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退魔師組織の協力 1

ここから大空視点

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 現在、2chRead 対策で本作品「作品名」につきましては、


 部分的に本文と後書きを入れ替えると言う無断転載対策を実施しております。


 読者の方々には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いします。 


 Copyright c 2018 いか太郎 All Rights Reserved. 


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



 大学構内では帰ろうと移動していく大学生がよく見られる。


 今は平日の午後、本日の講義の終わった時間。


 その中で大空は待ち合わせの教室へと向かっていた。


 今回は任務の説明で集合するため、8人が一向に向かうことになる。


 大空は手荷物を片手で持ち、廊下を歩いていた。



(さて、今回の任務はなんだかな?)



 大空は口から笑みが出てきて、心の中で期待をする。


 最初は不安はあったが、最近の大空は任務に対しての期待が大きくなりつつあったことがある。


 前回の人魚探し任務ではいまいち発揮はできなかったが、戦闘に対して楽しみなところがあった。


 自分はどれくらい戦えるのか、それが一番理解を深める場所が任務にある。


 そう考えているうちに大空の目に見知った人が映る。



「あ、おーい、大越ー」



 別の通路から合流した大越に向けて手を横に振りながら、大空は声をかける。


 すると、大越は大空の方へ振り向いて口を開く。



「あ、朱鷺子さん」



 大越は声を出して止まる。


 愛川もいるわけでなく、大越一人だけのようだ。



「大越だけで今から教室に向かうんだろ? 一緒だな」



「あ、はい、そうです。愛理栖ちゃんは後で来るって言ってました」



 大空は大越と合流してから話し、大越は愛川のことも話しながら同意の意を話す。


 不快とまでは言わないが、大越の話には落ち着かない部分を感じていた。



「そうかしこまらなくてもいいからな。アタシのことは朱鷺子と呼んでも構いやしないよ」



「え? あ……じゃあ、そう呼ぶ……朱鷺子……」



 大空はさん付けはしなくていいとの言葉を使い、大越は承諾を言う。


 言葉の方も怪しい部分はあるが、変える努力は見て取れる。


 立ち話だけでは教室に行けないので、大空は移動も始めて、大越も後を追う。



「ところで、愛川の近くで気苦労もそこそこありそうじゃないか?」



「ええ、そうなんで……いえ、そうなのよ」



 大空は愛川のことで話題を出すと、大越はそうだと肯定の言葉を出す。


 愛川も方向は違うが手を焼く友人だと言うことは一緒なので、大空は大越にも親近感を感じる部分はあった。



「そう思っていたんだよ、突然驚くこと言う人だとは思っていたんだ。そっちはそっちで大変だよな」



「うん、そうなのよ。何とんでもないことを言い出すかいつも気がかりになってしまいそうで……」



 あの時の自己紹介を思い出しながら、大空は語る。


 愛川の自己紹介のところでよくあんなことを言えたものだと驚きと関心もあった。


 大越も気苦労を語り、頷きながら大空は話を聞いた。



「苦労しているのは分かる。こっちも松という似たようなのがいるからな」



「ああ、なんだか苦労はありそうな感じです……感じよね」



 大空は大越の話に同意しつつ、古賀松のことを話題にすると、大越も古賀松の話で理解を話す。



「あえて空気読まずに発言するからな。でも、空気は読める方だし、読むときは読めるやつだよ」



「そうなんで……そうなんだ。やっぱりそんなに悪いって人ではないんだ……」



 大空は古賀松の悪いところも言いながら、良いところも話し、大越は古賀松の印象についてを話す。



「そんな凄く嫌になることは松の奴はやらないからな。ないとは思うけど、もしも嫌なことをされたっていうなら、直接本人に言ってもいいし、なんなら私に言ってもいいからな」



「ええ、その時は言ってみようかな」



 大空は古賀松の話で補足を語り、大越も会話をした。


 これでも高校の時は古賀松と連んでいたので、古賀松のことは大空自身も知っていることは多い。


 他人をからかうことは結構多い古賀松だが、相手の一線を超えるような事だけは避けてもいて、知り合いの手伝いも困った時にはすぐに駆けつけて来るような人間なのだ。



「じゃ、着いたわけだし、この話は区切りってことで」



「そうね、朱鷺子さん」



 待ち合わせの教室に着き、大空は話を区切ることを話せば、大越はそれに同意する。


 大越はドアを開ける時、ここで、大越は言葉に気付いたことがあった。



(あれ? 最後はさん付け……?)



 大空はふと心の中で思いついたことがあった。


 大越は最後だけさん付けで呼ばなかったことだ。


 それをきっかけに割と大越の言葉は不快はないもぎこちなさは所々ある事が理解出来る。



(朱鷺子呼びが性に合わないってことか……やっぱり……)



 大越が推測を心の中で纏めると、大越は部屋を覗いて口を開く。



「あ、柄池君も龍富君もいたんだ。私たちも早くきたと思ったんだけど」



 大越の言葉から部屋には先に柄池と龍富がいたことが分かる。


 心残りはあったが、大空は考えを切り替えて部屋へと入る。




「8人全員揃ったな……それじゃ、今回の任務について話をする」



 こうして8人が揃い、龍富は立ちながら話を始めた。


 皆は時間に遅れる事なく、予定していた時間に始めることができたことになる。



「まず、今回の任務内容だが、俺たちは退魔師支部を護衛することになった」



「結構大ごとそうな任務じゃないか、アタシはこういうのは構わないけど」



 龍富は任務の触りについて先に話すと、大空は今回の任務に前向きな意見を出す。



「聞こえはいいかもだが、やる事は大したことはないさ。ただ見張って何かあったら報告するだけで」



「そう言って、前回みたいに戦うんじゃないの?」



 龍富は補足の形で大空の話に修正の言葉を加え、本をそばに置いた八雲は新たな疑問を口に出す。


 言葉を聞いて大空は期待していた分の落胆を感じていた。


 もしかすると、消化不良の大きさと期待の大きさは自分の中で比例関係があるのかとも考える。



「否定はできないね、それは。ただ、ここの皆んな戦わないようには他の退魔師たちも頑張ってくれるから、そこは信じていいからね」



「ああ、そうなんだ。確かに支部の護衛だから、俺たちだけって事はないか」



 柄池は否定はしないながらも、戦いには巻き込まないように努めるとのことを話し、御堂は納得の言葉を話す。


 八雲自身、異論はないようで、無言の意思を伝えていた。



「そうなるんだ。要点を摘むと、俺たちのやる事は見張りだけで、戦わずに逃げても問題はない、ってところだ。厳密には俺以外が、だな」



「俺はみんなと一緒にいるから大丈夫だからね、何かあったら俺に言って」



 龍富が要点を話すと、柄池も補足として言葉を付け加える。



「龍富君はこっちこないの? 何で?」



「そこはそろそろ本題に移りたいから、そこと同時に話す」



 愛川はふと思ったのか疑問を呟くように話すと、龍富は説明を後回しにすると話して別の話題に帰る。


 大空も実際気にはなっていた部分なので、興味はあったが後で話すとも聞いて何も言わなかった。



「今回の任務、退魔師組織支部の護衛だが、今回その支部に襲撃予告が入ってな。いつ来るかは大まかにしか分からないけど、こっちで指定された日時に護衛してほしいって任務だ」



 龍富は手を小さく動かしつつ、任務の説明をしていた。



「期間は1日だけでいいからって事。休みの日に行って欲しいっても言ってたね」



「あ、それじゃあ、見張ってて何も見なかったってこともありそうね。襲撃もいつ来るかは分からないって事だし」



 柄池は期間についてを説明すると、大越は危機がない可能性についても話す。



(危険がないってのが理想なんだけど……何だけどな……)



 大空は危機的なことがないということを一番だと考えている中で、ほんの少しの不満がある自分も感じていた。


 周りは戦いたくないかもしれないし、大空も戦いがないことが一番いいと分かるも、それが不満でもあるところがあった。


 この話から大空は頬杖をついて聴き始める。



「そうだけど、何かあっても動けるようには気を緩めないでね」



「俺は退魔師としてみんなよりも前に出て警戒をしないといけない。そこが俺だけがみんなと一緒にはなれない理由だ」



 柄池は警戒を怠ってはならずともはなし、龍富は補足と愛川の疑問を纏めて話した。


 大空は龍富がどうこうできない理由について納得し、愛川も納得の話を聞けて、口を小さく開け頷いている。


 今回の任務は退魔師がメインで動くという感じだと理解が出来た。



「で、任務の内容はこれで十分として、もう一つ重要なことを言っておく必要がある」



「ん? 何か?」



 龍富は内容についての話を終えると、大空は疑問を呟く。


 すると、龍富から言葉が出て来た。



「今回の任務は俺の父さんが来るってことだ」

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