105.1日1回…ワインだね。
毛虫に追いかけられたり…夢だった。
毛虫が上から降ってきた……夢だった。
あんなヤツ、大嫌いだ!
寝不足だ。
お茶もどき、美味しい。
皮を乾燥させたら味が濃くなった、成功。
ほっこりします、寝不足の頭に優しい味…。
お茶もどき…もどきとかめんどくさい。
俺の中ではお茶でいい、玉ねぎでいい、ジャガイモでいい。
肉じゃが2日目、美味しい。
寝不足はいろいろと判断力を鈍らせる…いや、いつも通りか?
…あの日の果実が目の前に。
嫌がらせだろうか。
そんなに周りに当たり散らしていないと…散らした?
大丈夫。
よかった。
…これは、頂きます。
メロン…だと…、赤いマーブルのような不気味さでメロン味。
美味い。
熟した甘さが口の中に…。
食べず嫌いだったかな…いや、挑戦は1日1回でお願いします。
そっちは明日以降で。
なんとなく元気出た、寝不足だけど。
今日はゆっくり寝られそうです。
……
睡眠は大切だ。
…朝から異様な雰囲気の仲間たち。
今日は狩りに行っていない。
どうしたのか。
親たちの雰囲気に子供たちがちょっとビビっている。
ん?
…収穫なのか。
手伝います!
コア達は…収穫物の移動のお手伝いか、なるほど。
それにしてもすごい収穫量だな。
朝から夕方まで収穫をしても終わらないとか。
頑張ろう。
…あ、バーベキューの準備?
大丈夫、頑張ります。
ようやく果実の森に!
終わりが見えた。
ん?
なぜか殺気立っていないか?
…ブドウか。
確かにワインが切れているんだよな。
と言っても、すぐには飲めないぞ。
発酵させないと、魔法で速めると味が落ちるし。
…そんなショックを受けなくても。
とりあえず頑張って収穫しよう。
まぁ今回から農業隊がぶどうの木を倍増してくれているから切れる事はないかな。
…あれ?飲む仲間が増えてるよな…大丈夫か?
…ハハハ、さすがだ農業隊。
ブドウ農園ができている。
初めに作った果実の森の5倍ぐらいの面積にブドウの木が綺麗に並んでいるな。
圧巻だ。
ん?樽作り。
そうだな、頑張るよ。
頑張った。
目の前につみあがる樽。
いや、つみあがってはいないな。
完成した傍からすごい勢いで親玉さんが運び出す。
鬼気迫る迫力で待たれるのは、怖いからやめてほしかった。
一つ目たちのブドウをつぶすスピードが…ここも鬼気迫っているな。
農業隊も参加しだした、総出でワイン造り、すごいな。
ワインの貯蔵庫に大量の樽。
あれだけ広げたのに足りないってどうしてだろう。
2階にもワイン貯蔵庫が増設。
まぁ、みんなが喜んでいるから。
まだだからな、まだ飲めないからな。
我慢してくれ。
ワインが切れた時は…怖かった。
なくなった時の仲間の絶望は言葉では表現できない。
納得してくれているのに目が…。
数日、目を合わせられなかったからな。
あの恐怖を思えばあと少し待たせることへの不満なんて…。
いや、怖いから。
発酵してない状態だとただのブドウジュース。
だから待て!
結界を張って入れないようにした方がいいかな。
大丈夫?
一つ目たちが言うなら大丈夫かな。
何気にこの子たちも怖いからね。
……
お?
子蜘蛛がすごい勢いで横を走り去っていったんだが。
え、一つ目?
子蜘蛛のあとを追って一つ目疾走。
あんなに速く走れるのか。
あとを追ってみる。
子蜘蛛に向かって一つ目がとび蹴り…あ、子蜘蛛が…。
一つ目が満足そうにうなずいて帰ってくる。
えっと、あれ生きているか?
大丈夫、そうか。
何が?
手招きされたのでついて行く。
…ワインの貯蔵庫。
なるほど、すべて理解しました。
ハハハ、ありがとう。
ところで一つ目達ってもしかして強かったり…するのかな?




