表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に落とされた…  作者: ほのぼのる500
浄化は基本!
45/672

45.呪い…怖い!

浄化が効かなかったのは初めて。

ちょっとドキドキしてしまう。

呪い返されたら…「結界・強化」


心の平穏のためにまずは自己保身。


アリの全身が黒の模様。

呪いの変化バージョンなのだろうか。

呪いと言えば…呪詛、怨霊、憑依。


…まさか呪いが乗り移ってる?


巨大アリを見る。

目を見て…わからん。


でも、とりあえず考えられることからしていこう。


いきなりコアが目の前に。

巨大アリが襲いかかってきたのを防いでくれた。

コアの全身がひかり、巨大アリが吹き飛ばされる。


その振動が洞窟に響き渡る。

巨大アリが立ち上がるとコアが呻り声をあげて威嚇する。

コアの隣にソアとヒオも並ぶ。

巨大アリのほうは…子供?

巨大アリに比べるとかなり小さいアリが結構な数、姿を現す。

そのすべてに黒い模様が。


なんだか嫌な感じを受ける。

とりあえず、俺は俺ができることを。


乗り移っているなら除霊。

え~??

…無理、除霊のイメージなんて思い浮かばない。

他に、ほかに。


巨大アリが牙を打ち鳴らす音が響く。

ガチガチガチ。


…怖い。


あ、異常な状態だ。

乗っ取られているのだから心かな?

心が何かに縛られてあのアリ自体が表に出れない状態。

ということは、心をイメージ…なんでもいいな。

空間に縛られたアリをイメージ、その縛ったものを燃やす、駄目だ切ろう。

切って、自由に空間を移動する。


「呪縛解除」


巨大アリとその周囲にいる小さいアリの周りに光の輪が。

そのまま覆うように光の壁がうまれ光が注がれると、黒い模様が徐々に薄く。


プチっという音とともに光が消えて模様がなくなった巨大アリがそこに。

小さいアリたちも模様がなくなった。


成功?

この世界の呪いは乗り移ることもできるのか…こっわ~。


様子を見ると巨大アリがこちらを見ている。

先ほどまでの威嚇もなくただ、こちらを…俺を見ている?

巨大アリがこちらに少し近づくとコアが威嚇。


止まった巨大アリは…なんとなく困惑している雰囲気を感じる。

コア達や親玉さんたちといると雰囲気を少しだけ読めるようになった。

まだまだ意思疎通は難しいのだが。


巨大アリに俺から近づく。

なんとなくそのまま、頭をなでて…お~陶器のように冷たくてつるつる。

ざらざらした印象があったのだが、ついつい撫でまわしてしまった。


巨大アリがもっと困惑していたとか俺は知らない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ