表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に落とされた…  作者: ほのぼのる500
浄化は基本!
11/672

11.魔法…それはイメージ!

どうなるか分からず浄化をかけたが、成功で失敗。

浄化は成功、浄化しきれず失敗…地味にショックだ。

まぁ魔法初心者だから、仕方ない。

そういえば魔法には初級、中級とかあったな~。


俺は超初級だな。

自己流だもんな。


……


生きた岩には強い呪いがあるらしい。

ん~今までの浄化では弱い。

もっと強い浄化をする必要がある。

…強い浄化?…魔法を知らない俺には難しすぎる。

今までのイメージより強くしたらいいのか?


今までは、汚れを浮かして落とす…洗濯がイメージ。

これはCMで見かけるのでイメージしやすかった。


でも、これでは目の前の生きた岩には効果が薄い。

呪いをとく…強い呪いをイメージして、

強制的に消すイメージにする必要があるな。

呪い、色々な映画が思い浮かぶけど違うよな~。


洗濯の汚れって水に浮くイメージで、どことなくふわっとした汚れ。

頑固な汚れといえばこびり付いた…油か。

べったりついた油汚れ、これでいけるか?

なかなか落ちないのをイメージ。

あれを包み込んで…弱いか、削り落とすイメージで。


「浄化」


目の前の生きた岩が白く光りだす。

見ていると黒い呪いの部分が徐々に剥がれ落ちて砕けて空気に消えている。

バリバリッと音がするけど、これって正解なんだろうか。

まぁ呪いが解ければ大丈夫、…きっと大丈夫。


剥がれ落ちた最後の呪いが消える。


「あ~これは予想外」


びっくり、呪いの生きた岩ではなかったらしい。

俺の前には血だらけの鳥。

鳥か、オオカミと出会った時の感覚と同じ感じを受けたのはそのせいか。

しかしこの鳥、サイズは雀サイズなのだが。

あんなにでかい呪いの塊だったのにまさかの雀サイズ。


鳥にびっくりしたが、サイズにはもっとびっくりだ。

ついでに血だらけな状態に…これは驚くよりビビる。

もう、近づいても攻撃してこないかな?


血だらけの鳥がふらふらと飛んで俺のもとに。

なんとなく指を出すと止まった。

血塗れ状態が不気味だ。不気味すぎる。


鳥をよく見ると胸のところに大きな傷がある。

そこからだらだらと…よく飛べたな、こいつ。

…この傷、俺の結界が原因とかあるのかな?

だったら、申し訳ない。


傷をとりあえずふさがないとな。

傷の再生は…難しいな。

自分の怪我を思い出したが、血が流れているイメージしか思い出せない。

役に立たないな。

最初は傷口の痛んだところの細胞を再生させて、次に皮膚と皮膚がくっついていくイメージ。

…ものすごく不安だ。


「ヒール、でクリーン」


胸元が淡いピンクの光に覆われて傷が消えていく。

同時に全身が淡く輝いて汚れが消える。

血と汚れが落ちたら、何ともきれいな鳥が俺の指の先に止まっていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] いつから魔法はイメージだってことになっちゃったんだろうなぁ… 魔法は神秘の力を起点に定められた法則と言霊でカタチにする技術なんだよなぁ… イメージじゃないのよ イメージで具現化するなら…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ