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VRMMOで勝手気ままな魔猫になりました。  作者: きれいな紙片
デブ猫が星々を
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デブ猫と宇宙猫?

聖シュガー王国と大ソルト帝国の内情を話した後に新たな出会いです。

星ちゃん情報、俺が探索し始めた方向は大スパイス銀河系の塩と砂糖が激しく争っている端っこらしい。中心に行けば更に激戦区になっているとのこと。戦争の理由を聞いたら数年前(宇宙&神の感覚での)


「元々、聖シュガー王国と大ソルト帝国は同じ国でホワイトスパイス共和国という名前だったのよ。旦那様も見たマークの▲と■は元は▲の下に■がくっついた形をしていたのよ。▲が塩、■が砂糖を象徴していたの。今とは逆なの。でもね、ある時砂糖が塩の(しょ)っぱさに嫌気がさして独立をしたの。しかも、何を思ったのか塩の象徴である▲を奪って。塩は砂糖が捨てた砂糖の象徴だった■を掲げて▲を取り返すために立ち上がったのが始まりよ。」

とのことだった。


正直、言おう。砂糖何してんの!?マークと味が合ってないから何度か首を傾げてた俺は間違ってなかった!砂糖と言えば角砂糖の■、塩と言えば山盛りの塩▲だろ!


(しょ)っぱさに嫌気がさしたってなんだそれ?甘さが引き立つこともあるから適度な量を守れば良いだろ。


にしても、大スパイス銀河系かぁ…俺のせいで滅びそうな名前してんなぁ。


あと、各銀河系にそれなりの格持ちがいるらしい。格上げにはちょうどいい。ははははは!


で、今俺はなにをしているかというとだな。よくわからない。


食道楽を極めるために次の戦場を探して駆けていたら首元から「にゃにゃ」と聞こえてえ?と思い後ろを振り返ると黒白猫が俺の後ろ首に居た。幻覚ではない。そんなチャチなもんではない。だが、ここである問題点に気付く…俺猫語出来ないぞ。え?違う?猫が宇宙にいる問題?俺がいるから例外が居ても不思議ではない。


とりあえず、普通に話しかける。


「おう、どこの猫だ?」

「にゃ、にゃ」

「なに言ってかわからん。」

「にゃ?にゃはぁ」

「今のはなんとなくわかるぞ。"わかんないの?これだからヤレヤレ。はぁ"だろ?」

「にゃ」

「少しムカつく奴だが、俺にくっついても何もないぞ?」

「にゃー、にゃにゃ、にゃ」

「だから、わからん。」

「にゃはぁ」

「ため息つくなよ。」

「にゃあにゃー」

「"なんでわかんないかな"なんて言われたってわからんわ。」

「にゃ!にゃあにゃあ!」

「"今!言葉通じてる!わかってんじゃん!"簡単なのはなんとなくわかるようになったが難しいのは無理だぞ?」

「にゃ?にゃにゃにゃあ」

「"そう?ならこのまま、わかるまでお話しようよ"良いけどよぉ…お前、メスだろ?」

「にゃ?にゃにゃにゃあにゃー」

「俺、番がいるからよあんまり匂いつけんなよ。嫉妬させちまうだろ。」

「にゃにゃにゃあにゃー!」

「おう、俺の奥さんは猫ではなく女神だ。」

「にゃあ?にゃにゃにゃあ?」

「比喩じゃなく正真正銘の女神だ。しかも、俺を頭おかしい扱いすんな。」

「にゃ〜?にゃにゃ」

「おう、俺的には番は増やさないからよあんまくっつくな。」

「にゃあ?にゃあにゃあ」

「冗談でもそういうことを言うなよ。」

「にゃ?にゃにゃ?」

「…ノーコメントで。」

「にゃ!にゃ!にゃあ!」

「あー!知らん!」


変なメス猫と遭遇。

宇宙と黒白のメス猫が関係する実験が昔あったらしいですね。私は猫と宇宙関連を調べてる時に知りました。最期は可哀想でしたがそういうもんなんですよね。


これから忘年会なので、この後の更新は明日まで無しです。


それでは、次回*˙︶˙*)ノ"

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