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太と時夫、拳子の3人一緒に学園長室に向かう。
「今更だけどなんで二年生は俺たち3人で行ってるんだ?他の2人とも合流すればよくないか?」
「いや実は二年生の恋愛委員会はまだ丸山と古河しか分からん」
珍しい、こういう時こそメンバーを覚えたりして行動するような性格だと思ってたのに・・・
「えーと、あんまり言いたくはなかったけど、あの後の学園長の言葉聞いてから家に帰宅してもしばらく頭のなか真っ白になってその、同じ学年の恋愛委員会の人調べるの忘れてたの」
「でも今日はいくらでも時間があったんじゃない?・・・って時夫が」
時夫は「え?」と俺いってないぞという顔をしていたが、まぁ事実言ってないし思ってもいない。
当たり前だろ!こんな生意気な口聞いたら消されるじゃないか!
1人の生徒にまず人を消す力などない。太は勘違いしている。
「まぁ、今日はちょっと訳ありで。とりあえず早く学園長室に向かうよ2人とも」
何かを隠しているかのような拳子だったが、聞いて逆鱗に触れるようなことであれば殴られると思ったので太は言わずにいた。しかし、拳子の異変のもとがむこうから現れる。
拳子はやたら注意深く歩いていると、時夫が前方に人がいるのに気づく。
「おい。あそこに誰かを探している感じの人がいるよ?手伝ってあげなくていいの鬼島さん?」
キョロキョロと辺りを見回し誰かを探す制度が前方にいる。
「か、彼はきっと迷ってるだけだよ」
「だとしたらなおさら助けないとダメだよ鬼島さん。らしくないよ」
時夫は拳子に言う。普段は迷っていそうな生徒がいればそこまで案内したりするいい生徒のあの鬼島がなぜか嫌がっている。
これは何かあるな。
「見つけた!」
前方にいた男の生徒がこちらを見て言う。
「見つかった!悪い、迷惑かけるけど走って学園長室に向かうよ!そこまで行けば多分追ってはこなくなるだろうから」
拳子は太と時夫にいう。時夫は
「いや俺は構わないが、太は・・・」
そう、自慢じゃないが俺は足が遅い、それもかなり。ふくよかな体型だからじゃないよ?それだけは勘違いしないでよね!
「大丈夫。私に策がある」
「?」
太がなんだろうと考えている間に、拳子は時夫に近づき、耳打ちする。
拳子からの言葉を聞いて時夫はマジでやるのか?という顔をしていたが、拳子はいたって真面目な顔をしていた。
「まぁ確かにこれなら太も楽にいけるが多分屈辱的だぞ?」
え?2人とも何する気?ちょっと怖い・・・
「悪いな丸山。ここは耐えてくれ」
次の瞬間、太は仰向けに倒される。
え?一体何を?もしかしてやましいこと?やだ鬼島さんたら以外とだ・い・た・ん。
そう思っていると仰向けに倒れている太の横に立ち。
「それじゃ学園長室に向けて・・・GO!」




