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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第二章 南国リゾート『リヴァイアブル島』編

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生物兵器実験施設の調査六『単眼の巨人戦』

ガ「私が前衛をする。ハーゲンは私のサポートしてくれ。フェンリルは離れて高威力の魔術の準備をしてくれ。」


ハ「了解。」   フ「分かりました。」


そしてガルは目にも留まらぬ速さで単眼の巨人に突っ込んでいき、右手に持っていた剣を振りかざした。


『ガキィィィンンン!!!』


単眼の巨人はガルの攻撃を手に持っていた巨大な曲刀で最も簡単に防いだ。


そして単眼の巨人は曲刀を勢いよく振り上げ、ガルを吹き飛ばした。


ハーゲンは勢いよく飛んで来るガルを受け止め、単眼の巨人から距離を取った。


ガ「まさか私が力負けするとはな。それにあの巨人、見た目の割には俊敏のようだ。私の動きにもついていけるくらいには速いぞ。」


ハ「ガルが力負けするって、あいつどれだけ怪力なんだよ。」


そしてハーゲンが飛んで来たガルを放して単眼の巨人を見ると、さっきまで立っていた場所に姿が無かった。


ガ「あいつはいったいどこにーーー」


ガルとハーゲンは本能で危険を察知し、無意識の反射で二匹は剣を力いっぱい振り上げた。


『ガキィィィィィイイインンンンンン!!!!!』


ガル達の頭上から曲刀が降ってきてガルとハーゲンの剣とぶつかり合った。


ハ「おいおいおい!!!こいつなんて力してんだよ!!」


ガ「ハーゲン!!息を合わせて剣を弾くぞ!!」


ハ「おい!それ本気で言ってんのか!?」


ガ「ここでやらなかったら私たちは押し潰されておしまいだぞ!!」


ハ「分かったよ!!タイミングはこっちで合わせる!!」


ガ「それじゃあ行くぞ!!」


そうしてガルが剣に力を入れるとハーゲンもタイミングを合わせて剣に力を入れた。


そして二匹は同時に力いっぱい剣を振り上げると単眼の巨人の曲刀は弾けた。


単眼の巨人が曲刀を弾かれ、その勢いでよろめいている隙にガルとハーゲンは距離を取った。


遠くで待機していたフェンリルの左手は術式が左腕全体にびっしりと浮かび上がっおり、掌の上には魔法陣が浮かび上がっていた。


そしてフェンリルがガルとハーゲンが単眼の巨人から距離を取ったことを確認すると、単眼の巨人に左手をかざし、術式に魔力を流して起動して、中級火属性魔術『フレイムバースト』を放った。


フェンリルの手から放たれた灼熱の炎の塊は単眼の巨人目掛けて一直線に向かっている。


そしてフェンリルが放ったフレイムバーストが単眼の巨人に当たる直前、単眼の巨人は手に持っていた曲刀でフェンリルのフレイムバーストを真っ二つに両断した。


『ドッカァァァァァァアアアアアアンンンンンンン!!!!!!!!』


フェンリルが放ったフレイムバーストが大爆発を起こし、その大爆発により生まれた炎に単眼の巨人は飲み込まれてしまった。


ガルとハーゲンは一旦、フェンリルのいる場所まで後退した。


ガ「どうだ、フェンリル?フレイムバーストの手応えは。」


フ「ダメですね.......元々の皮膚が頑丈なのもありますが、当たる直前に私のフレイムバーストがあの巨人に両断されてエネルギーが分散してしまったため確実に仕留められなかったです。」


フェンリルがそう言った時、大爆発によって生まれた大量の煙の中から単眼の巨人は無傷の状態で出てきた。


ハ「おいおい、まじかよ.......何でフェンリルのフレイムバースト食らって無傷なんだよ...........。」


そうして単眼の巨人が襲いかかってくるのを警戒していると、


ガ「あいつは一体何をしているんだ?」


単眼の巨人はその場に立ち止まって曲刀を持っていない左手を眺めていた。


そしてしばらくすると、単眼の巨人の右手に魔法陣が浮かび上がり、大きな炎の塊が出てきた。


それを見た瞬間、フェンリルは叫んだ。


フ「ガル!ハーゲン!!貴方達もありったけの魔力を使って魔法障壁を張ってください!!今すぐに!!」


ハ「あ、ああ!分かった!」 


ガ「ああ、分かった。」


ハーゲンはフェンリルがいきなり叫んだことに驚きながら、ガルはいつもの調子で言われた通り、魔法障壁を出来る限り張った。


それと同時に単眼の巨人はガル達目掛けて左手の炎の塊を投げつけた。


『キィィィイイインンンンン!!!!』


金切り音と共に魔法障壁と炎の塊がぶつかった場所から物凄い衝撃が発生した。


『パリィン!!』


一枚、


『パリィン!!』


二枚、とガル達が張った魔法障壁がどんどん割られていき、最後の一枚のところでやっと炎の塊は消滅した。


ハ「今の攻撃は一体なんだよ.......威力がおかしいだろ...........。」


フ「今のはフレイムバーストに増幅の術式を組み合わせて作った高威力の魔術ですね.......まさか、私の魔術を一回見ただけで真似されるとは。こうなると迂闊に魔術が使えませんね...........。」


ガ「仕方ない。フェンリルは私とハーゲンに身体強化の魔術をかけてくれ。肉弾戦で何とかするしかない。」


フ「分かりました。ですが気をつけてください。あの巨人は学習能力が高いです。ですのであまり剣術を使うことはお勧めしません。」


そう言いながらフェンリルはガルとハーゲンに身体強化の魔術をかけた。


ガ「安心しろ。私はあまり剣術が得意ではない。力こそパワーだ!」


そう言ってガルは単眼の巨人に向かって走っていった。


ハ「ガル.......お前は何を言っているんだ.......パワーも力も一緒だろうが...........。」


ハーゲンはガルにツッコミを入れながら単眼の巨人に向かって走っていった。


そうしてガルとハーゲンの単眼の巨人との肉弾戦が始まった。

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