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異世界に落とされた…  作者: ほのぼのる500
浄化は基本!
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128.三つ目の本気!…羽が成長している

三つ目が持って来た冬用の靴。

完成度に驚いた。

え、三つ目って何者?


三つ目と巨大虫の頑張りで服は早めに完成。

最近ではいろいろと拘った服が登場する。

ウサのリボンが使われた服は俺でもわかるぐらい可愛い出来。

ある程度でストップをかけないと暴走するが。


服は完璧だったが問題は靴。

俺の穿いている靴はゴムを使用したスニーカー。

ゴムとは理解できたが俺はゴムがどのように作られるのかを知らない。

ゴムの木があるとは聞いたことがあるが…それ以上は無知。

ゴムを探すのは無謀という事で早々にゴムは諦めた。


なので違う靴を考えることにして思い出したのが草履。

小麦部分をとった茎を乾燥させれば作れるのではと安易に考え挑戦。

まぁ結果はどう編むのか全く分からず断念。

見た、履いた程度では作るのは無理です。

とはいえ1年も履き続けたため、もう少しで布の部分に穴が開きそうなほどぼろぼろに。


草履の失敗から三つ目達は頑張った。

俺が書いた絵をもとに…あれでよく靴を完成させたと思うのだが。

1番最初に出来上がったのが雪駄もどき。

木の板に紐を通したもの。

たしかに履けるが森ではちょっと無理だった。

雪駄もどきがぶらぶらする。


次は雪駄を加工。

紐を追加して足に固定するタイプに。

出来上がりはサンダルの出来損ないという感じ。

足は紐を結ぶことで固定できたが、下の板が歩くと硬く痛くなる。

まぁなれるかと思っていたが速攻修正が。

足のサイズ?形?を調べられて底の部分の木を加工。

フィット感が完璧な雪駄サンダル?みたいなモノが完成。

森を走っても問題なく夏に活躍。

途中から靴底に深めの滑り止めが施されていたのは…三つ目の愛情だと思いたい。


冬にサンダルは寒い。

なので靴下を重ね履きしようと考えていたら、三つ目たちがまたまた頑張った。

靴底には毛皮を使用して暖かく、そして薄めの革を使用して靴の形に加工。

革本来の形をうまく利用したみたいだが…どういう作りか見ても分からない。

すごいなっと感心して三つ目達を見ると親指を立てて胸をそらした。


…誰に教わったんだ、そのポーズ。


とりあえず三つ目たちにありがとう。

子供達にも靴が完成したようだ、怖がりながらも感謝している。

岩人形が近くに居ても固まらなくなった、慣れだな。


靴の履き心地を雪の上で確認。

…しまった、防水加工はされているわけがない。

足が冷たい。

三つ目が見つめている…いや、靴は完璧で問題ありません!

数日後、何足も替えの靴が届いた、ありがとう。


……


目の前の酒乱会に子供達も慣らされたな~。

いろいろ名前を考えたが酒乱の集まりなので酒乱会で落ち着いた。

これを考えた時は俺もそうとう酔っていたと思う。

まぁ酒乱会だ。


子供達は初めて参加の酒乱会で悲鳴をあげて気絶した。

俺が酒乱会に慣れてしまった為、子供達への配慮を忘れていた。

あれは申し訳なかった。

起きた子供たちはお互いに抱きしめて泣いた。

本当に申し訳ない。


数回見ると慣れるものだな。

魔法が乱発されるまでは身を乗り出してみていることも増えた。


…酔ってるのかな?

飛びトカゲの羽がものすごく大きくなっている気がする。

体も成長している?

…あれって…トカゲなのかな?


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