011
温かい目でどうか・・・
学園長室で学園長の話を聞くと、恋愛委員会の15人は学園長室から出る。
「・・・今日は解散しましょう。恋愛委員会についてはまた明日話します。では解散」
魂が抜けたような感じで拳子はいい、皆帰宅して行く。
恋愛委員会解散と言われた時に、太は恋愛委員会のメンツを見ていると、メンツの中には雅もいた。
「君も恋愛委員会なのかい!マイシスター!」
太は愛のハグ的なことをしようとし雅に抱きつこうとする。
「バレたくなかったから出来るだけ隠れてたのにバレたか・・・ふっん!」
太の愛の抱擁を、雅は腹パンで太にかえす!そしてそれをあえて受ける太。
「やっぱ・・・これがいいんだよ・・・ね」
やぁこのパンチくらうと元気でるわ。めっちゃ痛いけど。それだけマイシスターの愛が深いってことだよね。
太は雅の腹パンをすごくポジティブに受けていた。
「はぁ。まぁ学園の決めたことだし、仕方ないか。じゃあ私は帰るから兄貴は少し遅れて帰ってきてよね。兄貴ってあんまり周りにバレたくないから」
「安心しなよマイシスター。君の愛によって俺はしばらく動けないよ」
太は雅の腹パンをポジティブに受けつつもそれは気持ちの話なので肉体的に言うと、蹲って腹を抑えてないとやばいくらいの痛みだった。
「そっ。じゃ先に帰るから。」
雅も帰り、太のところには時夫だけが残る。
「いやー見ていて清々しいほど太はすごいよな。雅ちゃんのあの腹パンをあんな笑顔で耐えきるなんて。ドM?」
「マイシスターのパンチ以外は受けたくはないよ。それとドMじゃないよ。昔から言っているだろう」
時夫は昔からこのコント的な絡みを見ていたので毎回、太にドMなの?と聞いていた。
そして毎回太は違うと答える。
「とりあえず俺はまっすぐ帰るけどどうする?恋愛委員会の自己紹介は明日の放課後らしいから、俺はこのまま帰るけど太は?」
「ふっ。このイケメンの俺はこのあとやることがあるのでまた帰宅はせぬよ」
決まった!と言った感じに顔だけいい表情をするが腹を抑えながらカッコつけてもかっこ悪いだけである。
「そうか、じゃまた明日な太、お疲れさん」
時夫も太に別れを告げ帰宅して行く。
時夫が帰って数分後、腹の痛みも収まってきた太は
「それじゃ、いつものとこに向かいますかな」
と言って動き始める。太は帰り支度を済ませ、荷物を持って、学園の屋上に向かう
「ふっ。ここが俺の1番のベストプレイス。さてそれではお楽しみの」
太は鞄を開けて、お菓子を出す。
太は週に1回、一人で屋上でお菓子を食べるのが恒例であった。
「うめぇ。さすが万能のお菓子、甘飴。甘くてこの飴を舌でコロコロ転がす感じも最高」
一人でお菓子タイムを楽しんでいると、屋上に誰かが来る。
ガシャ
「うんっ?今音がしたけど誰だ?」
太は後ろを向くと、今日入学式の時に綺麗だと言われていた白髪の綺麗な女の子が立っていた。
見たところ、すごく汗をかいていて誰かを探していたような感じだった。
「やっと見つけた。朝の人!」
はぁ?朝の人?俺朝は玄関で体力切れして蹲ってただけなんだけど、なんかしたっけ?
太は朝の人とか言われても全く心当たりがない。
「あなたにお話があります!」
「はぁ。何でしょう?」
太は白髪の子の次の言葉を聞くと少し驚いていた。
「わたしと・・・付き合わない?」
「・・・へっ?」




