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異世界に落とされた…  作者: ほのぼのる500
浄化は基本!
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90.パン作り…秋は一瞬

小麦を粉にする道具が必要だな。

何がいいかな?

そういえば、テレビでは臼…石臼か。

作りたいが…また時間がある時だな。

今回は魔法でやろう。

ん? 一つ目…まぁ見ているだけなら問題ないか。


天秤量りで小麦粉の半分の量の水を用意。

水と同量の天然酵母を用意。

水の10分の1の砂糖を用意して塩は一つまみ。


水を少し温めて砂糖を入れて天然酵母を入れて混ぜる。

しばらく置いておくとふつふつと予備発酵が始まる。

小麦粉と塩を入れて混ぜる。

水っぽい場合は粉を少し足して様子を見る。

いい感じにできたと自画自賛。

なぜか一つ目がパン生地をツンツン…問題ないな。


生地がまとまったので板の上でこねる。

このこねるのが結構大変なんだよな~。

魔法でやりたいけど…頑張る。

こねてこねてこねて。

粉気がなくなるまでこねる。


お~表面がツルン。

目指した状態になったようだ。

一つ目、つつくな。

次は濡れた布をかぶせて発酵。

おおよそ6時間ぐらい、2倍ぐらいになるまでゆっくり待つ。


その間に収穫のお手伝い。

農業隊が小規模で植えた野菜が育っていた。

成長が早いな~。

…見たことのない野菜だった、食べられるのかこれ。

不気味な色をしているが…まぁ大丈夫だろう。

解体のお手伝いと、アメーバとちょっと遊んで発酵終了。


膨らんだ生地は気持ちがいい。

もう一度こねて生地を丸めて濡れた布をかぶせてもう一度発酵。

28度がベストなのだがここではわからないので、感覚的なモノを思い出す。


用意していた岩の棚にパン生地を入れて手を入れて中の温度を調整。

一つ目も一緒に…確認なんだろうな、なんなんだ?

…気にしないほうがいいな。

おそらく大丈夫と思える温度にして蓋をして2時間ぐらい。

時計もないのでこちらも感覚。


しっかり膨らんだのを確認して形を形成。

焼くときに使う鉄板にパン生地を並べて濡れた布をかぶせてもう一度発酵。

45分ぐらい待ってから温めたピザ窯で10分。


初めてにしては外パリの中ふっくら。

正直に言おう、美味い。

まさかの成功、回数を重ねて成功させようと思ったが。

小麦粉が無駄にならなくてよかった。


一つ目が焼けたパンを持ち上げて…裏を見て…何してる?

視線が合ったがパンを渡してどこかに行ってしまった。

何だったんだ?

気になる…まさかと思うが…。

今は久々のパンを楽しもう。

子アリと子蜘蛛が大集合。

皆で少しずつ楽しんだ。


……


過ごしやすい日々を満喫していたら10日ぐらいで寒さが来た。

秋が過ぎるのが早すぎるような気がする。

この異世界の常識なのだろうか?


三つ目たちが持ってくる服が長袖になり、毛皮を内側に縫い付けたジャケットのような服も。

夏はブルー系の服が多かったが寒くなりだしてからオレンジ系の色の服が増え始めた。

季節感もばっちりだ。

ファッション情報をどこで仕入れたかは気にしないほうがいいんだろうな。

…俺よりセンスが…気にしないからな!

見せる人がいないのが残念だ。

いや、まだ諦めていないが…。


……


朝、焼きたてのパンが…。

なんとなく予感はしていたが、俺が焼くよりしっとりふわふわ…美味しい。

これは気になるって!


90話突破です、うれしい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一つ目、めっちゃ学習してますね!!!
[一言] 一つ目は有能(笑)
[一言] 一つ目がかわいすぎるんだが…うちにも欲しい。
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