VS ウォーターワイバーン二
創「オラ!食いやがれ!!クソ蛇が!!!」
創はレーナに移動を任せて、少しでも動きを止めて逃げれる確率を高めるため、攻撃を仕掛けている。
創は創造の権能を使い、大量の剣を創たちの遥か上空に無数に生み出し、その全ての剣には何らかの術式が刻まれている。
創がその剣全てに魔力を流すと、その剣たちは雷が刀身にエンチャントされた。
その雷がエンチャントされた剣を勢いよく遥か上空からウォーターワイバーンに向けて発射した。
そしてその剣は綺麗にウォーターワイバーンを囲むように飛来してきた。
創はウォーターワイバーンを取り囲んだのを確認するとさらに剣に魔力を流し込んだ。
そうするとその剣が触媒となり、ウォーターワイバーンの頭上にはその巨体すら飲み込むほど大きな魔法陣が展開された。
創「食いやがれっ!!!サンダーボール!!!」
創がそう叫ぶとその魔法陣は起動し、物凄い速さで回転し始めた。
そしてその魔法陣が回転する回数が増えるごとにどんどん内包されている雷が大きくなっていき、あまりの電気量に魔法陣から溢れ出て、魔法陣の表面を雷が走っている。
そしてその魔法陣の電気容量が限界に来た時、その魔法陣の中心から雷の球がウォーターワイバーンに向かって発射された。
その雷の球はあまりにもスピードが速いのとウォーターワイバーンの図体がデカかったおかげで直撃した。
『ズドォォォオオオオオオオオンンンン!!!!!!』
轟音と共にウォーターワイバーンがいた場所にとても大きな水柱が立った。
創は自分たちの周りに魔法障壁を展開して感電は防いだ。
創(流石に電気が弱点だから少しは動きが止まってくれるよな?)
創の期待を裏切るかのように、ウォーターワイバーンは創の今出せる最高威力の雷魔法を食らっても一切のダメージが無かった。
それにウォーターワイバーンの泳ぐスピードはさっきと全く変わっていなかった。
創「おいおい、マジかよ..........何であの威力を食らってもピンピンしてんだよ...........仕方ない、別の攻撃手段を試すしかない。」
草「別の手段って何かウォーターワイバーンに効きそうな技があるの?」
創「いや、全くもって分からない。だけど何もしないよりはマシかなっと思いまして...........。」
レーナ「創さん!!何でもいいので何とか足止めをしてください!!少しずつですが追いつかれてきてます!!」
そう言われて創はウォーターワイバーンと自分たちの距離を見てみるとさっきより距離が短くなっていることに気付いた。
創「おいおい!?本当にちょっとずつ追いつかれてきてるじゃん!何とか足止めをしないと!!」
創は再び頭上に何か術式が刻まれている剣を大量に創造した。
そしてその剣たちに魔力を流すと、剣たちは赤熱し、刀身が少し膨張した。
創はその剣を再びウォーターワイバーンに向けて射出した。
そして剣とウォーターワイバーンが接触した時、
『ドゴォォォオオオオンンンンン!!!!』
大きな爆発音が響き渡った。
そして創はその剣を創造しては射出し、ウォーターワイバーンにぶつけていった。
しかし、ウォーターワイバーンは一切怯むこともなく、創たちとの差は順調に縮めていった。
草「主様!?ウォーターワイバーンに一切ダメージが通ってない気がするけど!?」
創「言われなくても分かってる!!だが今、俺が出せる最高威力の攻撃手段はこれくらいしかないんだ!!」
草「それだったら封印を解けばいいんじゃない!?封印を解けばウォーターワイバーンにダメージを与えられる攻撃が出来るんじゃない!?」
創「それがさっきから封印解除の申請をしてるんだがオリジンから許可が下りないんだよ!!明らかに封印解除無しじゃ勝てない相手なのに!!」
創はさっきから封印解除の申請をしているが一向に許可が下りない。
草「どうして申請が通らないの!?」
創「分からん!!!だが、封印解除をする余裕がない可能性が高い!!」
草「それってどこかで世界の改変を行おうとしている者がいるってことだよね!?それってすごく危険な状況じゃない!?」
創「それなら大丈夫だ!!抑止力の代行者が動くから心配する必要はない!!それよりも自分たちの心配をするのが先だ!!」
ウォーターワイバーンは既に創たちとの距離は目と鼻の先だった。
創「レーナ!!直接掴まっていいか!?」
レーナ「はい!もちろんです!!」
創は今、草薙剣を経由してレーナに捕まっている。
そして創はレーナからの許可が下りたことにより、直接レーナの体に掴まった。
創「草薙!!剣に戻ってくれ!!」
草「分かった!!主様!!」
そうして草薙剣は剣の姿に変わり、創は草薙剣を握った。
創「俺が何とか時間を作る!!レーナは心配せずに泳ぐことに集中してくれ!!!」
レーナ「はい!」
そうして創は間近に迫ったウォーターワイバーンを足止めし、何とか時間を稼ぐために次の行動に移ったのだった。




