ロマン溢れる初打ち
あの頃。
一年の計は元旦にありといいますが、今年の運試しということで、昔は正月によくパチ屋に行っていたもんでした。
・・・勝てるのかって?
負けるに決まっているでしょうがっ!
年末から正月休みにかけて、ホールはいわゆる回収期というのにモードに入ります。
書いて字の如く、お客さんから金をぷっこ抜くのです。
・・・え?どうやってぶっこ抜くかだって?パチンコでは釘を〇メたり、スロットでは最低設定1をベタピンで投入するのです。
・・・え?なんで、そんなことをするのかって?
理由は簡単で、なにもしなくてもお客さんが来るからです。帰省やら年末年始の暇を待てあました人たちがこぞってやってくるのです。
ホールは刈り取るチャンスなのです。
だから、正月にホールへ行く人は、上手なパチンカーやスロッターからしてみれば、正気の沙汰ではないということになります。
だけど、打ちたいものは打ちたい・・・俺は勝てるかもしれん。
そうです。勝てることあります・・・だけど、勝率はよくないでしょう・・・堂々と経験者は語ります(笑)。
しかし、浪漫があります。新しい年の一発目、去年の出来事はもうすでに過去のものとして清算され(してない)、ここから夢みていた快進撃がはじまかもしれないのです。
初打ちには有馬記念とか年末ジャンボとかと同じく夢があります。
今年一年を占う運試し・・・昔は家族や友達とワイワイ行ったもんです(遠い目)。
年始のあいさつ回りが終わると、そろそろどれどれどっこいしょと、こたつから這い出ます。
そして、ぶいーんと車を飛ばし、最寄りのパチ屋へ。
友人と合流し、あーだこーだと話しつつ、ごった返す店内を、かき分けながら目当ての台へ。
おそらく、激シブのまわらないパチンコ台だっと思います。
嬉々として初当たりを夢見て・・・。
撃沈。
夕方前にはトボトボと帰るというね・・・。
これが一般的なテンプレ(流れ)でしょう。
でもね、夢みている時が楽しいんです。
宝くじも、公営ギャンブルも妄想、予想をしているときが楽しい。
パチンコもそう、開店前に並んでいる時、打つ前ここに楽しさが凝縮されている・・・ような。
まあ、打てばそれで別の脳汁がでたりする訳ですが・・・初打ちはそれはそれでいいものなのです。
で、結局は何事もほとほどが大事ってことですね。
正月は休みが欲しい~(笑)。




