謎の施設の正体
ガル達は謎の施設の通路を道なりに進んでいた。
ガ「ハーゲン?敵の反応はまだ無いのか?」
ハ「ああ、こっちの索敵魔術の効果範囲を広げているが今のところは全くの反応がない。もしかしたら本当にここにいた奴は全員撤退しているかもな。」
ハーゲンがそう言った時、ハーゲンは何かを踏んでしまった。
今ハーゲン達がいる場所は大穴の下の通路と違って電灯がところどころ切れており、薄暗くなっていたため、足元が暗くて見えなかった。
ハ「ん?何だ?ここら辺はさっきのところと違って薄暗いから何か踏んじまったな。って、これは!?」
ガ「どうした!ハーゲン!!」
ハ「こいつを見てくれ!」
そう言ってハーゲンはさっき踏んだものを持ち上げてガルとフェンリルに見せた。
フ「これは見た事のない生物ですね。もしかしたらこの施設で生み出された合成獣かもしれませんね。」
ハ「フェンリル!お前は何こいつを見て普通にいられるんだよ!」
ガ「そう言うハーゲンもよくそんな醜い化け物を普通に持てるな.......私だったら絶対にできないぞ。」
ハーゲンが手に持っていたのは、全身真っ白の頭が幾つも繋がっていて、その頭それぞれに腕がついている、ムカデのような化け物の死骸だった。
ガ「だが、この化け物は我が主人の報告書でつい最近見たな。確か、フランと言う外道研究者が生み出した人型の生物を素材とした合成獣だったな。もしかしたらこの施設はフランと言う外道研究者の実験と研究するための施設かもしれないな。そうなるとここの施設は混沌に誘いし者たちの研究施設になるな。もしかしたらリヴァイアサンがいるかもしれないな。」
フ「この有り様ではもうリヴァイアサンは別の施設に移されている可能性の方が高そうですね。ですが、その移されたであろう施設の場所の手がかりが残っているかもしれませんね。」
ハ「ここが生物兵器の実験施設となるとここの施設は生物兵器がうじゃうじゃいることになるな。俺も索敵はするが、もしかしたら俺の索敵から外れる奴もいるかもしれないから警戒していてくれ。」
ガ「分かった。」
フ「了解です。」
そうしてガル達はさらに警戒を強めて壁画がたくさん描かれている通路を進んでいった。
ガル達は道なりに進んでいくと大きな空間に出た。
そして辺りを見渡してみるとブラックミラーで出来たガラスの円筒が規則正しく並んでおり、そのガラスの円筒の近くには操作するためのパネルが置いてあった。
ガル達がガラスの円筒を眺めていると、並んでいるガラスの円筒の中に割れて中から何かの液体が溢れているものがいくつかあることに気付いた。
ガ「あの割れているガラスの円筒から察するに、ガラスの円筒が割れている分、生物兵器が逃げたってことだな。想像していた数よりは少ないがそれでも多いな。さっきの化け物のように息倒れてくれたらいいが、そういうわけにもいかないかもな。」
ハ「ガルも気づいたか。何か複数体の生物反応が俺の索敵に引っかかった。多分、ここの施設の生物兵器で間違えない。このまま行ったら戦闘になるがどうする?」
ガ「迎撃するぞ。我々はここで立ち止まってられないからな。さっさと片付けて先に進むぞ!」
ガルはそう言って魔法陣を展開し、その中に手を突っ込み、ゆっくりと引き抜いていくと、その手には剣が握られていた。
ハーゲンとフェンリルもガル同様に剣を召喚して、しっかりと構えていた。
そしてしばらくするとガルたちが来た道とは反対側の通路から醜い化け物たちがたくさん現れた。
ガ「それじゃあ早速処理を始めるぞ!!」
そうしてガル達とフランによって生み出された醜い化け物達との戦闘が始まったのだった。




