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第11回「ゴジラ、東宝特撮、ウルトラシリーズの子孫達」~お題「特撮のおかげで誕生した漫画・アニメ等」~

~お題「特撮作品のおかげで誕生した漫画・アニメ等」~

 ウルトラマン50周年で盛り上がっております。

 ゴジラも新作が公開されます。特撮ファンとして嬉しい限りです。


 実はゴジラ・ウルトラマンがいなかったからこの世に誕生しなかった作品は多々あります。


 東映の仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズはやっぱりウルトラマンが無ければ誕生しませんでした。

 

 「機動警察パトレイバー」では特車2課のメンツが、着ているあのオレンジ色の制服は科学特捜隊の制服が元ネタというのは有名な話です。

 他にもパトレイバーにはウルトラシリーズや怪獣シリーズの影響を受けていると思われるシーンが沢山ありました。だから自分はハマったのかもしれません。

 旧OVAの「4億5千万年の罠」は怪獣映画のパロディ回だし、新OVAの「星から来た女」は完全にウルトラシリーズの世界でした。

 あの「オキシジェンデストロイヤー」を作れる人間なんて、芹沢博士か特車2課のシゲさんぐらいでしょう。

 廃棄物13号は「許されざるいのち」か「ビオランテ」のどっちが元ネタですかね?製作者達の世代からしては、前者でしょうか?


 「新世紀エヴァンゲリオン」も庵野監督なりのウルトラマンであり、ゴジラなんでしょう。

 特撮のオマージュと思われるシーンが沢山あります。使徒なんてモロ怪獣だし。

 そんな庵野監督が「シン・ゴジラ」を撮るとのことで・・・・。

 そのニュースが発表されたのが2015年4月1日だったせいで、最初「ああ、エイプリルフールか・・・・」と思いもしました。でも本当でした。

 正直「エヴァはどうした!?」と今でも思っています。

 だから、若干、庵野監督がゴジラを撮るというのはなんか納得がいかないところもありますが、今はそれを忘れて庵野監督が作った「シン・ゴジラ」を楽しみたいと思っています。


 「鉄のラインバレル」のラインバレルもよく見たら赤・白で、赤・銀という完全なウルトラマンカラーという訳ではないですが、ウルトラマンリスペクトカラーです。

 主人公が1回死んで、謎の巨人(ラインバレル)から新しい命貰って復活するなんてウルトラマン第1話のリスペクト展開です。

 そんな「ラインバレル」の作者二人(清水栄一先生、下口智裕先生)が今は漫画「ULTRAMAN」書いています。

 ウルトラ兄弟リスペクトキャラ出ていますけど、東光太郎が出てきたから、次はレオ・アストラ兄弟と来て、80先生か・・・どこまで出すのでしょうかね?

 まだゾフィー兄さん出てきてないのでどっかで出して欲しいです。


 他にも、和月伸宏先生の「武装錬金」も連載当時、読者から「これハガレンのパクリでしょ?」と指摘を受けて和月先生が言った答えが「いやこれはウルトラマンのパクリである」との事でした。

 「どこがウルトラマン?」と思いもしましたが、あれも確かに主人公の武藤カズキが一回命落として、津村斗貴子に新しい命貰って戦士になるところからスタートしますので、やっぱりウルトラマンの影響受けているのでしょうね。


 あとスパロボシリーズでは空飛ぶドリル戦艦とかトンデモメカ出てきますが、あれの元ネタは東宝の特撮映画の「海底軍艦」の轟天号というのは有名な話です。

 また、ウルトラマン大好きおじさんでもあるスパロボオリジナルキャラクター「ユーゼス・ジュデッカ・ゴッツォ」とかも出てきます。

 何故か彼の出身地のバルマー帝国のゴッツォ家のメンツはウルトラマンファミリーのリスペクトキャラクター達で構成されています。

 そのうち宮野真守声のゴッツオ家のキャラクターも出てくると思います。


 「機動戦艦ナデシコ」の人気キャラ、ホシノ・ルリも「ウルトラマン」に出てきた少年「ホシノ君」から取っています。ルリの制服も科特隊制服のパロディでした。


 他にもゴジラ、東宝特撮、ウルトラシリーズの影響で誕生した作品は沢山あります。

 ある意味それらの遺伝子を受け継いだ子孫たちです。

 つまり、現在のアニメ・漫画・ゲームなどは、ゴジラや特撮映画、ウルトラシリーズなどがなければ生まれませんでした。


ですが、最近ではそれを忘れてしまっている人達が多いのが正直、現実な訳で・・・悲しい限りです。


 今一度、特撮に興味ないという人も昔の特撮映画やウルトラシリーズ、最新作等に触れてみてはどうでしょうか?と私は思っています。


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