その6、ざまぁの5要素!ざまぁを読むのは好きだが書くのは苦手なのでコツがないか考えてみた
ざまぁっていいよね。すっきりする。
なんか嫌いな人もいるようだけど、たぶんその人はざまぁwって感情の元となるリアルに嫌いな奴がいないんだろう、たぶん。平和な人生なのはよいことだ。もしくはストレス発散が上手なのかもしれない。うらやましい。
で、読むのは好きなのですけど私書くのは苦手なのであります。
一回ただの因果応報を淡々と書いたらかわいそうだってキレられたり、そんなことないよってフォローいただいたり。というかそもそも大したざまぁのつもりすらなく、性悪女の中身のカラッカラさを書くことに挑戦しただけだったんだと遠い目になったり。
ざまぁ難しい。
気持ちのいいざまぁ展開ってなんだろう。
気持ちのいいざまぁの定義にも個人差があるようだから、私が思う気持ちのいいざまぁについての考察でしかないと前置きしておく。
悪役が痛い目見るのがざまぁではある。
でも個人的に、ぎゃーすか泣き叫ぶのは好きじゃない。血が出る系も好きじゃない。なんか違う感がする。すっきりするけど私が求めているのはもっとこう、しんみりした感じ? うーん。
いいなと思ったのは、失ったものの素晴らしさに後で気づいて、2度と手に入らないと知った悪人の絶望する姿。
そのうえで善人側が死んでない方がいい。
生きていて、悪側は幸せな姿を見せつけられて何もできずにしっぽ巻いて帰る話はいいなと思った。
まぁでもそればっかりだと嫌だから、当たって砕ける話もあった方がいいよね。
悪役令嬢ものにおけるテンプレざまぁは、
クズ女によしよしされて調子に乗った王子が婚約破棄したはいいが、悪役令嬢がいかにいい人であるか突きつけられ、冤罪を明らかにされ、廃嫡されたりして王子じゃなくなっちゃってクズ女も性悪が明らかにされて罰せられる。って流れ。
(クズ女がただのバカだっただけで反省するパターンも人気。自覚のないクズのパターンを私は書いたが反響は前述の通りである。クズに自覚がないとクズっぷりを見抜けない読者が増えるっぽい。それでは確かにすっきりしないだろう…。あと書くの難しい)
虐待からのざまぁは、
虐待を受けていた主人公が、追い出されるなり逃げ出すなりしてから、主人公の恩恵を失った実家は破滅の一途を辿る、もしくは主人公が他に恩恵をもたらしたり守ってくれる人に出会った結果、実家の虐待や所業は正当に処罰されて、虐待家族は落ちぶれる。って流れかな。
読んだ数が少ないから要約できてるか自信ないけど追放系ざまぁは、
実はグループにとても貢献していた主人公を過小評価した仲間により、理不尽に、それはもう理不尽にバカにされ物も奪われてグループ追放された主人公が、それからは評価してくれる仲間に恵まれ幸せになる。それに反して元グループは主人公を失ったことでどんどん失墜して自滅していく。
(過去の悪行が世に知られるパターンもあるが、ただの自滅で終わる方が多い気がする)っていう流れ。
あとなんだろう。そんなもんかな?
あ、幼なじみに捨てられざまぁもあった。あんまり記憶にないから自信ないが
婚約してた幼馴染みの女の子が、聖女とかそういう立派な職業についた結果そこでイケメン勇者に惚れて、なぜか性悪化して主人公を理不尽に、それはもうひどい形で傷つけて捨てた結果、実は主人公のがすごいやつだったり後ですごいやつになる。ちょうどそのころ理不尽でひどい元カノたちがひどい状態にしちゃった国とか行動を主人公がぶちのめして勝つ!っていう流れかな?
自信ないな。まぁいいや。
これらから要点を見つけてみよう。
「理不尽に扱われ追い出される(逃げるのも可)
(ひどければひどいほど読者は夢中で読んでしまうけど、ムカつくほどにその後許す展開は許しがたい。私的にはそんなにムカつかない悪行でも絶対に許せない読者は結構いる。逆になんでも許そうとする読者もちょっといる。許す展開にしたいなら悪行は軽めにした方がいいと思う)」
「主人公そのあと幸せ。いい人に出会う」
「主人公いなくて悪人困った困ったてんやわんや(わりとここの姿は読者的に重要)」
「悪役は実力で敗北。主人公勝利!(最重要)」
「悪役は負け犬になる。
(作者により負け犬度に差があるが、負けて反省する展開より悪のままわめいて死んでいくくらいのが人気作に多い。私は反省型が好きだが)」
そんなところだろうか。
私はテンプレではないざまぁものを書きたいなと思ってるんだけど、テンプレ外に応用する場合はこの5つだけは守るといいんじゃないかなぁと思った。
「主人公は誰かから大変な目にあわされ、逃げたり捨てられたりする」(盗賊に襲われるとかもありかもね)
「その後幸運にも幸せになる」
「主人公がいないことで悪人が苦労する姿(未来への伏線)」(盗賊みたいな突発的な敵の場合は不要? 主人公の荷物のせいで大変な目にあい、主人公に八つ当たりの復讐をしようとするとかはいいかも)」
「主人公、実力で悪に勝つ!」
「悪人は落ちぶれる」(盗賊は牢に入れられるとかでいいと思う)
うん。なかなか応用が効きそうな感じにまとめられたぞ!
満足!
悪役についてだけど
悪役は頭からっぽで作り物感あるくらい薄っぺらい方が、痛めつけてもかわいそうにならないからいい。という人もいるようです。
私は逆に、そういうのはリアル感がなくてむしろすっきりしないのだが。
なろうのランキング的に、上のパターンのが多いのかもしれんし。戦略的に人気取りに行きたい人はクズはクズらしくバカに描いた方がいいかと思うが、私個人的にはリアリティ欲しいんだぜ…。
まぁ自分の書きやすい方でいいんじゃないですかね。どっちにも需要があるからね。
万人が100%満足するざまぁは無理だ。
ざまぁについて批判されても、それはざまぁの程度に関しての相性が悪いだけで作者が悪いんでも読者が悪いんでもないから気にするな。性癖が合わないって印象。南無三。
とりあえず上記5つの要点だけ守ればいいと思う。
あとは性癖の問題だから気にするだけ無駄である。他人の性癖なぞ知るか。同じ趣味の人のとこ行きなさい。
でも己の趣味ではなく人気のパターンをあえて書くという賢い戦法もあると思う。私はそんな器用じゃないから無理だけど…。
とにもかくにもまとめまして。
ざまぁの5要素
1・主人公は大変な目にあって、身一つで投げ出されるレベルの苦境におちいる。
2・だがその先でいい人に出会ったりして幸せいっぱいになる。
3・主人公を身ぐるみはいだ敵が、主人公が原因で苦労し逆恨みする。
4・その後も相変わらず悪事を働く悪役に主人公やその仲間が大勝利!
5・悪役は牢に入れられたりして、落ちぶれる。再起はない。
(ファイナルなファンタジーの10のストーカーみたいに復活しつこいのは見かけない)
(まとめてみたら十二国記も当てはまってるなこれ……幸せいっぱいってところだけ欠けぎみで、それゆえもっと読みたい! って思うんだよな十二国記。不足もストーリーテリングには有効なのか)
これをもとにすればテンプレじゃなくても読者が最低限満足する話ができるんじゃないかと思う。
君の挑戦を待っているぞ! キラーン(笑)
このエッセイは今後もたぶん増えていきますが、一話一話で完結しているのに連載設定というのもおかしいので今回から完結設定にいたします。




