9話
本日1話目です。
9話
「さて、まずは自己紹介しようか。俺は金級のアッガイだ。そして相棒のパース種族はグラスヴァイパーだ。今回は、ギルドの講師ということで種族も打ち明けたが通常のパーティ以外の冒険者などとの合同依頼では相棒の名前だけを明かすことをおすすめする。
それから今回は基本種族名だけを打ち明けたからホントの所はないしょだ。
それから俺は、敬語が苦手だからお前たちも普段通り話せよ。」
「次は、私ね!私はエミリーこの子はフィールよ!さっきギルドマスターが言ったけどアクアサーペントよ!それから水魔法が得意よ!」
なんかツンツンした感じだけど根は真面目そうかな?
それにしても水色の髪がキレイで見たこと無いくらい透き通った美少女だよな。
おっと、見惚れてないで俺も紹介しないとな。
「俺は、ミツル・ミカヅキで腕の中で寝ている丸いモフモフがムーンウルフの銀月だ。俺の得意なことは投げることと棒を振ることかな?正直荒事にはあまり関わらない生活だったからいろいろ手探りではあるけどよろしく頼む。」
「ふん!私の邪魔はしないでね!」
「努力するよ。」
「さて、仲良くやって欲しいがまずは、これからの予定だが基本お前達二人は講習期間中はパーティとして扱う。
それから二人をまとめて引き受けた理由だが眷属持ちそれもかなり高位の眷属だと階梯限界は、もちろん初期の能力から他の者とは差があるから離させて貰った。
最初から差がありすぎるといろいろ大変だからな。」
「そんなに差が?」
「まず大きな違いだが物理影響の初期値が年齢と同じつまりは15で、魔力影響が20以上ある。それに比べて眷属以外を相棒にした者たちは、大体がどちらも10以下で稀にそれ以上、最高で20あるやつもいるが極極稀だ。そういうやつは基本物理か魔法どちらかのみ高くもう片方は5行けば良い方で階梯が上がっても苦手な方は1階梯1上がればいいほうだといわれている。得意系統は眷属並みに上がるとかなんとか。まぁ、上昇値も相棒の階梯が上がり進化していけば上がることもあるからな。」
「ほう、初期の上昇値がどちらも5って言うのは凄いのか?」
「5も毎回上がるのなら冒険者として成功が約束されているようなものよ。あなたなめてるの?」
「いや、そんなことはないけど。」
うーん、上昇値の話はしないでおこう。
「それだは、明日の予定を話そうか。まず、明日は薬草採集と常備依頼の魔物を狩ることとなる。そのために森の表層へと向かう。
準備するものは、昼ごはんと武器と防具、それと薬草や倒した魔物の使える部位を保存する袋などを準備するように。
ただし、武器や防具、その他の道具は初心者が集めるには金銭的に大変なため石級を卒業するまではギルドで装備の貸出をしているからそれを借りることが出来る。
と、いうことで今から必要なものを借りに行くぞ。」
「「はい!」」
装備の貸出があるのは助かるな。
だけど荷物、とくに大きいものは銀月の空間魔法で保管したらいいから細かいものをいれる用の袋を借りればいいな。
事前の実験で入れるときに固定でMP1消費、大きさではなく個数で入る個数が決まっていることに袋などに色々なものを入れたものだと1つにカウントされる。それから同じものなら縛るなど纏めてあればセット扱いで1つの塊として認識して保管できる。
さらに内部は時間が止まっているようだからかなり便利だ。
これを踏まえて借りるのは袋1つ、武器と防具かな?
この世界って治療はどうしてるのだろうか?
それはおいおい調べないとな。
そんなことを考えているとレンタル用の道具や装備を管理している所についたようだった。
「さて、二人ともこの用紙に名前と貸出ができるリストから選んで提出したら担当者が持ってきてくれるからな。」
「わかったよ。だけど、もし破損させたら弁償とか?」
「いや、ここで扱っているのは先輩冒険者のお古であったり寄付品を貸し出しているからよっぽどでは無い限りそれはない。」
「貸出してくれるのは嬉しいけどキレイなの?」
「スライム洗浄で汚れと臭いは取れているから見た目が古いだけだ。」
「それならいいのかしら?まぁ、私は借りるものは解体用ナイフくらいだからいいけど。」
「俺は、装備一式と大きめな袋かな?」
「あなた、全く持ってないってやっぱり舐めてるでしょ?」
「そんなこと言っても俺は魔力災害?とかいうので来たからなにもなくてなぁ。
お金だってアッガイから借りてる状態だからなぁ。」
「ま、助け合いだ。」
「ふん、でも覚悟ないと死ぬわよ?さっきも言ったけど足引っ張らないでね!」
「あぁ、わかったよ。やれるだけやるさ。」
「リクエストされたもの持ってきましたよ。エミリーさんのは、これ。見た目は古いですがよく切れるように整備はバッチリです。」
「あら、ありがとう。」
「ミツルさんのはこちらになります。急所を守る為に胸当てと腕と足にはこちらをつけてください。それから、打撃武器がいいとのことでしが打撃では対処できないこともあるので今後を考えてこちらの丈夫な柄のついた槍などどうですか?
棒術スキルも使えるものになるので使えるかと。
後は袋はこちらをお使いください。」
「ありがとうございます。使ってみます。」
「はい、それではご返却については石級卒業までになりますのでそれまでにご自身の装備を準備してくださいね。それから、整備についてはギルドと提携している武器屋や防具屋に持ち込めばそこの弟子達の練習としてタダでやってもらえますのでこまめに持ち込むことをおすすめします。
提携店舗ではいろいろなサービスもありますので詳しくは座学て配られた冊子をみてください。」
「「わかりました。(わ)」」
「それでは今日の所はこれで解散して明日は朝食を食べたら森側の門に集合だ。」
「「はい!」」
こうして、異世界生活2日目が終わった。
明日から冒険の始まりだ!




