セシルとアン
創はみんなにセシルが無事に治ったことを報告した。
創「後遺症が残ら心配もないしセシルを完全に治すことができたぞ。」
アン「それはほんと!?後遺症も残らずに完全に治すことができたの!?ありがとう創くん..........本当にありがとう..........。」
アンは弟のセシルが何事もなく完治したことに安心してか涙が溢れてきた。
創「ほらほら、泣いてないで早くセシルに会いにやってやれ。俺は今後の手続きとかしてくるから。」
アイ「私も創くんについて行くよ。」
陽「あっ!私もっ!」
ゼ「私はご主人様について行きます。それがメイドですからね。」
そうやってアン以外のみんなは受付に向かうためにエレベーターニ向かったのだった。
アンはそうして一人になってしまった。
アン「これは入るしかないね.............。」
アンは少し緊張していた。
創はセシルの病気は治ったと言っていたが今まで最新の医療を試してきても治らなかった弟の病気がこんなにあっさり治るとはいくら創だからといって信じられない。
本当にセシルの病気が治っていることを信じてドアを開けた。
アン「セシル?入るね?」
そう言ってアンはセシルの病室に入った。
セ「やあ、姉さん。どうしたんだい?そんなにかしこまっちゃって。」
アン「いや、そんなことないよ!それでセシル?病気は治ったの?」
セ「ああ、すっかり。後遺症もないようだしリハビリをしたら今までどおり暮らせそうだ。それに戦闘訓練は創兄さんがしてくれるそうだからそっちの心配なさそうだ。全部創兄さんのおかげだよ。ってその顔はもしかして姉さん?創兄さんのこと信じてないな?」
アン「うん、ちょっとね。創くんのことは信じたいんだけど今までのことがあるから少し信じられないの..............。」
セ「それじゃあ治ったことを証明するよ。」
そう言ってセシルは杖なしで立ち上がった。
そしてアンのもとまで普通に歩いていった。
セ「ほらね、ちゃんと治っているでしょ?今までだったら杖がなかったら歩くことができなかったけど今はこうして普通に歩くことができるようになったんだ。ほんとだったでしょ?」
アン「ほんとに.......ほんとに治ったんだね..........。」
アンはセシルの病気が治ったことを知った瞬間、今まで堪えてきた感情が溢れ出し、涙が目から溢れた。
セ「もう、姉さん?そんなに泣かないでよ。」
アン「だって........だってずっと治らないと思ってたから........。」
セシルはアンが泣き止むまでずっとなぐさめていた。
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一方創たちはセシルの手続きをするために受付に向かっていた。
陽「セシルくんの病気ってなんだったの?」
創「口外禁止の条件なら話せるが?」
創がそういうと他のみんなは頷いた。
創「セシルは病気じゃなくて呪いをかけられていた。それも最新の医療を用いてもわからないほどのものだ。」
アイ「それって創くんレベルの敵がかかったってこと!?」
創「ああ、そうだ。それにあの呪いの魔法陣は軍の魔法・魔術書にも記載されていなく、俺でも見たことないオリジナルのものだった。その魔法陣には魔術と魔法が組み合わされていたが権能の力や潜在能力は使われていなかった。」
潜在能力とは生まれ持った特殊能力である。
潜在能力にはいろいろ種類があるがほとんどのものは強力で潜在能力持ちがいると戦局が逆転すると言われているほどだ。
それに潜在能力はこの世の抑止力の影響を受けない。
権能と似た能力である。
だが権能と違うのは潜在能力のほとんどが戦闘に向いていることだ。
ちなみに潜在能力は権能と同じで魔力を消費しない。
ゼ「潜在能力も使われていればご主人様でも解除するのには時間がかかるから潜在能力持ちじゃなくてよかったね。」
創「そこが唯一の救いだったな。」
創たちが話しているうちにエレベーターは一階に着いた。
創「それじゃあさっさと手続き終わらせてアンとセシルのところに戻るぞ。」
そうやって創たちはセシルの病態の回復を報告しリハビリをしてもらうように契約をした。
創「これでよしっと。それじゃあ三階に帰るぞ。」
創たちは再びエレベーターに乗り三階に向かったのだった。




