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異世界に落とされた…  作者: ほのぼのる500
浄化は基本!
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89.酵母作り…ピザ窯の量産?

小麦を粉にする。

真っ白という見慣れたモノよりうっすら茶色の粉。

これが小麦として活躍するのかかなり不安だ。

まぁやるだけのことはやってみる。


パン作りに必要なのは天然酵母

通常はお店で購入したりするがここにはない。

なので小麦粉から自作だ。

パン作りにはまった姉の手伝いをしていてよかった。

なぜか酵母係と言われて酵母をいろいろ作らされた。

まぁ目の前に手伝い料という名の…。

懐かしい。


銀の鉱石から同じサイズのスプーンを2つ。

赤いビンを1つ作って用意万端。

全てのモノにクリーンをかけて、小麦粉をスプーンで1杯。

赤いビンに入れて次に水をスプーンに1杯。

混ぜてビンに蓋をして、室温で保管。

24時間後小麦粉をスプーン2杯。

水も2杯入れて混ぜ混ぜ。

室温で24時間保管。

ふつふつと泡が出てくるのが見える。

ここまでは順調。

これを増やしながら発酵を進めることにする。


これからは、小麦粉の量をスプーン4杯にして水の量を4杯弱で混ぜ。

冷蔵庫に入れて寝かせて様子を見て発酵状態を確認する。

3日後に小麦粉を4杯、水は少なめの4杯を入れて混ぜ。

冷蔵庫で保管。

数度繰り返してビンの8割ぐらいになったら発酵状態を確認。

発酵臭とふわふわとした感じになったら元種完成。


この世界は発酵が日本より早いので、最初のうちは毎日確認しておかないとな。

ところで、ずっと隣に一つ目がいるのだが、なんだろうか?


……


天然酵母を作りながら1つ懸念を思い出した。

手元に量りがない。

パンを作るのにどうしても必要となる。

量りの代わりになるもの…天秤量りだろうか。

しっかりとした量は計れないが倍の量などを量ることはできるはず。


天秤を作ってみた。

万能岩を左右の天秤に乗っけて同じ量に微調整。

同じものを数個作り、その一つを半分に分けてまた天秤にのせて、ちょうど半分になるように微調整。

何度も繰り返して天秤ばかりの部品を作っていく。

大まかにだが2分の1や4分の1などが量れるようになった。

進歩を感じた。

ここでも1つ目が隣にいる、ちょっと怖いんだが。


準備万全と確認して大切なものが足りない。

焼く道具がない!

忘れていたことにびっくりだ。


ピザ窯ならテレビで見たことがある、パンもきっと問題ないはず。

とりあえず設置する場所を考える。

炭岩は煙が出ないので家の中でも大丈夫だろうか?

ん~ちょっと心配だな、ウッドデッキに置いて様子を見るか。

問題なければ家の中に作りたい。

今あるキッチンは日本のシステムキッチン風。

大鍋料理は外のバーベキュー台で作っているんだよな。

キッチンの改造を考えるか、後で。


巨大なバーベキュー台5台の隣に、決定。

ウッドデッキに直接熱が伝わらないように金の鉱石で板を作り置く。

大きいほうがいいかなっと横幅を1m、奥行き1.3mぐらいの巨大なサイズに。

まぁ大丈夫だろう。

岩を金の鉱石と同じサイズ、高さは腰より少し下ぐらいで土台に加工する。

俺がテレビで見たピザ窯はドーム型なのでドーム型。

岩をドーム型に加工して作っておいた土台にのせる。

魔法で岩と岩をなじませて完成!


テストの焼き入れを行う。

炭岩を熱して窯の奥に入れていく。

テスト用にお肉を焼いてみる。


美味い。

バーベキューとはまた違う美味さになった。

好評だった…ピザ窯を5つほど作った。

足りるはずだ。


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― 新着の感想 ―
[一言] 天然酵母 果物を使うんじゃ無くて、小麦を使うのか~
[一言] 料理用のゴーレムとか必要じゃない? 星雲雀(すたーらーく)作れとまでは言わんが
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