61.巨大な鳥?…扉が!
襲われたが全員無事。
問題なし!
カレンがなぜか空中で静止しているけど…。
家で何かあったのかな?
大丈夫…そう。
とりあえず落ちた巨大な鳥を探しに、大きいのですぐに発見。
鳥と言うよりトカゲに羽が生えているような感じだな。
しかしでかい。
「冷却・時間停止」
新鮮な状態でキープしたので、できるだけ早く魔法で第1段階処理。
あとは家に帰ってから。
とりあえずコアに確認。
この羽トカゲ、食べられる?
大丈夫のようなので一度、帰ろう。
空中に浮かそうとして持ってきたカバンを見る。
三つ目たちが作ってくれたカバン。
もちろん空間につなげた魔法バッグ。
いつもは手でバッグに入れているけど、この中に瞬間移動できないかな。
バッグの中を広い空間にイメージして、そこに手品のように移動。
「羽トカゲバッグへ」
よしもう少し狩りをしてから帰ろう。
……
子鬼たちの前で今日の収穫を出していく。
羽トカゲ、巨大イノシシもどき、巨大牛っぽいモノ。
巨大…な動物。
みんなでかすぎる。
そして魔法バッグ有能。
解体はいつも通り。
皮は子鬼たちによろしくお願いします。
処理がどんどん早くなっている、さすが。
子鬼たちを見ていると後ろでガチャガチャと音が。
後ろを見ると、
一つ目たちが作った巨大スペースのウッドデッキもどき。
そこになぜかみんな集まりだしている。
家の中から子蜘蛛が魚醤を持ってきたようだ。
視線をずらすと子アリがバーベキューのセットをしている。
羽トカゲにしようか…頑張って焼きます。
美味しかった、飛んでいたが鶏肉ではなかった。
イノシシもどきは豚に近いんだけどな~。
鶏肉に近い肉がほしい。
魚醤に甘めの果物を混ぜたタレを作ってみた。
白ご飯がほしい!
……
家に入ろうとして止まる。
入口に扉が…扉が付いている!
開き戸ではなく引き戸。
今までは布で隠していたのでどうにかしたかったのだが。
引き戸を開けて中へ入る。
すると一つ目が待ち構えていた。
…なんだろう?
地下2階へ連行、銀の鉱石を持ってくる。
??
1階に移動、扉を指して次に窓。
なるほど、明かり窓を扉につけるから加工しろということですね。
了解!
明かり窓が付いた扉が完成。
入口にはめ込んで。
とてもスムーズに移動する扉、さすが。
トイレ、お風呂、そして各部屋に扉が次々とはめられていく。
3階にチャイたちの専用の部屋ができていてびっくり。
問題ないから大丈夫。
感動していたら一つ目が服を引っ張ってくる。
まだ終わりではないようで地下2階で銀の鉱石を加工。
一つ目の希望に沿ってガラスもどきを数十枚。
用意されていた、大き目の引き戸用の扉10枚にそれぞれ加工したものをはめ込み、扉完成。
またまた一つ目の指示に従って1階、リビングへ。
リビングからウッドデッキに出られるように岩を加工…なるほど。
扉をはめてリビングが今までより明るくなった。
ウッドデッキには等間隔の柱が作られ木枠の屋根がのっている。
そこに三つ目が作った布が張られて日差し対策、完璧。
ベンチやテーブル、俺が座るチェアが用意された。
一つ目のこだわりが広がるウッドデッキ。
ちょっと自慢げに胸を張る一つ目たち、可愛いが…まぁいいか。




