獣狩り十
ついに200話突破!!!
アイナたちはすぐに西エリアに着いた。
アイ「こんなに酷いことになってたんだね...........。」
アイナはこの光景を見てレーナのように驚愕したが、すぐに切り替えて大声で叫んだ。
アイ「今から結界を解くので皆さん離れていてください!!!!」
アイナがそう言うとさっきまで負傷者に暴行を加えていた者たちが一斉にその手を止めてアイナのことを見た。
そしてその集団の中の一人がアイナに近づいてきた。
男「それは本当なのか!?俺たちはここから出ることができるのか!?」
アイ「はい、出られることは出来ます。ですが条件があります。」
男「条件?出られるならなんでもするぞ!!」
アイ「貴方のように負傷者に無駄な暴行を加えた者たちは全員自首して貰います。これが貴方たちが外に出られる条件です。」
男「なっ!?」
アイナからの要求を聞いた途端、その男だけでなく他の負傷者に暴行を加えていた者たちがその場で固まった。
アイ「今貴方はなんでも聞くと言いましたよね?なので自首して貰います。自分たちは正義と言って暴力を振るって楽しんだ後、神を殺しましたと。」
男「それじゃあ俺たちは捕まっちまうということなのか!!!!」
アイ「どうして怒るのですか?貴方たちは捕まってもおかしくないことをしていましたよね?もしかして自分たちは捕まらないとでも思っていたのですか?本当にどうしようもないゴミですね。いえ、それではごみに失礼ですね。貴方たちはごみ以下です。」
男「このクソアマがぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!」
そう言って男はアイナのことを殴ろうとしたがアイナの隣にいた草薙剣によってその拳を止められた。
アイ「別に私に暴力を振るっても構いませんよ?その時は貴方はここに放って行きますがね。私はここで貴方に死刑を言い渡すこともできるのですよ?大人しく捕まることをお勧めしますが?」
男「死刑?ははははは!!!!!それだったらお前も豚箱にぶち込まれるだろ!!!お前もしかして馬鹿か?」
そう言うと他の暴行を加えた者たちも笑い出した。
アイ「ではこれを見ても笑っていられますか?」
男「こ、これはっ!?!?!?」
そう言ってアイナは右手に魔力を流してとある紋章を浮かび上がらせた。
それは現アヴァロン王の紋章であった。
男「あ、貴女は第一夫人のアイナ様ですか!?!?!?!?」
アイ「はい、私は現アヴァロン王の第一夫人、如月 アイナです。それで貴方はまだ死刑を言い渡すことができないと私のことを馬鹿にしますか?」
そう言うと他の男がアイナに質問した。
男2「じゃあ俺たちが自首したらどんな罪に問われるんだ???」
アイ「そうですね、戦争の最前線に送り込まれて突撃兵にでもされるのが妥当ですね。」
男「くっ!クソ!!!せっかく助かると思ったのに!!!これじゃあここに残っても捕まっても俺たちの結末は同じじゃねぇかあ!!!」
アイ「そうですね、結末は同じですね。戦場で使い捨ての駒にされるかここで怪物に喰われて死ぬか。私は戦場に行くことをお勧めしますよ。もしかしたら生きて帰れるかもしれないし、死んだとしても神国アヴァロンのために戦った英雄になれるのですよ。」
男3「俺は自首します。」
そう言ってアイナの前に現れたのはさっきレーナが会った自分の娘を殺した男だった。
アイ「貴方は自分の罪を認め、その償いとして戦場に行くのですか?」
男3「はい、私は自分の娘を殺しました。怪物からの攻撃で娘は負傷してしまい、殺すしか助ける方法がなく、娘を自分の手で殺しました...........。」
男は自分の罪を泣きながら言った。
男3「私はどうしても娘を殺した罪を償いたいです!だからどうか私を自首させてください!アイナ様!!!」
男はそう言いながらアイナのことを見た。
その目から揺るがない固い意志があることがわかった。
アイ「わかりました。貴方には罪を償うことを認めましょう。」
男3「ありがとうございます......アイナ様...........。」
アイナと男のやり取りを見た他の者たちもアイナのところに集まりだし、全員が自分の罪を打ち明け、懺悔した。
そしてアイナはその者たちの話をしっかり聞き、全員の自首の許可を与えた。
普通、あの者たちはこの場で即死刑になるようなことをやってきた。
だがアイナは自分の罪と向き合い、償うチャンスを与えたのだ。
そしていつの間にか暴行を加えていた者たちは全員が自首することを選んでいた。
アイ「それでは皆さん、今から結界を解くので離れていてください。」
アイナはそう言って草薙剣を剣の姿に戻して手に持った。
そしてその刀で結界を斬ると
『パキン!!』
と音と共に結界が破られた。
アイ「それでは皆さん、東エリアに向かって急いで逃げてください。それと負傷者の方々はここに残ってください。」
アイナがそう言うと負傷していない者たちはアイナの指示通り走って東エリアを目指した。
そしてこの場には負傷者だけが残った。
アイ「貴方たちに大切な話があります...........。」
アイナは悲しそうな顔でそう言ったのだった。
アイナって創の前ではポンコツだけど意外と優秀なんですよ?何せ神々の国の王女様ですからね。




