離を置こうと下がるが、次の瞬間、二体の単眼の巨人の後ろにはガルが立っていた。
そして二体の単眼の巨人はガルの気配に気づくとすぐに方向転換してガルから離れようとした時、体中に青色の線がミリ単位で網目状に入っていることに気づいたが、もう遅かった。
二体の単眼の巨人が体を少し動かした瞬間、青色の線の上を蒼雷が駆け巡り、二体の単眼の巨人は蒼雷により木っ端微塵に切り刻まれ、その肉片は全て蒼雷によって焼き尽くされ、灰すら残らなかった。
ガルは二体の巨人が死んだことを確認すると蒼雷を解いた。
そしてガルがハーゲンとフェンリルを助けに行こうとした時、敵を倒したばかりで油断していたとはいえ、あのガルですら反応が遅れるほどのスピードで迫ってきた何かが攻撃を仕掛けてきた。
ガルは何とかギリギリのところで避けたが、体に少し切り傷を受けてしまった。
そしてガルの前に現れたのはスピード特化の単眼の巨人の姿に角が三本生えた巨人で、腕は八本生えており、それぞれ曲刀と大剣を握っている。
その角が三本の巨人は今までの巨人の違い、二つ目があった。
ガルは三本の角が生えた巨人と対面した時、この巨人はさっき自分が倒した二体の巨人が合体したものだと分かった。
ガ『まさか、私が切り刻む前に自分の体の一部を切り離していたのはな。なんて判断能力だ。』
そうしてガルと三本の角が生えた巨人との死闘が始まった。




