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星屑ネイル

「お久しぶりです。ようこそいらっしゃしました」

 サロンに入って来たリトリー・ウォーカーを笑顔で迎え入れるが、その変わり様にリリーは思わず声を上げそうになるのをこらえる。

 久しぶり見るリトリーは以前に会った時よりも体は痩せ細り、きらきらと輝いていた瞳は落ちくぼんでしまっており、彼女の方はリリーに答えるように、頑張って笑顔を作ってみせるが、疲れの影が薄れることはなく、むしろ更に濃くなったように感じた。

「お久しぶりですリリーさん。ふふ。ここに来るとなんだか日常を忘れさせてくれますね。前来た時と、あまり変わっていなくってほっとしました。あっ、変わっていないというのは、もちろん良い意味でですよ。今じゃあ、どんどん色々なものが変わって行ってしまいますから」

「ええ、本当に。リトリーさんが前に来店してくださったのは、確か、ジェルネイルの事について記事にされるからと取材でいらしてくれた時でしたね」

「そうでした。あの頃は、女性がジェルネイルをすることの是非とかで、紙面を賑やかに彩ってきました。今から思うと平和な時代だったとしみじみ感じます」

 リトリーは目を細め、ここではない遠い世界を見ている様に思われた。最近ではとんと、良いニュースをあまりきかない。若い人でも将来を悲観して自殺する人があると言う暗いニュースがあるばかりで。

「今日も取材でしたか?」

 明るい冗談交じりにそう聞いてみると、リトリーは笑顔を向けながら差し出された両手を見る。事務作業にいそしんでいるのだろう。ペンだこやインクの染みがあり、ネイルは短く、よく使う指に関してはひび割れていたり欠けている部分もあった。ましてや最近ジェルネイルをしていた印象は見られない。仕事で忙しいだろうにその合間を縫って、わざわざサロンに来てくれたのだろうと考えると、やはり来てくれたのは何か意味があるのだろうとリリーは思うのだった。

「いえ、もちろんネイルをお願いしたいと思ってい来たんです。強いて言えば、ちょっとリリーさんにご意見を伺いたい聞いて欲しい話がありまして。もちろん、作業しながらで大丈夫なのでその、聞いてもらってもいいですか?」

「ええ。もちろんです。どんな話か気になりますね。それと――ネイルの方はどんなデザインにされますか?」

「そうですね……じゃあ、これからする話を聞いて、リリーさんが感じた印象でなどからデザインを考えて欲しいなって思うんです。前に伺った時も、そんな感じでお願いしていましたよね。確か前は……」

「初恋でしたっけ?」

 リリーはふふっと笑う。

「そうです、そうでした。懐かしいですね」

「長さは今の長さを揃えるくらいで、大丈夫ですか?」

「ええ。大丈夫です」

「その、デザインについては、あまり派手にならない方がいですか?」

「いえ、お任せします」

「わかりました」

 リリーは爪やすりを持って、長さと形を整える。単純に軽く形を整えながら少しけずっていくぐらいのものだった。

「それで、お話しなんですけれど。これから掲載する記事に書こうと思っている内容で……実はとても世にも珍しいものが、発見されたんです。これから話す内容についてはまだ現段階では極秘のお話ですので、他言無用でお願いいたします」

「その極秘の内容と言うのを、私にお話されてしまっても大丈夫なのでしょうか?」

 リトリーの表情に生気が宿る。仕事の事になると彼女は力が湧き上がるタイプらしい。少々もったいぶった話し方をしながらも、話を続ける。

「それは、もちろん。最終的には記事になる内容ですから。ただ記事になるまでは他言無用とご理解いただければ」

「わかりました。それで、なにが発見されたのです?」

「軍が新たな拠点を作るためにとある未開の地に立ち入った所で見つけたのです。場所については機密情報が含まれるので、詳しくは申し上げることが出来ないのですが」

「なるほど。それで見つかったものとは?」

「聞いて驚かないでください。大きな水晶の結晶です」

「水晶?」

「ええ。それもただの水晶ではありません。美しい女性を中に閉じ込めた水晶です」

「水晶の中に女性が?」

 驚かない様にと前置きをされたが、その内容に流石に驚かずにはいられなかった。

「びっくりするでしょう? 私もその話を聞いた時には耳を疑いました。しかも女性は一体いつの時代の人なのか、何の目的をもって水晶の中に閉じ込められているのか。全く不明なのです。もちろん、現在調査中とはなっていますが。印象的なのは、今でも、目を見開きそうなほどみずみずしい美しさを湛えていると。私も実際に見てはいないので、そういった話を聞いただけですが」

「お写真なんかはないのですか?」

「残念ながら。そもそもその水晶が発見されたのが、先ほども申し上げた通り、軍の機密にあたる場所なので。情報漏洩を恐れて一切、写真を含め場所を特定する可能性のある情報は流してはいけないと情報統制がなされているのです。なので私たちもそれ以上のことは」

 歯切れの悪いリトリーの物言いに違和感を覚えたが、それについては特に指摘せず、爪やすりからプッシャーに持ち替える。

「リトリーさんはその情報については一体どなたから?」

「政府関係者から得た情報なので、信頼できる情報筋だと自負しています」

「リトリーさんは、以前は美容関係の記事を書いていたと伺いましたが、最近はやはり軍部の情報だとかの担当に変わられたのですか?」

 ジェルネイルの取材に来ていた以前の彼女は美容関係の担当だったとリリーは記憶している。リトリーはすっと少し視線を逸らしたのち、リリーの方を見て笑顔を作った。

「ええ。本当は今でも美容関係の記事を書いていきたいという希望はあるのだけど、この社会情勢ですし。なかなかそういった記事を書いていられなくなってしまって。今後、また情勢が変わってくれれば、きっと元の部署に戻れるでしょうけれど、今は違う部署に。社内でも、取材と召集令状のために戦地に赴いている者も少なくありませんので」

 その表情はもやが立ち込めた様だった。そこまで一言で言い切ったリトリーはサイドテーブルに用意された紅茶のカップを持ち上げる。湯気はなく、もう冷めてしまっているかもしれない。淹れなおしてもらうためにアリを呼ぼうかと思ったが、リトリーが話を続けるので、リリーは黙って頷く。

「話を戻しますけれど、私もそんな話を聞いて最初は眉唾ものだと思いました。多分、リリーさんが心の中で思っていらっしゃる通り。水晶に女性が入っている、その証拠の写真もなにもないのですから。話を聞いて最初に思ったのは、そう言うつくりの置物ではないかと。つまり、中の女性は精巧につくられた人形で、それをなんらかの方法で水晶に閉じ込めたのではないかと、そう思ったのです。もちろん、その水晶をどうやって作ったか、更にその目的は不明です。しかもその水晶は人気のない場所に(今まで見つからずに放置されていた訳ですから)置かれた経緯についても現段階では全くわかりかねています。ですが、かなり不可思議な話もあわせてうがいまして。その……現地の職員から水晶の中の女性の心臓の鼓動を聞いたと」

 だんだんと話が袋小路に迷い込む。なにをどこから尋ねるべきかと思いながらもリリーはまず一番不思議に感じた疑問を口に出した。

「つまり女性は生きていると……?」

 そもそも水晶の中で人が生きられるのだろうか。リリーは突拍子もない質問を自身のお客様に投げかけているのだが、質問している自分自身の頭の中も大変こんがらかってきた。

「そうなりますよね。絶対に心音だったかと言われると百パーセント確実とは言えないかもしれませんが、恐らくそうだと、実際に心音を聞いた者はそう話しているようです」

「じゃあ、やっぱりその女性は生きている。と、言うことになるのでしょうか」

「聞いた話を繋げ合わせると、そうなりますね」

 にわかにと言うかかなり信じがたい話であるが、真向からそれを否定するのも――つまり、リトリーはリリーネイルのお客様であるし、そう無碍な返答をするのはよくないと。これがアリやエド相手ならリリーは”ありえない”などと軽口を言えるのだが。

「そうだとしても、どうしてそんな水晶があったのでしょう? 一体なんのために? あと、今もその水晶は発見された現地にあるのですか?」

「いえ、恐らく国の研究機関に送られたのではないかと思われます。ずっとそこに置いておく訳にもいかないでしょうから」

「でも人、一人が水晶漬けになっているということはかなりの大きさなのでしょうね?」

「仰る通りです。ですが、水晶の中の女性が仮に女性だとしたなら、市民を戦争に巻き込むことになりません。軍の方でもその様に判断したのでしょう」

「なるほど」

 摩訶不思議な話であるが、リトリーの理屈も納得できる。

「なんだか本当に御伽草子の様な話ですね」

 リリーは素直に感じたままの感想を述べたのだが、リトリーにしてみると望んでいた回答ではなかったらしく、一瞬むっとした表情を見せた。しかしすぐに、

「確かにリリーさんの仰る通り、ちょっと現実味には欠ける話かもしれません。それで、えっと――リリーさんはその水晶についてどう思われます?」

「どう思うかというのは? それが綺麗だと思うとかそう言った感想?」

「そうではなくってつまり――今までの事実を整理すると、水晶漬けになった女性が発見されました。どのくらいの時を越えて今にいたるのか全く想像もできませんが、今、この時代この情勢の時に発見されるというのは何か意味があるのではないかと考えてしまうのです。それについてどう思われるかなと」

 リトリーは真直ぐな目でリリーを見る。前置きは色々と長かったが、多分この質問が彼女がリリーに一番したかったことなのだろうと感じられた。

「うーん。そうですねぇ」

 リリーはそう相槌を打ち、エタノールを含んだペーパーで、爪の表面を拭き上げる。

 立ちあがり、後ろにあるベースジェルとカラージェルなどを仕舞っている棚から取り出すと、机の上に用意した。

 お任せだと言われていたので、カラージェルを選ぶ時、少しだけ迷いながらいくつかの色を取り出す。今のアンバー王国の情勢からすると、あまりきらびやかではないものはよろしくないと言われているのだが、先ほどの話を聞いて、今回のネイルには使ってみたい色が湧き上がってきたが、、少し迷ってしまったのでやめた。

 ベースジェルの蓋を開けると、リトリーの左手からのせていく。

 リトリーはリリーから答えを待っているようで、一言もしゃべらなかった。

 リリーは口を開く。

「なぜかと言う理由でしたね。色々な考えがあるかと思いますが、私は発見されるべくして発見されたのかと単純にそう思ったのです」

 リリーは曖昧な回答をしたが、リトリーは不思議に思うでもなく、逆に、目を泳がせる。そんなリトリーを見て見ぬふりをしてリリーは話を続けた。

「でも一つ、この話の前提として気になることが。人を水晶漬けにする技術について、誰がそんな特殊なスキルを持っていたのでしょうか?」

「私もそれは思いました。確かにそうかもしれませが、スキルと言うのは千差万別ですから、そんな特殊スキルを持つ人がいらっしゃったとしても、おかしくないと思いませんか? 私としては、そんなすごいスキルを持っている人が逆にいたのだと言う考えにいたりました」

 リリー自身も、人にはあまり話していないが、人とは違うスキルを持っていることは言うまでもない。

「でも国はスキルの記録をとっているんですよ? 該当する方がもしなかったら?」

「例えば、貧民街で人知れず、生を受けたとか、もしくは自分のスキルを応用して後発的に仕える様になったとかそう言った可能性もあるのではないのでしょうか」

「前者ならともかく。後発的にそんな事があると思います?」

 リリーは自らそう言いながらも、後者に該当する人は自分自身も含まれるかもしれないと内心ヒヤヒヤ思いながらも、間違ってもそれは言い出さないように、心に留める。

「ええ……まあ確かに前例を聞いたことはないので、なんとも言えませんがあり得ない話ではないかなと」

 リトリーは喉元にナイフを当てられた様な反応を見せる。

「リトリーさんが仰るようにそんなスキルを持っている方があったのだと、その前提で話をすすめますと、どうして水晶の中に女性を閉じ込めたのか、次にそんな謎が浮かび上がります。その理由についても様々な理由が考えられるかと。例えば、彼女を襲う脅威から守るために水晶の中に閉じ込めた。しかし、スキルを行使した者が亡くなってしまったので、水晶に閉じ込められたままになってしまった。もしくは、女性が持っている能力かスキル自体が非常に高度なもので、取扱が難しく、彼女が自分の力で上手く制御できなず、力が暴走してしまいその力を抑えるために、やむを得ず水晶の中に彼女を封印したとか」

 ふむふむと言いながら、リトリーは施術をされていない方の手で、ハンドバックの中から手帳を取り出す。片手で器用にノートのページを開くとさらさらと言葉を書き留めていくのだが、ページをめくった時にはらりと切り取られたいくつかの記事が差し込まれていたノートからふわりと顔を覗かせる。

 カラージェルの塗布をしながら、リリーはさっと記事に目をやると、王都で自殺者が増加していると言う内容だった。リリーも先週くらいいその記事に目を通したことを思いだす。

「女性はその水晶の中に閉じ込められた女性はどんな容姿の方なのでしょう? 貴族の方とか、年齢ですとか……」

 リリーは更に質問を続けた。

「恐らく、貴族の女性ではないかと。白のタフタのドレスを着ているのですが、布地に汚れも黄ばみも一切なく、上質そうなものだと聞いています。容姿は、絹の様な金髪に陶器の様な白い肌。小柄で年齢は十六、七、くらいかと。目は閉じているので、瞳の色まではわかりませんでした。それが、わかればもう少し調べようがあるのですがね」

 瞳の色は貴族の場合は、血筋から色濃く出る場合があるので、珍しい色の人なのであればそれだけで血族を特定できる場合がある。

「なるほどですね。貴族のご令嬢で、なんらかの理由で水晶の中に閉じ込められて、忘れ去られていた。でも、彼女の一族なら、暗黙の了解でその理由を代々知らされているかもしれません。瞳の色がわかれば、一歩前進できるかもしれませんね」

 リトリーは前のめりになる。

「ちなみに後学のために伺いたいのですが、リリーさんのアスセーナス家ではそう言った話はありませんか?」

「ありませんね。水晶に中に閉じ込められた私の先祖の話など。でも、他の貴族のお家の方に同じような質問をされとしても、理由によっては白を切られて終わりですよ。閉じ込めた理由がその一族の、あまり他人には言えない様な部分に触れる様なことでしたら、なおさらでしょうね。どんなに問い詰めても口を割らないでしょう。例えば、確証になる様な大きな証拠がない限り――例えば、先ほどの瞳のことですとかね」

「それは私も仰る通りだと思います」

 リトリーは息を吐いて、メモ書きを取る手を休める。

 会話が途切れた所で、リリーは立ち上がり、再度後ろの棚を振り返る。先ほどは迷って取るのをやめてしまったカラージェルをもう一度取り出すためだ。そのジェルは星屑を散りばめた様なきらきらとした、薄らと黒いレースを当てた様に色づき、それとホログラムとラメがきらきらと輝くジェルでリリーはお気に入りだったのだが、この情勢になってからは、なかなか使えずにいたモノだった。

 それをリトリーの爪に適度にのせ、トップジェルで固める。

「――――――本当は、水晶の中に閉じ込められた女性の話と言うのは、全て作り話なのですよね?」

 ジェルを塗布しながら、リリーはなにげなくそう言葉にする。リトリーはわかりやすくぴしりと体を凍らせ、気を抜いていたのだろう。表情を百変化させた後、大きなため息を吐いた。

「………………多分この後、私がどんな言い訳をしても見抜いてしまわれるのでしょう。仰る通りです。実は話ながら、リリーさん相手にならもしかしたらバレてしまうかなって思ったんですけど」

「でもどうしてそんな話を?」

「私、事実をそのまま文章にするには訳なくできるんですが、想像力が自分が思っていた以上に乏しいみたいで、それ以上のことが全く思いつかないんですよね。それで、芸術関係のお仕事をされているリリーさんだったら、私以上のなにかいいアイディアを思い浮かべて下さるかなと。つまり、女性が水晶の中に閉じ込められていた理由について」

 リトリーは以前、ジェルネイルの取材にいらした際、一本一本の指が作品だとほめてくれたことをリリーは思いだし、自然と口角が上がる。

「どうしてその様な記事を書こうと思われたのですか?」

 リトリーは苦い笑みを浮かべて、その笑みをすっと消失させた。

「今、王都で特に若い方に自殺者が多いのはご存知でいらっしゃいますか?」

「ええ。そういった新聞記事を見る程度ですけど」

 リトリーの手帳のすきまからちらりと見えた記事を思い出す。

「自殺の理由については?」

 リリーは作業をしながら、「いいえ」と、首を横に振る。

「全ての方の理由を私も知ってると言う訳ではないのですけれど、この国に未来を感じられないからだと。未来とこの現状をはかなんで、生きてる価値はないと死を選んでしまう方が多いようです。国としてこの状況を改善したいと。それで、ナイチンゲール社の方に通達がありまして、戦況状況を日々記事にするもの大切だが、それとは別の記事も書いて欲しいと要望が」

「それが、水晶の女性の話?」

 リトリーはこくりと頷く。

「神話の様な神秘的な話で、リアリティに富む。尚且つ戦争の士気を下げずに、人々が読みたいと思うような記事を書いて欲しいと言われて、ああいった構想をようやく思いついたのですけど、その落としどころがなかなか見つけられなくって」

「国の方からそんな依頼があったことに驚きです」

「そうですよね」

 リトリーとリリーは目を合わせふっと笑う。

「関係者は、その目的についてはっきりと明確には言わないのですけど、国民が生きたいと思えるなにか、もしくは死を考えない何かを作ってほしいと。多分そういった意図があるのではないかと思っています」

「生きたいと思えるなにか、ですか」

 リトリーは神妙に頷く。

「命をかけて戦場に赴いている人達がいるのです。その人達は国のため、故郷に残してきた、家族や友人、恋人のために命を削っているのです。だけど、いざ戦いからかえってきた時、大切な人が世をはかなんで自殺していた――命をかけて守ってる人達が、自殺を考えるばかりであれば、なんのために命をかけてきたのかわからないじゃないですか。それじゃあ、あまりにも悲しすぎますから」

 リトリーの言葉には重みがあった。

 彼女には、今ここでは話すことのできない何かがあったのかもしれない。でも、リリーにとってのお客様の関係である彼女に対して、やはり踏み込める一線と言うのはあって、それ以上は踏み込めない一線もある。

「完成しました。お話を聞きながら”星屑ネイル”とでも名付けましょうか。ラメを使うことを最後まで迷いましたが、やはり、希望があるとそう言った意味をこめて使ってみました。いかかがでしょう?」

「ありがとう」

 リトリーは柔らかく笑顔を見せた。 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さんにとって良い年になりますように。

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