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自分の間抜けさに呆れ果てる。徹夜でゲームしてコンビニに行って、それからトラックに跳ねられました。
バーカ。
バカバーカ、俺のバーカ。
遠くに聞こえる救急車の音も、コンビニの店員さんのオロオロした態度も、アスファルトに染み込んでいく俺の血も、今はどうでも良かったんだ。
死ぬんだな、俺。
呆気なくやってきた予想外の幕引きに、俺はため息をつきたくなる。けれどどこかが潰れたのか、体は言うことを効かなくて。
意識が遠のいていくのを実感する。漫画とゲームの中でしか知らなかった、死という現象が体を包み込んでいく。
走馬灯は流れない、天使の迎えもやって来ない。
胸の中にあるのはたった、一つの後悔だけだ。
君は泣いてくれるだろうか、君は想ってくれるだろうか。
こんな間抜けなバカの気持ちを、いつかどこかで受け取ってくれるだろうか。
俺は、君が――。





