プロローグ13
シレーヌに力を与えることに成功したメル。
しかし、どうやらグラネージュとは相性が悪いようだ。
何が違うのか、疑問にも思いっていたところ風の精霊シルフ改めアリアが戻って来た。
どうやらカルロスの師はフォーレに居るらしいが……より時間がかかってしまうと一行は旅を急ぐことを決めるのだった。
それからメル達は再び宿へと戻る事にした。
宿の者へと海の様子を確認するも……。
「まだ、出港はできません、すみません、もう暫く……」
「そうですか……」
答えを聞きメルはがっくりと項垂れた。
それも仕方がないだろう……先を急ぎたいというのに船を無理に出させる訳にはいかないのだから。
「とにかく今日も休もう……」
リアスの提案に頷いたメル。
その日も食事を取り休むことにした彼女達は部屋へと向かおうとした。
「まだ、日も高いんだし、依頼を受けるのも有りじゃないかしら?」
その提案も捨てがたい物だった。
事実、路銀は必要だ……しかし……。
「ううん、今日は休もう」
そう言ったのはメルで彼女はエスイルとグラネージュの方へと目を向ける。
いつも通りを装ってはいるが、少しふらついた様子のエスイルとまだ気分が悪そうなグラネージュが気になったのだ。
「メルがそう言うなら、そうするか」
シュレムは頷き、部屋へと急ぎ……メル達はその後を追うのだった。




