リビングでの談笑
ベルたちはアンに屋敷を一通り案内した後、リビングルームのソファーで談笑していた。
アン「私ずっと気になっていたんだけど創くんってどうしてずっと眼帯をつけているの?」
陽「それはね、創兄の左目は強力な神眼なんだけどあまりにも強力過ぎて封印されている状態だったら制御が出来なくて危ないからだよ。それと創兄の眼帯は特別な眼帯でどんな神眼でも無力化できるものなんだよ。」
神眼とは神族が稀に持って生まれる特殊な眼で、眼に刻まれた力を行使することができる。
例えば炎の神眼を持って生まれた場合、自分の視界に入る範囲どこでも好きな場所に炎を出現させることができる。
同じ神眼でもランクがあり、一番上のランクの神眼になると魔法や魔術の最高位のものと威力が変わらない。
場合によっては最高位の権能の変わらない場合もある。
それに神眼は詠唱や魔法陣などの予備動作もいらないためとても強力だ。
神眼はオリジンからの贈り物と言われている通り抑止力の影響を受けることもない。
アン「創くんはそんな強力な神眼を持ってるんだね。それで創くんの神眼はなんなの?」
陽「それがわかんないの。」
アン「えっ?わからない?陽奈でも?」
陽「うん。アイナちゃんも知らないって言ってたしたぶんみんな知らないと思う。けど眼自体は何回も見てるよ。家だったら眼帯を外してること結構あるしね。」
アン「ゼルクレイグも創くんの神眼の能力はわからないの?」
ゼ「そうだね。私もご主人様が使ってるとこは見たことないな。けど龍神界隈の情報によると今までに何回か使ったことがあるらしいよ。その現場を見た龍が言ってたけど全く能力が把握できなかったって言ってたよ。それと私もご主人様の眼はどこかで見た気がするけど思い出せないな。」
アン「使った現場を見てもわからないっていったいどんな能力なんだろう?」
陽「余計わからなくなってきたよ...........。」
アン「話変わるんだけど創くんとアイナは今頃何をしてるんだろう?」
ベ「お二人なら森の方に出かけていきましたよ。おそらくお散歩デートに行ったのでしょう。」
アン「あの二人仲直りするの早くない?」
ベ「いつものことですからね、お二人とも慣れているんでしょう。もうそろそろ十七時ですし帰ってくる頃でしょう。」
そうベルが言った時、玄関のドアが開く音が聞こえた。
アン「すごい!ドンピシャだ!」
ベ「あの二人はよくこの時間帯にデートに行くのでアンさんもそのうちわかるようになりますよ。」
アン「あの二人ってそんなにお散歩デートに行くんだ。」
創「ゆうても三日に一回あるかないかぐらいだぞ?」
アン「ひゃあっ!!」
アンはいきなり創の声が真後ろから聞こえて驚いた。
創「そんなに驚くことはないだろ。ここから玄関までそう遠くないぞ?」
アン「それでも早過ぎじゃない!?そんな一瞬で来れる距離じゃないと思うんだけど!?」
創「転移魔法でワープしてきたからな。あと俺の神眼について話してたのも全部知ってるぞ?」
アン「えっ!?どうしてわかったの!?」
創「それは内緒だ。それで聞きたいんだがレヴィアタン見なかったか?湖の方に探しに行ってもいなかったんだが?」
ベ「レヴィアタンなら地下室にいると思いますよ。」
創「わかった。それじゃあ俺は見に行ってくるよ。」
そう言って創はリビングから出ていった。
ベ「私も少し用事がありますのでここで失礼します。ゼルクレイグもついてきてください。」
ゼ「わかった。それじゃあ私も行くね。」
そう言って二人も出ていってしまいアンと陽奈だけになってしまった。
陽「今からどうする?」
アン「私は明後日の旅行の準備をしようかなって思っているよ。」
陽「それじゃあ陽奈もそうしようかな。だったら次は夕食まで解散だね。それじゃあまた夕食の時に会おうね!」
そうやって二人もリビングから出ていったのだった。




