アジト攻略十七
(アンの方は大丈夫かな。いったいいったいの強さはそこまで高くないがなんといっても数が多い。アンなら平気だとは思うが心配だ。はやく助けにいこう。)
創はそう思って振り返ってアンのもとに助太刀にいこうとしたが、火の海で遮られていた。
(俺はこんなに激しく戦っていたのか。)
創は01番を倒すのに必死になりすぎてこんなにめちゃくちゃになっていたことに気づかなかった。
(そんなことよりはやく火を消してアンのところにいかないと!)
創はそう思って消化活動を開始した。
一方アンは今やっと最後の一匹を仕留めたところだ。
「ふう〜やっと全部倒せた〜。ほんとギリギリの戦いだった。」
アンはそう言いながら地面に尻餅をついた。アンは今まで生きてきたなかで一番疲れたように感じた。
「これで少しは王様の役にたったかな。」
アンはそんなことを呟いているといきなり後ろにあった火の海が一瞬で消えた。
「アン!大丈夫か!」
創はあわただしくアンに近寄っていった。
ア「そんな心配しなくても大丈夫だよ。かすり傷しかしてないし。」
創「もしかしたらあの化け物たちが未知のウイルスを持っているかもしれないから少し傷を見せてくれないか?」
ア「もう、王様は心配性なんだから。」
アンはそう言いながら創に傷を見せた。
創はその傷から未知のウイルスと命に関わる毒が入ってないか魔法で調べた。
そして未知のウイルスと命に関わる毒が入ってないことを確認すると創はアンの傷を全て治した。
創「これで安心だ。体には異常はみられなかったが一応気を付けろよ。」
ア「ありがとう王様。一応気をつけるね。」
そして二人はフランが座っていた仕事机の上に何かのっているのを見つけた。
それはフランからのメモ書きだった
そのメモにはこう書かれてあった。
「まずはじめに二人ともお疲れさま。どうだったかな私の子供たちは。とても強かっただろう?君たちはよく頑張ったからご褒美をあげよう。君たちはここは実験施設にしては少し小さいと思っていたのだろう?それはその通り!ここは完成品を保存する場所だったからさ!じゃあ実験をしていた場所はどこにあるんだって?それは五階と六階の階段の横にある転移装置を使えばいけるのさ!君たちに実験施設に行くためのカードキーをあげよう!私の机の引き出しにしまってある。それと最後にあっちの施設は安全だよ〜。それは私が保証する。なぜならあっちの施設にいるものたちは全て殺しておいたからさ!それではじっくり調査したまえ!」
創は本当にカードキーが入っているのか確かめるために恐る恐る机の引き出しを開けた。
そこにはちゃんとカードキーが入っていた。
ア「どうする王様。いかにも胡散臭いけど?」
創「たぶんあいつのことだ。ここに書かれていることは全て事実なんだろう。だから俺はその実験施設に行こうと思う。」
ア「なら私もついていくね。」
創「よし決まりだな。それと行く前にもう少しこいつの机を調べたい。少し時間をくれないか?」
ア「うん、わかった。」
そうして創は残りの机の引き出しを開けた。
だがそこに入っていたのはこの四〜六階までの施設の用途が書かれた紙だけだった。
そこには
「四階 新しいキメラの設計図の考案施設
五階 完成品の保存施設
六階 所長室 」
と書かれていた。
創「ここにはもうなにも無さそうだし実験施設に行くぞ。」
ア「なんだか緊張してきたよ。」
そうやって二人はフランのメモ書きに書いていた実験施設に向かったのだ。




