男湯からの脱出二
創は必死に考えた果てにアイナたちが出入り口から離れるまで隠れることにした。
創(この作戦しか俺の生き残れる方法はない!不幸中の幸いか大浴場はとても大きい。これでやり切るしかない!どうして俺は風呂にもゆっくり入れないんだ!!おかしいだろ!!)
創はそう思いながらどこに隠れるのが良いか考えながら隠れ場所を探した。
創の屋敷の大浴場は創の作った隔絶された空間に存在しておりとても大きい。
そして風呂の種類もたくさんあるため結構複雑になっている。
そのため頑張れば見つからずにやり切れる可能性が高い。
創(運良くあいつらが出入り口から離れたタイミングで逃げれたらいいが)
アイ「創くんのことだからアイナたちが出入り口から離れたタイミングで逃げようとするから魔術で鍵をかけとかないとね。」
創(やっぱりやってくるか。アイナのやつ、俺のことになるとほんとに容易周到だな。これじゃあ絶対に逃げられないな。さてどうしたものか)
創はこの絶望的な状況からどう脱出するか考えていると体から蒸気が上がってきた。
創(これはもしかしてこれは男に戻る予兆じゃないか!!男に戻れるならこの状況をどうにかできるな)
創がそう思っているうちに創の体は蒸気に包まれた。
そして蒸気の中から出てきたのは両手両足が義手義足の男の創だった。
創「これで体は完全に戻ったな。よし、作戦開始だ。」
◾️
一方アイナたちは創を見つけるのに苦戦していた。(お風呂を楽しんでいるから)
アイ「もー創くんはどこにいるんだろう?」
アン「どこかに隠れてるんじゃない?出入り口は使えないからゆっくり着実に探していけばいいんじゃない?」
アイ「そうだね。お風呂にゆっくり入りながら探そ。」
アイナとアンは出入り口が使えないことをいいことに温泉を楽しんでいた。
ちなみにお風呂と言っているが全て温泉である。
陽奈、リア、ベル、レーナ、ノエルはアンとアイナが入っている温泉から少し離れた温泉に入っていた。
陽「どうしてアイナちゃんとアンはそんなに創くんと入りたいんだろう?裸見られるの恥ずかしくないのかな?」
レ「アイナたちはそんなこと考えてないと思いますよ?だってそのようなことを考えていたら創さんのことなんて探さないと思いますしね。」
陽「それじゃあアイナちゃんたちは創兄に裸を見られることに気づいていないってこと?」
レ「そうなりますね。アイナは創さんのことに夢中になり過ぎて創さんと一緒にお風呂に入ることしか考えていないと思いますがアンの方はまだあったばかりなのでわかりませんね。」
陽「それでレーナは創兄に裸見られるのは恥ずかしいの?」
レ「はい、とても恥ずかしいです。創さんには数え切れないほど見られていますがいつまで経っても慣れません。それに創さんはまじまじといやらしい目で見てくるので余計に恥ずかしいです。」
陽「やっぱりレーナも恥ずかしいんだね。それで他のみんなはどうなの?」
リ「私はオフの時じゃなかったら大丈夫かな。レーナも言ってたけどオフの時の創のあの目と態度でこられるとさすがに恥ずかしいな。」
ベ「私はどんな時でも見られるのは恥ずかしいですね。やはり想いを寄せてる殿方に自分の裸体を見られるのには抵抗が少しあります。ですがご主人様のためとあらば私は頑張って見せますよ。」
ノ「私はリアと一緒かな。あの目と態度でこられると誰でも恥ずかしいと思うよ?」
陽「やっぱりみんな恥ずかしいんだね。陽奈だけだと思ってたから安心したよ。」
陽奈がそう言った後に
『コーン』
桶が地面に落ちる音が聞こえてきた。
その音と同時にアイナとアンは立ち上がった。
アン「今のって創くんじゃないの?」
アイ「たぶんそうだと思う。創くんって結構ドジだから。よし、アン!早速見に行こう!」
そうやって二人は音が聞こえた方に向かっていったのだった。




