アースガルズからの刺客 ②
(…ふふふ。今のところ上手くいっているわ)
フッラはほくそ笑む。
彼女が提案した事。それは「ヴァルハラで訓練に勤しむ戦士たちを、ヘルマン討伐に向かわせたら如何でしょう」という内容だった。
オーディンはフッラの案だという事も忘れ、膝を叩いて「名案じゃ!」と大喜び。
ヴァルハラ宮にいる戦士たちが生前と変わらぬ姿でいられるのも、ここがアースガルズだからである。
魂である彼らが人間界で活動するには、オーディンの魔術で人間界の者の肉体を依り代にして復活すれば問題ない。
問題があるとすれば魂への負担が非常に大きく、その状態で〝死″を認識すれば、魂はアースガルズへ昇ることができずに砕け散ってしまう事に尽きるのだが。
だが、オーディンにしてみれば弱い戦士になど興味はない。
ヴァルハラ宮で訓練に明け暮れた戦士でありながら、人間に遅れをとる戦士など不要。
むしろヘルマンが極上の戦士となるための糧になるなら、それでも構わない。
…とはいえ、「人間界の戦士であるヘルマンが、アースガルズの戦士に敵うはずがない、せいぜい抗ってワシを楽しませてみせよ」というのが本音だ。
彼はかつて自分が見出した戦士が、新たな戦士と壮烈に戦う様を夢想して上機嫌であった。
ザワザワ
ガヤガヤ
戦士たちは未だ喧騒を続けている。
それはヘルマンを屠る事に関してではない。
「…オーディンさんよ。人間界の人間を利用して復活させてくれるっていうが、別にそのドラゴンスレイヤーとやらと直ぐに戦わなくてもいいんだろう?」
「…なんじゃと?」
「へへへッ。そうだよなぁ。俺たちゃ、寝ても起きてもヴァルハラ宮から出られねぇ。久しぶりに人間界での生活を満喫するってのもアリだよなぁ?」
「そうだな。戦乙女のネェちゃんを揶揄うのも飽きちまった。久しぶりに人間界で女を抱きまくりてぇもんだぜ。ウヒヒッ」
なんと、彼らはせっかく人間界に行けるのであるなら、何も急いでドラゴンスレイヤーを始末する必要はないと考えているようだ。
特に性欲が溜まりに溜まっている。
宴会で彼らの相手をする戦乙女たちは身持ちが固く、お触りは(泣いて)許しても、それから先に行こうとすると逃げ出してしまうのが常であった。
だが、オーディンはそんな彼らの身勝手な欲望すらも「ふははっ。ならば褒美を用意しよう」と軽々に笑う。
「至高座よ、かの人間界で最も美しい女を映し出すのだ!」
オーディンが自らが座る至高座に命じると、彼の背後の空間に巨大なスクリーンが投影された。
「「「おおおおーーーーッッ!!」」」
それを見た戦士たちが騒めく!
⬜︎ 至高座の巨大映像 ⬜︎
一人の女性が映し出されている。
黝い濡羽髪が光り輝くようだ。
白く肌理細やかな肌。
巨きくて張りのある美豊乳。
それに負けず劣らずの美豊尻。
それでいて腰回りはキュッ♡と引き締まりつつも、安産が約束されたような美しい腰つき。
そこからの曲線は見事としか言いようがない、肉付きの良い、引き締まった長い手足。
身体の全てのバランスが黄金律を描いている。
これが黄金律でなかったら、他の何が黄金律なのだろう。
そんな彼女が身にまとうのは、極薄な黒のサテン地の捻れ紐水着。
ヒップスカーフからは同じく黒い薄布が前後に垂れ下がり、股間と尻を申し訳程度に隠している。
更にはコインベルト、金細工の各種装飾品を身に纏う。
顔の下半分をフェイスヴェールで覆い隠してはいるが、それだけで彼女の美しさを隠すことなど不可能である。
〝傾城の美女″というべきだろうか。
男なら彼女の美貌に惑わされ、彼女のためならば生まれ故郷の町を捨てて、後はどうなろうと知ったことではないだろう。
いや、〝傾国の美女″というべきだろうか。
一国の王ですら、彼女の美貌の虜になり、そのため国が滅びようとも意に介さないだろう。
いやいや〝絶世の美女″と讃えるべきだろう。
彼女の美貌は世界に並ぶ者がいないと断言できる。そして彼女を巡って世界が滅びてしまうだろう。
否、それどころではない。
仮に美女を創造する神や悪魔がいたとして、その者が彼女を見たとしたら、「これ以上の美女は創れぬ」と匙を投げ、以降の創作を放棄してしまうだろう。
美の女神が彼女を見れば、己の容姿を恥じて顔を隠してしまうだろう。
豊穣の女神が彼女を見れば、己の肢体の貧弱さを嘆いて身体を隠してしまうだろう。
そんな美と豊穣の極致存在である彼女は、油断なく周囲を見回しているようだ。
疲れたのか、時折脚を組み替えたりもしている。
映像の外から男たちの声が聞こえる。
「…相変わらずセフレさんは孤高だぜ」
「おう。男を寄せ付けない態度だ。だが時々足を組み替えたりして俺たちを挑発してやがる。た、たまらん!」
「ミステリアスな美女っぷりが最高だよな!」
「オマエら、紳士協定を忘れんなよ。俺たちゃセフレさんに尽くす親衛隊だぜ。セフレさんの為なら命すらも捧げ尽くすぜ」
「「「おおッ!」」」
美女の名はセフレというらしい。
これ程の美女だ。
彼女の為ならば命をも投げ出す覚悟をした男たちがいるようである。
すると、映像の外から耳の尖った娘が飛びかかった!
「お姉さまぁッ!」
「だ、ダメェッ!?」
「そんなにもお美しいお姉さまが悪いのです! ベルフィわ、ベルフィわあぁッッ!!」
突如飛びかかった娘はセフレの胸に顔を埋め、顔をブルブルさせて巨きな胸の柔らかさを満喫しまくっている!
セフレはというと、「ダメェッ!」などと言いながらも娘のなすがままになり、みるみる顔が朱に染まっていく。
男たちは突然始まった女性同士の絡みを「待ってました!」とばかりに囃し立てる!
「うおおぉぉッッ!」
「いいぞ嬢ちゃん! もっと頑張れ!」
「セフレさんもあんなに揉みくちゃになって、どうして服がズレねぇんだ? まぁ肝心な部分が見えそうで見えないところが最高なんだがよ!」
「おほっ! 見ろよあの表情! トロットロじゃねえか!」
「…うっ。ちょっと俺、便所…」
なんと、セフレはあっという間に晒し者状態となってしまった!
「お姉さまっ!? なんですかコレはっ! 私の指を熱く濡らしているのは何故ですかッッ!!?? さあ、おっしゃってくださいぃぃッッ♡♡!!」
「だ、ダメッ、これ以上はホントにダメェッ! 助け…助けて…」
セフレはとある方向を見ているようだ。
至高座から映し出される映像が、彼女の視線を追うように移動する。
・
・
すると一人の美女が台の上で踊っていた。
光り輝く灰銀の髪をポニーテールに結んでいる。
白い肌には玉のような汗が輝き、それが彼女の躍動感ある動きを魅惑的にアピールしまくっている。
肉感的な美巨乳と美巨尻が男どもの視線を釘付けにしてやまない。
それだけ男たちの注意を引くのに効果的な動きというものを理解しているのだろう。
存在感でセフレには及ばないものの、いや、セフレさえいなければ彼女こそが〝絶世の美女″だと言える。
セフレと同じような踊り子服を更に大胆に着崩している。
服のスキマから細紐な下着が丸見えだ。
彼女は台の上に立つポールを巧みに使う。
時にポールに絡みつき、時にポールに股間を押し当てて擦り付けている様は、まるでポールと性交しているかのようで扇情的に過ぎた。
「ふふ。ちょっとだけだぞ♡」
そう言いつつ彼女が長く美しい肉付きの良い脚を振り上げるも、肝心な部分はレース製であろう扇子で隠されている。
「「「うおおおッ!!」」」
彼女の周囲にはおひねり代わりの砂糖菓子が乱れて飛ぶ!
「…また来たのか。お前も好きだな♡」
彼女は腰を落としつつリズミカルに股間を突き出すが、レースの扇子で隠されて肝心な部分は見えそうで見えない。
「有り金ありったけ払う! 長い飴をシンバちゃんにぃぃィィッ!!」
「ふふっ。太くて長くて…なんとも舐めがいがあるなぁ♡」
彼女は片方の手で扇子を巧みに動かして男どもの視線を躱しつつ、そして片方の手で棒状の飴をジュポジュポと舐めしゃぶっている!
「んぱぁっ♡…ああ…美味しい♡」
「うおお…!」
「ウットリ顔が最高だぜぇ!」
「よっしゃ! もう一本!」
もはや狙ってやってるとしか思えない執拗で丹念なおしゃぶりに、観客の目も釘付けだ。
そしてシンバという美女はダンスと飴に夢中でセフレの危機に全く気づけていないようだった。
やがてセフレを襲う耳の尖った娘は、彼女の柔肌の魅力に耐えきれなかったのか、「ぶばっ♡」と鼻血を噴いて失神してしまったのだった。
涙目のセフレは息も絶え絶え。
気絶した娘と折り重なるようにくったりとしている。
「…ううっ。ボク、どうして…いつもこんな目に…」
さめざめと泣くセフレであった。
⬜︎ ⬜︎ ⬜︎
美女の映像が終わり、オーディンが厳かに宣言した。
「…人間界で不慮の死を遂げた者の行き先については、ワシの胸先三寸でどうとでもなる。この女共を殺し、魂を奴隷として宮殿に連れ帰ろうではないか。そしてヘルマンを討ち果たした者にこの女共を与えよう」
戦士たちは響めく!
「うおおおッッ!すげぇぜ!」
「おお! あんな女見た事ねぇ! ドラゴンスレイヤーをぶっ殺せばあの女たちが手に入るってか!」
「ぐふふ。悪いが女は俺がもらうぞ。竜殺しの首は俺がいただく!」
「バカ言え! 俺のモンだ!」
まさに一触即発。
女を手に入れる為、竜殺しの首をとる前に同士討ちをする勢いだ。
そんな戦士たちを戦乙女たちは冷ややかに眺める。
「………サイテー」
「…それにナニあの女ども。少しばかり綺麗だからって男を囲っていい気になってるんじゃないの?」
それにはフッラも同意する。
どうやらあの人間界にはセフレとシンバという邪悪な存在がいるようである。
「全くです。いくら若くて綺麗だからって、あんなにも見せつけて…。ユルセナイ…!」
戦士たちの喧騒と戦乙女たちの軽蔑のなか、オーディンが声を張り上げる。
「ふあっはっはっは! そしてこれがお主たちの目標である竜殺し ・ヘルマンであるッ!!」
再び至高座の背後に巨大な映像が浮かんだ。
「「「きゃああああぁぁぁーーーッッ!!」」」
今度は戦乙女たちの黄色い歓声が響きわたる!
⬜︎ 至高座の巨大映像 その2 ⬜︎
「…ふう」
美しい、貴公子然とした逞しく精悍な男が、額の汗を拭っている。
その容貌は女であれば老いも若きも、幼女ですら振り返り、虜にしてしまうであろう男の色気に満ちていた。
いや、例え男であろうとも彼を見れば憧れを抱かずにはいられないだろう。
むしろ年若い者からすれば「憧れのお兄さん」の理想像である。
彼は美形というだけではない。
訓練後なのだろう。
鍛え抜かれた上半身は肌蹴ており、厚い胸板、逞しい上腕二頭筋、シックスパックに割れた腹筋に汗が流れている。
まさに鍛え抜かれた、戦う者の肉体である。
そして彼の元には女たちが群がっている。
そしてチラホラ少年の姿も垣間見える。
「ヘルマン様。どうぞ、このタオル、お使いくださいっ」
「ふん。男爵家ごときが抜け駆け? …ヘルマン様、どうか子爵家たる私のタオルをっ♡」
「ヘルマン様への愛の前には家の格なんか関係ないわっ♡ ヘルマン様ーーッ♡♡」
ヘルマンの取り巻きらしい子女たちが喚きまくる。
だがヘルマンはそんな彼女たちなど見向きもしない。
おずおずとした態度の、見習い兵士であろう美少年兵からタオルを受け取った。
「…すまないな」
「は、はいっ」
美少年は熱病のように潤んだ目でヘルマンを見つめている。
どうやら彼はヘルマンの武勇に憧れているようである。
ヘルマンは身を屈めて美少年兵の耳元で囁いた。
「……今夜、君が望むなら…稽古といかないか?」
美少年兵は真っ赤となりながらもコクリと頷くのであった。
⬜︎ ⬜︎ ⬜︎
映像が終わる。
「な、何なの! あの美しい殿方は!」
「ヘルマン様ですって!」
「素敵素敵素敵ィィーーッ!!」
「ファンの女性を傷つけないように男の子からタオルを受け取ってたわ! 気遣いの出来る好男子ね!」
「それに見習いクンからの信頼も厚いみたい! 面倒見の良い戦士様だわっ♡」
大絶賛である。
日頃、彼女たちはガサツで粗暴で乱暴で荒くれ者な戦士ばかりを相手してきたので、ヘルマンという好漢に自らの王子様を見た思いだった。
そんな戦乙女たちの黄色い歓声を聞いた戦士たちは、自らの欠点を棚に上げてヘルマンに対する憎しみを募らせていく。
「「「ああ、ヘルマンだったか。心底ぶち殺したくなったぜ…!」」」
「「「ヘルマン様がヘナチョコ戦士なんかに負けっこないわ! でも死なないとヴァルハラにやってこれないし…」」」
対して戦乙女たちはヘルマンの勝利を願いつつ、それでいて戦死しなければアースガルズにやって来れないということで、悶々としているようであった。
…とにかく各々の思惑はどうであれ、戦士たちは人間界でヘルマンを討ち果たす、殺る気に満ち満ちているようだ。
オーディンは戦士たちの激情に満足すると、「フッラよ、詳細は任せる。儂に戦士たちの輝きを魅せるのじゃ」と、至高座にもたれかかった。
彼は何処かの人間界において、戦場で戦う戦士たちの映像を見るのに忙しいのだ。
ヘルマンが戦闘を開始すれば、至高座の映像が自動で切り替わるように設定(?)しているのである。
・
・
オーディンが深い眠りについた事で、フッラが戦士たちに宣言する。
「…皆、オーディン様の意思を理解できましたね? 最初はヘルマンの力量を確かめるために一人を送り込みましょう。…では「我こそは」と思う者は名乗りを挙げなさい」
「「「うおおおぉぉぉッッ!!」」」
「「「俺だ! 俺にやらせろッ!」」」
そこに集った戦士たちは、地鳴りのような怪気炎をあげて自らをアピールする。
フッラは彼らを一瞥した後、とある戦士を見出した。
「……そこの貴方にしましょうか。オーディン様の期待に背かず、見事ヘルマンを討ち果たしなさい」
「お、俺かあぁッッ!!? よっしゃ、よっしゃ! 小手調べで終わらしちまうゼェッ!!」
その男は、先程フッラを〝年増女神″と愚弄した戦士である。
「分かっていると思いますが、此度の復活は『ヘルマン討伐』が目的。無様にもヘルマンに敗れた場合、此処に戻る事は適いません。つまり魂は輪廻の渦に呑まれ、全ての記憶経験を失い、新たな魂の糧となるでしょう。異存ありませんね?」
「異存なんかあるかいッ! 俺が若造如きに負けるはずがねぇッ!」
「無事にヘルマンを斃した場合はオーディン様がヘルマンの魂共々回収されます。くれぐれも人間界で死なないように」
「よっしゃよっしゃ! 俺がヘルマンをぶっ殺して凱旋した暁にゃあ、アンタの垂れたケツを撫でてやるゼェッッ!!」
ヘルマンごときに敗退するなど微塵にも思わずにガハハと笑う戦士。
無論、他の戦士たちは大ブーイングだ。
だがフッラは外野を無視して無表情に言い放った。
彼女の手から黄金の光が迸り、その戦士を照らし出す。
「…死と戦争と司る大神オーディンの名においてフッラが命じます。戦士の魂よ、人間界にて己が役目を果たしなさい…!」
そして黄金の光に包まれた戦士はヴァルハラ宮…いやアースガルズから消え去った。
(…ふん。下劣なる男め。人間界にて砕け散ってしまいなさい)
フッラは誰にも聞こえない声で呟いた。
送り込んだ下劣な男によってヘルマンなる戦士が斃されても、それならそれで一向に構わない。
その時は「ジエラを斃すため」などと理由をつけて、次の戦士を向かわせるだけである。
彼女の目的は、多くの戦士を人間界に送り込むことにあるのだから。
◇
ジエラたちがいる人間界。
深夜。
とある国の辺境にて、一人の男がウジウジしていた。
「…お、オイラ…山賊に向かないのかなぁ。仲間たちにもカラダが大きいだけの木偶の坊だって…バカにされて…」
男の名はビクトル。
巨体であるが生来愚鈍な男であり、食うために山賊になったのだが、鈍重そうな見た目から誰が見ても山賊としては不適格だ。
「はぁ…。だけど…オイラ…大飯食らいだから…田舎帰ったら家族に迷惑かけ…ガガッ!!?」
突如、ビクビクと震えるビクトル。
彼の頭に謎の声が響き渡った。
(…ぐえっへっへっへ。俺の元の肉体に近い背格好…良いカラダだなぁ…!)
「……ーーッッ!?」
ビクトルは叫ぼうとしたが、カラダが硬直して動かない。
だが、そうこうしている間にも、得体の知れない意識がどんどんビクトルの意識を侵食しようとしてきている!
(ひゃっひゃっひゃ。オマエの記憶が見えるぜ! 俺の人間界の名前はビクトルってか!)
「…あ……がが……」
ビクトルの口元からは泡が零れ落ち、目は見開かれ、カラダがガクガクと震えている!
(この身体は俺が使ってやるからよぉッ! オマエは大人しく魂の奥底でオネンネしてるこったな!)
その謎の声を聞くのを最後に、ビクトルの意識は消失した。
・
・
「…お、おいビクトル。オメェなんだか…最近…ヘンじゃねぇか?」
「おお、下戸だったのに…大酒飲みになりやがって…」
「それに図体ばかりの気弱なウスノロだったってのに…性格も変わっちまって…それになんだか馬鹿みてぇに強くなりやがってよ?」
ビクトルと呼ばれた男。
いや、かつてビクトルだった男は、「あ? そんなのお前らに関係ねぇじゃねぇか」と笑う。
「こちとら久しぶりの人間界を楽しんでんだ! コマケェ事はいいから、これから女でも掻っ攫いに繰り出すぜぇッ! 本命を堕とす前によ、練習に励まにゃなぁぁァァッッ!! があぁっはっはっは!!!」




