創 VS 量産型
はじめに仕掛けたのは創だった。
創「八武神流 五式 百花繚乱ーーー」
創がそう言って草薙剣を振ると同時に百の斬撃が出現し、ロボットに襲いかかる。
『ガキィィィィィイイイイイイイイインンンンンンンンンン!!』
ロボットは百の斬撃をいとも簡単のように防いだ。
創「タネがバレてるな」
創が言うタネとは百花繚乱はあくまで一番最初に放った斬撃をコピーして百の斬撃に昇華させているだけで、斬撃の威力や切り方などは全て一方向である。
そして、射程距離も横には少し広いが、縦と高さの距離は一番最初に放った斬撃と変わらないため、敵一体に放つ時は百の斬撃を一つに重ね合わせて威力を百倍にした斬撃として使っている。
そのため、百花繚乱は一対一ではあまり強くなく、その進化を発揮するのは対軍戦の時である。
創「八武神流 五式 百花繚乱ーーー」
そして創が再び百花繚乱を放つが
『ガキィィィィィイイイイイイイイインンンンンンンンンン!!』
とロボットが百の斬撃を弾いた瞬間、創はロボットの懐に潜り込み、右手に小型化したレールガを高速召喚し、ロボットのガラ空きになった腹部にレールガンを押し当てた状態のままでトリガーを引いた。
轟音と共にレールガンから放たれた鉄の弾はロボットの腹部をいとも簡単に貫通し、レールガンの弾は遥か彼方まで飛んでいった。
ロボットはあまりの威力に腹部に大きな穴が開き、その反動でバランスが崩れてしまい、勢いよく飛行機の上から落ちていった。
創「ここで終わってくれたらありがたいがなー」
創がそう言った瞬間、下からジェットエンジンの駆動音と共にものすごい勢いでさっきのロボットが飛行機の上まで戻ってきた。
創はそのロボットの腹部を見てみると、さっきレールガンによって大穴が空いてしまった腹部が完全に治っており、明らかにさっきよりも装甲が厚くなっていた。
創が壊したはずの腹部が治っていることに気を取られていると、ロボットは足についている小型ジェットを使い、目にも留まらぬ速さで創に接近し、ロボットは剣に変形させた左腕をさらに大きな剣に変形させ、創に斬りかかった。
創はあまりの威力に吹き飛ばされ、飛行機からギリギリ落ちないところで何とか勢いを殺して止まれた。
創「こっちは飛行機にダメージを与えないように戦わなければいけないんだ。もう少し、加減をしてくれても良いと思うんだが?」
創がロボットにそう言うが、ロボットからの反応はない。
そして創がもう一度、レールガンを撃ち込ために構えた瞬間、既にロボットは創の至近距離まで詰めており、右腕を自分の体の大きさよりもデカい固定砲台に変形させ、創の腹部に押しつけ、零距離砲撃をお見舞いした。
創は何とか服の下に魔法障壁を展開することにより、砲撃を防ぐことは出来たが、あまりの威力に勢いを殺すことができずに飛行機から叩き上げられ、遥か上空へと吹き飛ばされた。
そしてロボットが変形させた右腕を戻している時、自分の足に透明なワイヤーのような物が絡まりついているのを発見した。
ロボットは足に絡まりついているワイヤーを切ろうとした時、ワイヤーがとても強い力で引っ張られた。
ロボットはあまりの力に飛行機から落ちないように踏ん張っていると、遥か彼方に飛ばされたはずの創が勢い良く近づいてくるのが見えた。
そしてロボットがワイヤーの先を見てみると、創の腰についているベルトのような物に繋がっており、そのベルトのような物はワイヤーを勢い良く巻き取っていた。
ロボットは何とか踏ん張りながらワイヤーを切ったのだが、ロボットがワイヤーを切った瞬間、創はクナイのようなものを創造の権能で生み出し、目にも留まらぬ速さでロボットに向けて投げた。
ロボットは飛んでくるクナイを避けることが出来ず、右腕に突き刺さった。
そしてロボットの右腕に刺さったクナイにはワイヤーが伸びており、そのワイヤーの端は創が握っていた。
ロボットはクナイを抜こうとするが、クナイには返しがついており、なかなか抜けなかった。
ロボットがクナイを抜くのに苦戦している隙に創はクナイから伸びているワイヤーをベルトについている巻き取りの機械に取り付け、勢い良く近づいていった。
そして創があと少しで飛行機まで戻って来れそうになった時、ロボットはクナイが刺さっている右腕を切り落とした。
クナイが切り離されたことにより、ロボットは創がまた上空へと吹き飛ばされるとと予想していたが、創は投げたクナイに魔力を流すことにより、クナイに刻まれていた術式が起動し、クナイは勢い良くロボット目掛けて飛んでいった。
ロボットは予想外の攻撃に一瞬、隙が生まれてしまったため、創が放ったクナイはロボットの左足に刺さった。
そして創はクナイから伸びているワイヤーのおかげで飛行機まで戻って来れた。
創「お前の性能と見た目から見るからに、お前は混沌に誘いし者たちが作ったリーパーの模造品だな?それにパーツから見るに、そこまで高いパーツが使われていない。ということはお前は量産型だな?」
創はそう問いかけるが反応はない。
創「まあ、良い。俺はお前をスクラップにするだけだからな。」
創はそう言ってベルとのワイヤーの巻き取りの機械からワイヤーを外し手に持った。
創「今度はこっちの番だ。」
創くんのワイヤーは進撃の巨人の立体起動装置ではなく、タイタンフォールの方が近いです。




