第12回「特車2課、所有の高速艇の謎!」~お題「機動警察パトレイバー(ハゼ釣り問題について)」~
~お題「機動警察パトレイバー(ハゼ釣り問題について)」~
「機動警察パトレイバーの特車2課は高速艇を所持している!レイバーを海上運搬する為と思われる…しかし、その真の目的は「ハゼ釣りをする為であった!」」
正直、おかしな設定だと思います。
これ以外にも色々おかしい設定も多いんですが、こんな変な設定が多々あるのも「パトレイバー」という作品の魅力だと思います。
何故、警官である特車2課のメンバー(主に第2小隊と整備員達)はハゼ釣りをしているのか。
これに関しては短編アニメ「ミニパト」において理由が明確に語られていました。
・特車2課は埋立地にある。陸の孤島である。
・正直、コンビニも少ないし、料理屋も少ない。あるのは、パトレイバーファンの間では有名なあの「上海亭」ぐらいである。
・特車2課のメンバーはまともに食事も出来ず、娯楽もないような状況で激務に追われて疲弊しきていった。
・しかし、特車2課の埋立地の周りの海からは「ハゼ」が釣れると判明した。
・そのハゼは干物にして、特性のタレを付けるとかなり美味であり、変な中毒性がある。
・ハゼ中毒者が特車2課に蔓延する。
・ハゼ釣りを楽しむ者、ハゼの干物を作ることに生き甲斐を見出す者、ハゼを食べないと生きていけない者まで出てきた。
・そして、みんなで「ハゼ釣ろうぜ!」となった。
・ハゼこそが激務で疲れる特車2課のメンバーの心を救う清涼剤となった。
・さらに、ある人物が「こんなに美味い干物なのだから、間違いなくハゼは商業用に売れる!」と判断した。
・大量生産して売る。販売目的として売るためにはもちろん、原材料である「ハゼ」の大量確保が重要視された。
・でも、特車2課のメンバーだけではハゼを大量に確保する、釣り上げるのは無理だった。さすがに人手だけでハゼ確保には限度があった。
・そして、ある人物がその根本的な問題を解決するために動く。
・原材料「ハゼ」の大量確保の為に高速艇の導入を決意して、それを実行した。
・どうやって警視庁本庁警備部に高速艇の導入の為の、予算申請をして購入したのかは謎。
・これにより原材料の大量確保ができるようになって問題は解決した。
・こうしてハゼの干物が大量生産できるようになった。
・そして、「特車2課特製ハゼの干物」がインターネット販売で売りだされるようになった・・・。
こういう理由らしいです。
なんで干物をインターネットで売るようになったのかというと、特車2課の財政確保、予算云々の問題解決もあったようです。
正直、レイバー部隊は金食い虫でもあるとも何度も劇中で言われていたので、資金確保の為にも「ハゼの干物」を売る必要があった訳です。
上の説明の中に出てきた「ある人物」とは当然、あの水虫のおじさん「後藤隊長」です。
「どうやって予算申請したのか?」は本当に謎らしいです。
南雲しのぶ隊長曰く「後藤さんは警察官になっていなければ、稀代の詐欺師になっていた」と語られていました。
恐らく高速艇の導入申請理由としては上司とか偉い人に「海上におけるレイバーの運搬目的」とかなんとかと、言ったのだと思います。
でも…あれでレイバーを海上に運搬した事ありましたか?高速艇には「イングラム」乗るようなスペースなかったはずです。
正直そんなシーン見た覚えがないんですけど…自分の勘違いですかね?
高速艇は「ハゼ釣り目的」しか使ってなかったはず?
「パトレイバー」ある程度全話見たんですけど、なにせ昔見たせいで自分が忘れているだけかもしれません。
もし、「いや高速艇で海上にイングラムを運んだ回がある」という方いましたら、教えてください。確認いたします。
ところで、あの高速艇、もちろん公金で買った訳ですよね。
最近、舛添要一元都知事による公金私的流用が大問題になっていました。
ふと、自分が思ったのは、「特車2課の高速艇の購入は公金の私的流用では…?」と疑問に思ってしまいました。
あの高速艇による「ハゼ釣り」は公務なのでしょうか?
ハゼ釣りとハゼの干物作りが生き甲斐で楽しみになってしまった特車2課の整備員班員もいました。
それを考えると私用目的で高速艇運用してないか?とも思える訳で・・・みなさんはどう思わます?あれは公務かそうではないか?
なかなか微妙なラインな話になってきますが、今あんな備品の私的利用やったら多分インターネットの掲示板とかTwitterで総叩きに合いそうにも思えます。
作った時代だからこそ出来たネタなのかもしれません。
「パトレイバー」に限らず昔のアニメを見る際は「この時代だから出来たネタ」みたいな物も探しながら見てみるのも面白いかもしれません。




