第百十七話「キミの心に今すぐアクセス!」
どうも、三人称視点と各キャラの視点とで描き方を悩んでる作者です。
今回、前半がセクハラ回になってます。
苦手な方は1/3程読み飛ばしてください。
(゜3゜)<う〜ん、ぅおっぱぃ。
敵軍の司令官を捕らえた大和・ナナル連合軍は投降する敵兵の処理や、逃げ出した野盗化する可能性のある敵兵の掃討作戦に移行していました。
ちなみに総司令官は(記憶の件は置いといて)なんとか一命は取り留めた様ですが、いまだ意識は不明です。
そんな味方陣地に唸り声が響きます。
「ウガアアァァァァッ!!」
『ガンッ! ガンッ! ガンッ!』
「総統閣下!? ウチのⅣ号戦車を殴らないでください!」
あまりの羞恥心に発狂して戦車に拳を叩き込んで居るのはミーシャちゃんでした。
いまだに魔王少女の格好ですが川のこちら側に帰って来ていました。
たまに精神的に追い詰められるとああなるそうですが、かなり激しいです。
「総統閣下! 戦車の装甲がヘコんで来たんで本当にやめてください!!」
私から見ればとっても似合っていたんですが、そんな事を言えば更に怒り狂うのがわかるので言いません。
私がするような事になれば全力で拒否しますし。
すると拳から血をダラダラと流しながら、幽鬼の様にミーシャちゃんが近いて来ました。
「……ナターシャぁぁぁ……知ってたろぉぉ? 明らかに可笑しな格好だぁってわかってただろぅ? わかってて止めなかっただろぅ? 正直に言えよぉ……正直に言えばぁぁ……コォロシテヤルカラァ….…」
流石に身の危険を感じた私は半歩ほど後ずさりました。
ミーシャちゃんの事ですから、命の危険は無いでしょう。
しかし、ミーシャちゃんの事ですから身体的、精神的な危険をビシバシ感じます。
ミーシャちゃんのことですから、大事な事なので三回言いました。
「……このぉ、けしからんウォッパイしやがってぇ! そのウォッパイ揉ませろ! パイ乙揉ませろ! てゆーか吸わせろ、今、ここでっ!!」
ほら、やっぱり。
ワキワキと両手を動かしにじり寄って来ます。
サニーさんに「どうにかならないか?」と視線を送ると、無言で首を横に振られました。
「おいナターシャ、そのパイ乙を1/3+1/6+1/2俺に寄越せよぅ……ってなんだい、その態度は!? この俺様を冷めた視線で熱く見つめやがってぇ!」
ミーシャちゃんの暴走は加速していきます。
「……こうなれば……野郎共! くらえ大和流忍術【エロクナール】!!」
言うとミーシャちゃんはどこからともなく薄っぺらい本を取り出し男性軍人の前に掲げ、妙な動きを始めました。
「「「…………………!!」」」
「……えっと、閣下。それは?」
「バッカ! ここは術に掛かっとけって!」
ちょっとの間、唖然としていた兵士達ですが、何かを察したのか、一斉にハッとした表情を見せました。
「あぁ……閣下の忍術に掛かってしまった〜!」
「か、体が勝手に〜!」
「忍術なら仕方ないわ〜!」
「うん、仕方ない、仕方ない」
全部棒読みです。
「やい、そこのズッコケ傭兵団! 貴様らも手伝いなさいよのさ!」
「なんで俺たちがそんなくだらない事をしなきゃならないんだよ!!」
彼女の毒牙は偶々近くにいた傭兵団にも向きます。
「なにをぅ!? いーのかなぁ? おねーさんに逆らうととても切ない目にあう事になるぜぇ!?」
言うとミーシャちゃんは手元に小さな空間の穴を開けて腕を突っ込みました。
「魔眼の視界ジャックを駆使すれば空間魔法も便利に使えるんだぜぇ! おっと、ビンゴォーッ!!」
穴から引き抜かれた手には雑誌が一冊握られていました。
「オメェ、戦車に春画持ち込んでんじゃねーよ! イタリア野郎が見てたじゃねーか! ……しかも『軍服脱がして❤︎』ってエラくマニアックだな、おっつぁん!」
「てめっ、どうしてそれをっ!?」
へぇ、団長さんにそんな趣味が。
「……ほおぅ?」
サニーさんが意味深そうな視線を団長さんに投げています。
「い、いや! ち、ちがうんだ! これはっ!」
「………………」
「……うわぁーっ! そんな目で見ないでくれぇーっ!!」
「あ、逃げた」
「あっはっはっはっ! 貴様らもおもちゃにされてからかわれる苦しみを知るといいわぁー!」
団長さんはサニーさんからの眼差しに耐えられなくなり逃亡。
ミーシャちゃんは不気味に高笑い。
演出効果なのか背後で何か、ウネウネと動く物まで見えます。
すると、その触手的な何かはミーシャちゃんの胸の辺りをパンパンと叩きだしました。
「……だぁれ? さっきから私の慎ましいお胸をパンパンするのはぁ? 国家アイドルの私にこんな事をして……事務所が黙っちゃぁいな〜いわよぅ! ……って、あんじゃこりゃあ!?!?」
私も、おかしいな? とは思いましたが。
とにかく、ミーシャちゃんは触手に囲まれてしまっていました。
その触手の一本が動き、ミーシャちゃんの胸をパンパンすると、『やれやれ、貧乳かよ』と言わんばかりに触手を振りました。
「……………」
ミーシャちゃんは無表情で触手を見ていました。
爆発寸前の爆弾の近くにいる気持ちがよくわかります。
周りを見ると既に皆様、退避されてました。
この方達にはミーシャちゃんを守るとか助けると言う思考は無いようです。
『……プチッ!』
普段のミーシャちゃんを知っていれば守る気持ちなんてさらさら浮かばないでしょうし。
なにせ、暴走・興奮状態に陥っている彼女は輪をかけて凶暴ですから。
「これからデッカくなるんじゃあ! 死に去らせ、この変態触手野郎ーーっ!!!」
ミーシャちゃんは触手向かいいつの間にか取り出した『ましんがん』を乱射していました。
しかし、触手達は危険を感じ取ったのか一斉に地面に引っ込み。
「ギャアァァァ!?!?」
更に大量の触手が地上に出て来たかと思うと、ミーシャちゃんに絡みつきました。
地面が揺れ、大地にヒビが入ると、そいつは姿を現したのです。
『ニィィンジャアァァァッ! ニィンジャ、ナンデ、ニィィィンジャァァァァァッ!!!!』
「どんな鳴き声だそれぇぇぇぇっ!!!」
触手に絡みつかれたミーシャちゃんが上の方で叫んでいました。
そいつは巨大な一つの眼球に、球根の様な体を持ち、大量の触手を生やした化け物でした。
大きさは高さが15m、横幅が10m程の巨体です。
私達は急いで距離を取ります。
近くにいると明らかに危険です。
付近に居た戦車達は球根状の体に砲弾を撃ち込んでいますが自己回復力が高いのか直ぐに回復してしまいます。
味方戦車の大半は川の向こうで掃討戦の最中ですから戦力が足りません。
「馬鹿野郎ーーっ! 殺す気かーーっ!?」
上の方でミーシャちゃんが叫んでいますが、味方は混乱していて誰も聞いちゃいません。
すると地鳴りの様な音が聞こえて来ました。
地平線の向こうからカーキ色の物体が少しずつ姿を現します。
「ガッハッハッハッハッ! 陸軍大将ヴァルヴェルトただいま参陣!! さぁ、公国軍を蹴散らしてやろう! ガッハッハッハッハッ!」
10輌程の戦車に牽引されて現れたそれは更に大きな戦車でした。
異界転生 〜幻想使いの大魔王〜 版
キャラクター胸比べ!
(※本対比は『ブラクラのアレ』を参考にしています。それ見ながらだとイメージしやすいと思うよ!)
では小さい方からどーぞ!!
AAAクラス”No-BRA”
・マシリー・ノイルン(490歳、外見5歳児・発育不可)
・リリー・ロックフット(当時4.5歳・現在発育中)
・ニャル(外見8歳・150歳まで発育超遅)
・エミー・フォード(当時5.6歳・現在発育中)
・ミーシャ・R・ライヒ(8歳)
AAクラス
・フランシスカ・ソーリアス(当時7.8歳・現在発育中)
Aクラス
・アイシー・ルード・フィーリア(8歳)
・ジャンヌ・ナナル(12歳)
・ラッピー上等兵(不明)
・ヴィーナ・パーム(20代中盤)
Bクラス
・リーフ伍長(不明)
・モロッシア・ボー(10代後半)
Cクラス
・ニッキー・ノーズ(20代中盤)
・オリヴィア・マイ(20代前半)
・ジュリー・アームズ(当時20代中盤)
・雑務二科の伍長(15歳)
Dクラス
・ニラ饅頭の事務の女性(不明)
・サニー・ユンカース(20代前半)
・ラビィナ・ワイズマン(10代後半)
Eクラス
・ナターシャ・ナナル(10代後半)
Fクラス
・メアリ・ノックス(20代中盤)
Gクラス
・ミランダ・フォード(当時
20代後半)
Hクラス
・女神(不明)
・サクラ・スケーロック(30代中盤から後半)
Iクラス
・シーア・サイレント(10代後半から20代前半)
・エカテリーナ師団長(20代中盤)
Kクラス
・ハナ・スケーロック(20代中盤)
Qクラス
・キャサリン・トーク(※※代)
Ωクラス
・トリシャ・ラダット(心は永遠の20代)
筋肉番付編
キース < ゴンザエモン < ゴットン <
ヴァルヴェルト <<<(越えられ無い壁)<大和川頑鉄(前世のじいちゃん)
この作品はぅおっぱぃがいっぱい小説ですぅ!
良い子のみんなはぅおっぱぃは1日3回までだぞぃ!




