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ホモーメン反応 (生物学)

 本日は全生物の中でもヒト科だけが示す「ホモーメン反応」について学ぶとしよう。


 両生類以降の生物は、俗に「ヤコブソン器官」と呼ばれる「鋤鼻器じょびき」を持つ。

 嗅覚器官の一つであるそれは、主に口腔内における臭覚をつかさどっているが、ヒト科はその進化の過程でヤコブソン器官を失っていく。


 それと入れ替わるようにヒト科がその体内に持つことになった器官が、俗に「ガチブソン器官」と呼ばれる「捕模器ほもき」である。


 ガチブソン器官は「漢臭ガチフェロモン」に対する嗅覚として特化した器官であり、ヒト科は同器官にて漢臭を認識することにより様々な反応を見せる。


 例えば次のような例が確認されている。


 ・過去のプロレスビデオでたまに見せるディック・マードックのお尻から目線をはずせなくなってしまう。

 ・同人誌即売会のBL会場で極度の動悸・息切れに襲われてしまう。

 ・紅白歌合戦に復帰したサブちゃんのそばにジョージの影を思わず探してしまう。

 ・純烈は所詮三流だと思い込んでしまう。

 ・福ちゃんの声変わりを心待ちにしてしまう。


 こうした反応を「ホモーメン反応」という。


 参考としてヒト科以外の多くの生物が持つヤコブソン器官についても記載したので、暇なときにこちらも学ぶとよかろう。


 参考


 フレーメン反応

 フェロモンや類似臭に対してヤコブソン器官を通じて起きる反応を一般に「フレーメン反応」という。

 有名な反応として次が挙げられる。


 ・馬が唇を引きあげて笑うような表情を見せる。

 ・猫が顔をしかめたような反応を見せる。


 これらは元となるにおいをさらに確認するため、口蓋の奥にあるヤコブソン器官ににおいを触れさせようとする反応であり、決してくさいわけではなく、どちらかといえばにおいに対しての好意的な反応と思われる。

 なので自宅の猫ちゃんが諸君の足を嗅いでフレーメン反応を見せても、それは決して嫌われているわけではないから安心するがよい。

 におっているのは間違いないがな。


 きょうはここまで。


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