44.全身三つ目のプロデュース…洞窟発見!
調味料探しは継続中。
なかなかこれに関しては進展がない。
今日は全身三つ目たちが作った服を着て探索中。
とうとう全身の服が完成した。
しかも全身白ということもなく黒のズボンにTシャツは淡い緑。
下着は白。
様子を見に行ったときにカラーの毛糸玉があることにびっくり。
巨大虫は食べるものによって色のついた糸を作れるらしい。
子蜘蛛たちが三つ目の指示?で花や葉っぱを集めていた。
…三つ目たち何気に力があるのか?
三つ目たちが満足したものを持ってきた、それが朝。
着心地も俺が今まで着ていたものと格段に違う。
つるつるのすべすべと表現したくなる触り心地で気持ちがいい。
ただ、ズボンにするとちょっと心許ない。
次のズボンは糸を太くしてとお願いした。
途中思い出して銀の鉱石で作った針を数本渡した。
非常に喜んですぐさま使用してくれた。
下着も新しいものが完成した、これが一番うれしい。
ただ、三つ目に下着を吟味されるときは恥ずかしさを感じた。
あれはいたたまれない。
残念なことにゴムはない。
なので下着もズボンもウエスト部分で紐を使用して止めている。
これは仕方がない。
それでも気分一新で森を探索。
開拓した場所から数分歩いた場所にぽっかり穴の開いた岩山を発見。
中はゆっくり下り坂になって下に続いた道がある。
「洞窟?」
入口から中をのぞいても続いている道が見えるだけ。
どれくらいの深さがあるのかはわからない。
場所は家となっている岩山から少し離れた場所。
それほど遠くもなく近くもなく。
ただ、何かあったら影響がある場所ともいえる。
中を確かめる必要がありそうだ。
魔法で光玉を出して周囲を照らしながら中へ進む。
下りになっている道がずっと続いている。
結構歩いているが変化は見られない。
ただ、気になるのが道の広さ。
入口もそれなりに大きかったが道がずっと同じ大きさで続いている。
どれくらい歩いたのかはわからないが1つ大きな空間に出た。
…いたね。
道の広さを見て、もしかしてと感じていたが正解だったようだ。
目の前には思いっきり口にある牙で威嚇している異様にでかいアリ。
大きさはコアの2倍ぐらいかな?
巨大アリは真っ赤な体に黒の不思議な模様が全体に見られる。
その黒の模様が異様な光を発している。
その印象が影を見た印象と同じ。
影とは違うがあれも呪い?
とりあえず影と同じ印象なので「浄化」
アリの全身が光ったが黒の模様が光を打ち消した?
浄化されない。




