プロローグ6
リアス達はカルロスの店の前で奇妙な男に出会う。
彼は自然に近づいて来ているつもりなのだろう……しかし、殺気は全く隠すことが無く……。
リアス達と対峙する。
衝突するかと思われたその時、憲兵の仲介により相手は去って行くのだが……彼らは一体何者なのだろうか?
「んぅ……?」
「ぅぅ?」
扉が開いた音と共に誰かが部屋へとどたどたと入ってきたのに気が付きメルとリリアは目を覚ます。
メルはゆっくりと上半身を起こすと気配の方へと目を向け……瞼を閉じながら彼女へと告げた……。
「シュレム……何をしてるの?」
「いや……眼福とはこのことを言うのかってな」
「がんぷく?」
メルと同じように身を起こしたリリアは首を傾げるが、メルは彼女の頭を撫で始め。
「気にしなくても良いからね?」
っと告げた後に再びシュレムの方へと目を向け、辺りを見回す。
「あれ?」
「ん?」
「皆は? ライノさんも居たはずだけど……」
そこに居たはずのライノの姿は見えなく、メルが訪ねるとシュレムは「ああ」っと声を発すると――。
「ライノの旦那は今、皆と話してるよ。すぐに来る」
彼女はそう言った後、すぐに真剣な表情へと変えた。
「シュレム?」
「それより大事な話がある……」
そんな顔をするシュレムにメルは不安を感じ、じっと顔を見つめると――。
「手紙が来たらしいんだ! ナタリアさん達、エスイルの事……怒ってるぞ……」
「へ!?」
そう言ってシュレムが取り出したのは一枚の手紙……メルは慌ててそれを受け取り、読み始めた所で――。
「そ、そうだった……言うの忘れてた……」
その事を思い出したのだった。




