115.日常?
朝の見回り。
昨日の木の魔物、命名木霊の事があり心配したが問題ないみたいだ。
マシュマロ達も雪のアメーバもいつも通り。
雪遊びはしないって!
今日はいつもより激しかった。
なぜだ!
次に川の確認。
なぜか不思議な踊りを延々見続ける羽目に。
何だろう、嫌がらせではないみたいなので止められない。
…え、まだあるの?
ごめん、もう終わってほしい。
ありがとう、…楽しかった…ような。
雪で濡れた服も川辺で自然乾燥。
そんなに長く居たのか、あそこに…。
畑を見ながら作物を一応チェック。
農業隊は今日も頑張ってくれているようでうれしい。
畑のアメーバも頑張って…え!踊るの?
え、もう水のアメーバが見せてくれたから。
遠慮…すでに始まっている!
なぜだ!
頑張って終わるまで見た。
本当にもういいので。
果樹の森を見回ると、ここでもさっきの畑とは違う畑のアメーバの踊り。
…えっと、ありがとう。
もう、諦めた。
ただし、1番だけでお願いします。
…止めなかったらどこまで続くのか、いや、今ので充分本当に充分だから!
果樹の森にも異常はなし。
コア達も今日は朝から狩りに………大量だね。
ちょっと多くないかな。
子鬼たちが頑張ってくれているけど、まだあるの?
あぁアイ達も頑張ってくれているんだ。
子供達もか…どうしたんだろう。
えっと、もうそろそろ狩りはやめようか。
子鬼たちが獲物に囲まれて見えなくなっているから。
うん、ありがとう。
何だ?
空の上からいきなり影が!
びっくりすると…え、なにこの巨大な魚。
ふわふわか、え!飛びトカゲも一緒に?
そう…えっと頑張ったんだね。
ありがとう。
あ、一つ目と三つ目が応援に来た。
頑張って…ん?
ふわふわ、待った!
何処に行く?
魚?…あ~今日はもう釣りはいいよ。
もう充分。
本当に、充分。
目の前には10mぐらいある魚。
充分すぎるから。
エコと3匹のナナフシの湖へようやくこられた。
今日は皆がちょっとテンションがおかしい。
お酒を飲んだのか?っと疑ってしまったが。
お酒は一つ目が守っているからおそらく大丈夫のはず。
…何もなくあのテンション?
それはそれで怖いな。
ナナフシにも名前を付けたかったが諦めた。
何処からどう見ても3匹は全く同じ。
見分けがつかない。
…つけなくて正解だったようだ。
ミニのナナフシがえっと…いっぱい増えている。
そして強大になったエコ。
木の魔物もここまで成長するんだな~っとちょっと感心。
ナナフシ達にも問題なし。
昨日の事があるから心配したが大丈夫のようだ。
菌も害虫も何とかなったらしい。
見えない菌とか気を付けないとな。
ん?
ナナフシから不思議な実をもらった。
薄い膜のようなものに包まれた黄金色の何か。
どうしたらいいか迷っていたらコアが来てくれた。
とりあえずナナフシたちありがとう。
……
器の中の実。
コアがフォークを持って来た。
潰すのか?
そうか。
潰してみるとあたりに広がる香ばしい香り。
メープルシロップのような香りに似ている。
ちょっとなめてみると…メープルシロップだ。
お~、いいモノもらった。
卵が欲しいな。
パンケーキには卵がないとな。
…探すか。
それにしても今日は皆が異常なテンションだったな。
昨日のエコが影響しているのか?
問題はないみたいだが。




