035
体育館にはすでに他のクラスが並んでおり2ー6が一番最後だった。
「おいおい。元鬼の風紀員さん率いる2ー6が一番最後とはどういうことだ?統率が取れてないんじゃないか?え?」
三年の並んでいるクラスから剛が叫ぶ。
「先輩みっともないですよ。全校生徒にもそんなんじゃ1生徒としての示しがつきませんよ」
叫んでいた剛に拳子はなるべく剛の元まで向かって小声で言う。
「三年のクラスの列まで来ていいのかよ鬼島ぁ。ほらお前のクラスの列あそこで止まってるぜぇ〜」
剛は太のクラスの並んでいた列に指を指して言う。太のクラスは拳子が剛のクラスに向かったことにより、その拳子が離れたところで列は止まっていた。
「・・・ふん!」
拳子は大人しく2ー6の列に戻った。その光景を見て剛はニヤニヤしていた。
2ー6のクラスが配置に着くと、中央の教壇の上に秋葉先生が現れる。
「えー。皆さん。わざわざ緊急の全校集会を行うのは理由があります。それを今から学園長に発表してもらうので皆さん心して聞くように」
そう言った後、秋葉先生は教壇から降り、次に学園町が教壇に立つ。
「では簡単に一言で言います。我が学園に早くも1人目のカップルが誕生しました」
え?なんでそんなことわかるの?まさかそのカップル自慢でもしたの?
と太は思っていると
「えー。なんでそんなことわかるのかと言いますが生徒が自慢したわけではありません。学園にはカップルが見つかれば逐一私の方へ報告する秘密の部隊がおりますので」
え?この学園そんなのいたの?
学園長からカップルが出来たら逐一報告される部隊があると知って恋尾学園の生徒はかなり恐怖していた。
「大丈夫ですよ。生徒名までは出しませんので。ただ1組目のカップルが出来たことを報告する為に集会を開きました。皆さん1組目のカップルがはやくも出来たと言うことは皆さんも頑張ればできるということですから皆さん。励んでくださいね。私からは以上ですが何か質問はありますか?」
モブの男生徒が挙手し、学園長はその子を当てる。
「1組目のカップルと聞きましたが学園はそのカップル1組しかいないんですか?」
「そうだね〜。調査によると恋尾学園には1組しかいないね」
マジかよ、と全校集会で並んでいた全校生徒は思う。
「だから皆さんフリーの人も多いから。頑張ってねー。学校行事も今職員の方々と考えていますが。皆さんどうか自分で付き合い始めてくださいね。後この集会が終わった後、恋愛委員会は2ー6に集まるように。ではこれで質問も終わりで私からの話も終わります」
学園長は一礼し、教壇から降り、また秋葉先生が教壇に立つ。
「では皆さん退場してください。教室に帰ったら気をつけて帰るように」
秋葉先生はそれだけ言うと教壇を降り、三年生から退場を始める。
こうして、1組目が出来た報告をするためだけの全校集会は終わった。




