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魔法書を作る人  作者: いくさや
番外編

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234/238

人気投票 結果発表(女性部門)

2015年5月に行っておりました人気投票の結果発表です。

興味のない方は無視してください。

色々とはっちゃけている人もいるのでご注意を。

第一回 人気アンケート、結果発表会


シズ

「みなさん、こんにちは」

リエナ

「ん」(にぎ)

シズ

「このたびは魔法書を作る人、人気アンケートにご協力いただき……」


シズ&リエナ

「ありがとうございました」(ペコリ)


シズ

「アンケートは6月1日の12時で受付終了しました。回答数は?」

リエナ

「ん。210人」(すりすり)

シズ

「いやあ、初めてだからどうなるかって思ってたけど、集まるものだね」

リエナ

「ん。嬉しい」(ぎゅっ!)

シズ

「そうだね。ところで、リエナさん?」

リエナ

「ん?」(ぎゅうううう!)

シズ

「その……どうしてそんなに抱きついてくるの?」

リエナ

「ダメ?」

シズ

「いや、ダメっていうか、僕は嬉しいぐらいだけど、なんか、積極的というかなんというか。どうしたの、急に?」

リエナ

「小さいシズ、久しぶり。なつかしい」

シズ

「あー。そっか。リエナも小さくなってるもんね。これ、学生時代ぐらいかな?」

リエナ

「ん。どうして小さいの?」

シズ

「ほら、会場が特別だからじゃないかな。えー、みなさん。今回は」(ごほん)


シズ

「万象の理と魂の循環点の狭間を会場にしてお送りしております」


リエナ

「だから、小っちゃくなったの?」

シズ

「ここって法則とか無視してる部分あるからね。生死とか、時代とか、そういうのを考えないで集合できるんだよ。まあ、一夜の夢みたいな感じで処理されるでしょ。たぶん。で、僕らが小さくなってるのは、その人の第一印象の影響かな? 僕らだと子供の頃や、親になってからの期間より、学生ぐらいの年の間が多かったから」

リエナ

「多い? そう?」

シズ

「うん。話数がね。ああ、いいよ。深く考えないで。戻ったら元に戻るから」

リエナ

「ん。わかった」

シズ

「さて、そんなメタな話はこれぐらいにして。早速、結果発表といきますか。まずは女性部門から。発表と一緒に当人にも登場していただきましょう!」




14位(0票)

薬師・母

シエラ

シーヤ


薬師・母

「まあ、私たちは、ね」

 ずーん

シエラ

「そうね。ほとんど登場してないし」

 ずーん

シーヤ

「姉様。その、私は……」

 ずーん

シエラ

「いいじゃない。裏方も大切よ。若い子たちが頑張っているのを見るのも嬉しいでしょ?」

 ずーん

シーヤ

「制服姿がダメだったのかしら……」

 ずーん

シエラ

「もう。久しぶりに会えたのだから、終わった事は気にしないの。わたしはシーヤの事を大好きよ」

 ずーん

シーヤ

「もう、そう言って姉様はレグルス兄様ばかり構っていたじゃない」

 ずーん

シエラ

「あら。やきもち? シーヤ、かわいい」(といいつつも耳が赤くなってる)

 ずーん

薬師・母

「ところで、そろそろあちらの方にも声をかけた方がいいのかしら?」

 ずーん ずーん ずーん (重い音のエフェクト)


戸惑う三人。


シズ

「あ、大丈夫です。こっちの管轄なんで」

シーヤ

「あら、シズ君。姉様、この子が」

シエラ

「ええ。あなたがレグルスのお弟子さんね。あの人が弟子を持つなんて……ふふ。なんだか感慨深いわ」(なでなで)

シーヤ

「姉様、ずるいわ。じゃあ、私も」(なでなで)

シズ

「うあ、その、えっと。どうしよう、なんか照れる。恥ずかしい。というか、なに、この包容力? これが師匠の恋人の異能? 超美人だし、長い髪がサラサラ揺れてて、いい香りが……あいたあっ!」

噛み猫リエナ

「ん!」(がぶう)

シズ

「違う! これ浮気とちゃうん! ああ、三人して慈しむ目で見てないで!?」

薬師・母

「若いっていいわねえ。では、わたしたちはこれぐらいにしましょうか」

シーヤ

「そうね。じゃあ、シズ君、リエナちゃん。またね?」

シエラ

「あの人と待ってるから、ゆっくりいらっしゃい」


 退場する三人。

 頬を膨らませたリエナに必死に弁解するシズ。


 ずーん ずーん ずーん ずーん ずー……どぱーんっ!(闇のエフェクトが吹き飛ぶ)


レイア

「な・ん・で・だー!」


14位(0票)

レイア・ブラン・ガルズ


シズ

「あ、正気に返った?」

レイア

「先生! オレ、勝てなかった!」

シズ

「いや、勝ち負けってもんじゃないと思うけど」

レイア

「修業が、修行が足りないんだな! 先生! どうすればいい!?」

シズ

「人気投票の修業って……個性を磨く、とか?」

レイア

「個性。オレの個性?」

シズ

「うーん。姫、とか?」

リエナ

「他にも姫、いる」

シズ

「褐色ロリ。あほの子。武術バカ。うーん、決め手に欠けるかな。レイア姫だけのイベントって何かあったけかな?」

リエナ

「尻叩き」

シズ

「ぶふっ!?」

リエナ

「あれ、レイアだけ」

シズ

「そうだけどね!?」

レイア

「そうか。尻を鍛えればいいんだな! よし! まずは百叩きからだ! 先生!……は、ダメか。リエナ姐さんがいるもんな」

シズ

「ちょっと、尻属性確定なの? レイア姫はそれでいいの?」

レイア

「おう! 武王になるんだ! 弱音を吐かねえぜ!」

シズ

「武王ってバカなのか? ああ、バカだったな。もう、いいや。レイア姫、シンに手伝ってもらったいいんじゃない? きっと、色々と相談に乗ってくれるよ」

レイア

「おう! シンなら体鍛えてるしな! 同僚だしな! 行ってくる!」


 走り去るレイア。遠くから悲鳴なのか歓声なのか判別の付かない絶叫が上がる。


シズ

「……強くなれよ」

リエナ

「どっち?」

シズ

「両方。はい。では、次の発表にいきましょう!」




13位(1票)

ヒルド


ヒルド

「やったー! 13位! ありがとうねー!」(ぶい)

シズ

「いいんだ。13位で」

ヒルド

「うん。誰かの中で一位なんでしょ? それってすごいよ」

シズ

「おお。始祖なのにまともな事を言ってる」

リエナ

「ん」

シズ

「同じ活発系ロリとしてレイア姫にも見習ってほしいなあ」

ヒルド

「それに」(もじもじ)


ヒルド

「ボクにはエルがいるからね! エルの一番になれるなら、それで十分だもん!」(ぶい)


リエナ

「ん。わかる」

シズ

「ああ……。これがレイア姫との違いかあ」

ヒルド

「じゃあ、ボクはもう行くね! 他の皆はどうなのかなあ? エルに釣り合えてるといいなあ」


走り去るヒルド。


シズ

「さりげに始祖の中で一番まともなのかも……」

リエナ

「ん。シズが一番」

シズ

「いや、まともがどうかで一番にはなりたくないんだけど、いいや、次々行くよ!」




11位(2票)

ルイン

テトラ


ルイン

「人気投票? なんだそれ、人間は変なことすんだな」

テトラ

「あ、リゼルをいじめた奴! こらー!」(ぽかぽか)

ルイン

「あん? ああ。魔人のガキか。ったく、知るかよ。ほい」


襟を吊り上げられて大人しくなるテトラ。


ルイン

「ったく。竜王も忙しいんだからよ。こんな事で呼び出すんじゃ……」

テトラ

(ぷらーん)

リエナ

「ん。放す」(がつん)

ルイン

「ぶべっ!?」

テトラ

「あ、リエナだ! シズもいる!」

リエナ

「ん。テトラを釣るのはこう」

テトラ

(ぷらんぷらーん)

シズ

「なんで、いきなり喧嘩になるのかな。ルインも王なんだから、少しは大人気ってものを……どうしたの?」

ルイン

「わ、わからねえ! 克服したのに! もう大丈夫なはずなのに! 体が! 体が勝手に震えちまう!」(がたがたぶるぶる)

シズ

「あー、その体は幼女バージョンだからね。体が恐怖を覚えている、みたいな?」

ルイン

「ひいっ! 怖い怖い怖い怖い怖い! 来るな! 来ないで! 来ないでください! いやだ! 焼かれる! 丸焼きにされる! 食べないで食べないで!」(パニック)

シズ

「竜王の威厳、どこ行ったんだ」

リエナ

「ん。運ぶ」


 リエナによって引きずられていくルイン。


シズ

「武王越えはまだまだ遠いかな。さて、一人になっちゃったけど続けるよ」




10位(4票)

ルナ


ルナ

「にゃ!」

シズ

「ルナ、おめでとう」

ルナ

「にゃ! ……おとさん? 小さい? でも、おとさんの匂い? にゃ?」


 不思議そうにシズの周りをグルグルと回り始めるルナ。


シズ

「ああ。親子だと違和感がすごいな、これ。大丈夫。僕だよ。おいで」

ルナ

「にゃ!」(背中に飛びつく)

シズ

「痛い痛い痛い。匂いを嗅ぐぐらいはいいけど、噛んじゃダメだよ。爪も気を付けて?」

ルナ

「おとさん! おとさんだ! なんで? なんで小っちゃいの?」

シズ

「なんでだろうね? まあ、昔の僕はこんな感じだったんだよ。それより、ほら。ちゃんとお礼を言おうね? 言える?」(肩車してきたルナを捕まえて下ろす)

ルナ

「にゃ! えと、応援してくれて、ありがとうございます! 大好き!」(のびーのポーズ)

シズ

「はい。よく言えました。でも、大好きって言われた人、後で裏に来ようか? 僕とゆっくーり、オハナシしよ?」

リエナ

「ん。落ち着く」

シズ

「リエナ。でも、四人もの人間がルナの事を狙っているんだよ!?」

ルナ

「おかさん? にゃ? ちっちゃい、おかさん? おっきい、お姉ちゃん?」(混乱中)

シズ

「ああ。ソレイユがもう少し大きくなって、髪を下ろしたら昔のリエナにそっくりだからね。大丈夫。リエナだよ」

リエナ

「ん」(ぎゅ)

ルナ

「にゃー」(だきっ)


 そのままリエナに抱っこしたまま運ばれていくルナ。


シズ

「なんだか、リエナがエスコート役になってるなあ。まあ、いっか。あ、さっきの四名様。ご来店をお待ちしております。当店は肉体言語を用いますので(ry。……はい。次の発表に行きましょう)




9位(6票)

ミラ


ミラ

「はーい。お姉ちゃんだよー」

シズ

「ミラで9位か。もうちょっと上かなって思ったんだけど」

ミラ

「うーん。あまり出てなかったしねー」

シズ

「そうかな。最終決戦にも出てるし、後日談にも、後日談猫にも出てるのにね」

ミラ

「でも、あんまり活躍できなかったよー。迷惑かけきゃったしねー。ごめんねー。あの人を逃がしちゃったせいで、シズ君……」

シズ

「いいっていいって。あれは僕も不覚だったから。それより、今はミラの事」

ミラ

「うーん。でも、お姉ちゃんはー、これぐらいでも嬉しいよー」

シズ

「いや、もっと上を狙えるポテンシャルはあると思うんだ。作中最大の巨乳、白衣に見える和服、巨乳、お姉ちゃん属性、巨乳、樹妖精エルフ、巨乳……」

ミラ

「シズ君、これ好きなのー?」

シズ

「いや、僕のベストはあくまで猫耳としっぽであって、でも、男としてどうしても意識しないわけには……(ぞくり)リエナさん」


 ゆっくりと歩いてくるリエナ。


リエナ

「ん」(ぎゅ)

シズ

「リエナ、さん?」

リエナ

「ん」(ぎゅう)

シズ

「その、当たって、いますよ?」

リエナ

「ん。わたしの、ダメ?」(じーっと見上げてくる)

死す――シズ

「(真っ赤)」

ミラ

「あらあら。まあまあ。うふふ」

リラ

「ちょっと! こんなところでイチャイチャしないでよ!」(赤面)


 どーんと突き飛ばされるシズ。


ミラ

「あ、リラちゃんだー」

リラ

「まったく。人前でそんな事しちゃダメよ、リエナ! シズも! デレデレしちゃって、カッコ悪いわよ!」(まっか)




8位(7票)

リラ


シズ

「いたた。いや、まあ、ごめん。それにしても見事に姉妹で並んだね」

ミラ

「お姉ちゃんと、リラちゃんはー、仲良しなのだー」

リラ

「ちょっと! しがみついてこないでよ、ミラ! ぐっ、背中に当たるこの柔らかいの、どうして双子でこんな事に……」

リエナ

「ん。シズ」

シズ

「ああ。丁度いい機会だから二人に聞きたいんだけど」


 居住まいを正すシズ。


シズ

「二人とも、本気でうちのレギウスを狙ってるの?」

ミラ

「……うふふ」(頬を染める)

リラ

「なななん、なんの、こと、かしら? 別に、ちょっとシズの面影あるなーとか、あの人に名前が似てるなーとか、かわいいなーとか、思ってないんだからね!」(耳まで赤い)

シズ

「本気だ! 二人とも本気だ!」

リエナ

「ん。大丈夫。大人になるまで守る」

リラ

「そ、そんな! 会うのは、会うのはいいでしょ? 深い意味はないから!」

シズ

「不安しかない!」

ミラ

「レギウス君はー、大きいのが好きかしら? 小さいのが好きかしら?」

リラ

「ミラ!? ずるいわよ!?」(涙目)

シズ

「厳重警戒発令だ。リエナ、皆でレギウスを守るよ」

リエナ

「ん」

リラ

「もう! 本当に違うんだから! その……親友の、子供って、ちょっと、特別なだけよ」


 真っ赤になったまま涙目で話を変えるリラ。


リラ

「はい。おしまい。その話はおしまい! これ、人気投票の発表でしょ! その、ありがとうね。私に投票してくれて、まあ、そうね、嬉しかったわ」

ミラ

「おねえちゃんも、ありがとうねー。応援してくれてー、嬉しいよー」


 どこにともなく手を振って、去っていく二人。


シズ

「レギウスの将来、大丈夫かな」

リエナ

「ん。家族がいるから、へいき」

シズ

「そうだね。ちゃんと独り立ちできるように、皆でしっかり鍛えてあげないと」(フラグ)

リエナ

「ん。シズ、次」

シズ

「うん。では、次はひとつ飛んで6位だね」




6位(8票)

クレア・E・ルミネス

ステラ


ステラ

「なー」


 シズに飛びつくステラ。


ステラ

「とうちゃ」

シズ

「はーい。おめでとう。僕ってよくわかったね」

ステラ

「とうちゃと、かあちゃ、だよ?」

クレア

「本能、ですわね。ちゃんとわかるみたいですわ」

リエナ

「ん。クレアも懐かしい」(そっと隣に立つ)

クレア

「ふふ。学園なんてずいぶん前の事みたいですわ。本当に楽しかったですわね。色々と大変な事もありましたけど、思い返してみると充実した日々でしたわ。ええ、あの頃はこの歳になっても売れ残るなんて思いもしなかったのに……」(吐血)

シズ

「クレア!? まずい、クレアのHPが真っ赤だ……。はい、猫玉!」(ステラをパス)

ステラ

「なー?」(頬をすり寄せる)

クレア

「あら、慰めてくれますのね。ああ。あったかい」

リエナ

「大丈夫。クレアは立派なお婿さんになれる」

クレア

「お婿さん!?」

リエナ

「クレア、かっこいい」

クレア

「う、ふふ。リエナさんに、全く悪気がないのがわかって、心が抉られるような、染み入るような……複雑ですわ。最近、お父様も見合いをしないかと言わなくなったのですが、これは諦めてしまわれたのでしょうか……」

シズ

「クレアに投票した八名の方。クレアの心が死んでしまう前にもらってあげてください。ただし、スレイア王国の大貴族のあれこれに対応できる方、限定ですので、ご応募の際に審査が入る事をご承知願います」

リエナ

「クレアが新郎、ルネが新婦……」

クレア

「リエナさん!?」(ちょっと赤面)

シズ

「正直、絵にあまり違和感がないなー、それ」

ステラ

「なー!」


 退屈したステラが走り出してしまう。


クレア

「あら。わたくし、追いかけますわね?」

シズ

「ごめん。大丈夫だとは思うけど、お願いできる?」

リエナ

「ありがと」

クレア

「いいえ。お二人も司会、頑張ってくださいな。そして、わたくしに投票してくれた皆様、本当にありがとうございます。色々と諦めずに頑張りますわ」

ステラ

「なー! ありがと! 好きー!」(戻ってきて、そのまま走って行くステラ)

シズ

「はい。今の『好き』をもらった人も、後で裏に来てくださいね? 僕はいつでもハナシアイの準備万端ですから」(シャドーボクシングを始める)

リエナ

「ん。次の人」




5位(9票)

異界原書(妹)


シズ

「嘘でしょ!?」

リエナ

「誰?」

シズ

「いや、異界原書を管理している双子の妹なんだけど、異界原書の契約者以外は会話もできないんだよ。『次元喰らい』と戦っている時はずっと隣にいたんだけどね。あの三大欲求に忠実な幼女」

リエナ

「三大欲求?」

シズ

「うん。睡眠欲、食欲、性欲の事って……リエナさん?」

リエナ

「性欲? ずっと、隣?」

シズ

「違う! いや、違わないんだけど、待って!? 幼女! 第二次性徴もまだの子供だから! 性欲って言っても抱きついてくるとか……あ」

リエナ

「あ? なに? なに?」

シズ

「……ちゅーとかされそうになりました」

リエナ

「ん。わかった」

シズ

「わかったって、ひい! リエナ、目のハイライトがなくなってる! なに!? 僕、何されるの!?」

リエナ

「ん。上書き」



 ただいま、リエナさんがシズを捕食中です。

 しばらく、お待ちください。

 その間、特別に回線を繋いだ異界原書・妹からのコメントをお流しいたします。



異界原書・妹

「やほー! 応援、嬉しい! ありがと! え? うん。今は眠くないよ。元気、元気。さっきまで寝てたから。うん。食べ物は、リゼルの精神力なの。シズの方がおいしかったんだけどね、リゼルのも最近すごくおいしくなってきたんだよ! うん? あたしといいことしたいの? いいよー、するする。いい事ってなに? え? 目を瞑ってじっとしてればいいの? わかったー。何かなー、気持ちいといいなー。あれ? お兄ちゃん?」


 乱れる音声。

 各所で聞こえる悲鳴。

 妹と似た声質の怒号。

 阿鼻叫喚の映像が途切れ途切れになり、暗転。



シズ

「吸われた……。めっちゃ吸われた……」(キスマーク。時折、噛み跡)

リエナ

「ん。満足」(つやつや)

シズ

「ふう……。あれ? なに、この映像? 異界原書・妹の音声? ふうん。誰が録音したんだか……まあ、いいや。次に行こうか」




4位(10票)

ソレイユ


ソレイユ

「……にゃあ」

シズ

「ソレイユ、おめでとう」

ソレイユ

「…………にゃあ」(遠くからじーっと見つめている)

シズ

「あれ? ソレイユ?」

ソレイユ

「お父さん……それ」(猫耳、委縮中)

シズ

「ああ。良かった、ちゃんと僕たちってわかってるんだね。それって、えっと……あ」(顔中のキスマークに気付く)

ソレイユ

「……ん。二人とも、仲よし」(まっか)

リエナ

「ん。恥ずかしい」(でも、しっぽは嬉しそう)

シズ

「十一歳の娘に、思春期に入り始めた娘に、すっごい気まずいところを見られた……」


 ただいま、シズが身嗜みを整えております。


リエナ

「ソレイユ。おめでと」

ソレイユ

「ん。嬉しい」

リエナ

「もうすぐ学園、大丈夫?」

ソレイユ

「ん。ルネさんが準備してくれてるから、へいきだし、お姉ちゃんだから、がんばる」(猫耳としっぽがぴーん!)

リエナ

「ん。いい感じ」(なでなで)

ソレイユ

「にゃあー」(ごろごろ)

シズ

「こう見ると姉妹にしか見えないなあ」(戻ってきた)

リエナ&ソレイユ

「ん?」(揃って首を傾げている)

シズ

「そっくりだ……」

リエナ

「ソレイユ。ご挨拶」

ソレイユ

「にゃあ。私に投票、ありがとう。これからも頑張るから、見ててね? えっと、大好き」

シズ

「なんで、うちの子たちは告白するの!? え? そういうお約束? ダメだよ! 絶対にダメだから! おい。告白された十人、もう待つなんて言わない。こっちから行くからな? 首を洗って待ってろよ!? おーい、弟子一号! 異界原書、異界原書持ってきて! ちょっと次元の壁越えてくるから!」

ソレイユ

「お父さん……」

リエナ

「ん。いつもどおり。ソレイユも頑張って」

ソレイユ

「にゃあ!」


 息を切らして戻ってくるシズ。手についた赤い液体を拭き取っている。


シズ

「はあはあ。えっと、どこまで行ったんだっけ? あ、もうベストスリーか。じゃあ、ここからは残った三名に登場してもらおうか」

リエナ

「ん!」

シズ

「はい。リエナも一員だね。じゃあ、続けて残りの二名もどうぞ」

■■

「ひは! あたしが、きき来たわ! あれ? あれえ!? 名前! なな、なんで塗りつぶされてるの!?」

シズ

「(舌打ち)」

テナ

「あらあら。賑やかね。お母さんみたいなおばさんが来ちゃっていいのかしら」

シズ

「いや、おばさんって。お母さんは見た目の変化がほとんどないんだけど……」

リエナ

「何歳の姿かわからない」

テナ

「そうね。これは二十歳の時かしら?」

シズ

「三十代の時と変化ないんだけど……」

リエナ

「さすがししょー」

■■

「ひは。あたし、む、無視!? そそそれに、本当に、ぬ、塗りつぶしのままなの!?」

シズ

「うるさい。黙れ、喪女。こいつがベストスリーとか、はあ……」

■■

「しし、辛辣! も、もう! シズ君ったら、そんなに、あああたしを意識しちゃ……ひえええっ!」

リエナ

「ん。度し難し」(槍を構える)

■■

「しょ、初対面で!? ひは。も、もう。あたし、罪深い女なのね……」

シズ

「ダメだ。相手にするだけ時間の無駄だから。さて、ではでは、第三位の発表です」




第三位(21票)

テナ


シズ

「『雷帝』テナ。堂々の第三位! 登場話数を考えるとかなりの快挙!」

リエナ

「ししょー、すごい」

テナ

「あらあら、ありがとうございます」

シズ

「かわいいお母さんは最強の魔法士というのが、強かったのかなあ」

リエナ

「ししょーが村を守ってるから、安心して旅ができた」

シズ

「あー、それはある。貴族と対立しても、色々と厄介な立場になっても、故郷を人質に云々の心配は一切なかったから。あれって本当に助かったよ」

テナ

「うふふ。ダメな感じの人が来るとわかっちゃうのよ。空気が教えてくれるから」

リエナ

「ん。わかる」(こくこく)

シズ

「……うん。まあ、頼もしいね」

テナ

「それにしても、あのシズがこんなに立派になって、お母さん嬉しいわ」

シズ

「やめてよ、お母さん。照れる……」

テナ

「熱を出して治ったと思ったらベッドの上で悶えながら叫んでた時はおかしくなっちゃったんだって、お母さんもう……」

シズ

「やめて!? 本気でやめて!? 恥ずかしくて死ぬから!?」

テナ

「色々と呪文みたいなのを言ってたこともあったわねえ。あ、もしかして、あれも新しい魔法だったの?」(悪気なし)

シズ

「あわ、あわわわわ……」(泡を吹き出す)

リエナ

「シズ、白い方に引っ張られてる!」

■■

「ひは! そ、そっちに行ったら、ほほ、本当に死んじゃうわよ!」

リエナ

「ん!」


 転生しそうになるシズをリエナがすぽんと引っこ抜く。


シズ

「はっ! なんか、師匠とか武王とかおじいちゃんとか、色んな人たちに殴って戻らされる夢を見たような……」

リエナ

「シズ、死んじゃダメ」

テナ

「大丈夫?」

シズ

「お母さん、ここって精神力が割と重要だから。黒歴史には触れないで。お願いだから」

■■

「えー、えっと、ささ、作者からのコメントね。『テナも活躍する書籍版第二巻の番外編「風雷注意報」は割と自信のある短編です』だそうよ。ひは! せ、宣伝乙!」

シズ

「あー。うん。えっと、何度か話題に出している『雷帝』婚活話もそのうち書くとか。いつになるのやら……」

テナ

「あらあら。あの人との出会いのお話なのね。お母さん、照れちゃうわ」

シズ

「確かに、気になる。あの無口なお父さんが、どうやって『雷帝』を落とすのか。想像できない」

テナ

「機会があったら教えてあげるわ。応援してくれた方、ありがとうございます。こんなおばさんに投票してくれるなんて嬉しいわ。シズたちも応援してあげてね?」


 手を振るテナが去っていく。


シズ

「我が母ながらクリティカルに人の急所を突く人だ。しかも無自覚に」

リエナ

「ししょー、すごい」

■■

「ひは。し、死にかけたのに、そそ、それでいいのね、あなたたちも」

シズ

「ハプニングはありましたが、発表を続けます。残るはリエナと喪女。栄光の一位はどちらの手の中に!?」

リエナ

「ん。頑張る」

■■

「ひは! きょ、強敵ね! で、でも、伝説の始祖の、すす凄さを、み見せてあげるわ! か、簡単に勝てるなんて、おお、思わないで!」

シズ

「では、同時に発表します」




第二位(25票)

ルリ


第一位(106票)

リエナ




シズ

「女子部門第一位、リエナー!!」

リエナ

「にゃあ!」(ぶい)

ルリ

「ふひゃっ!? 106!? 二位に四倍差? と、というか……」

シズ

「はい。女子部門の投票数の半数を占めた数字です。実に50.5%。圧倒的です。序盤も中盤も終盤も独走。二位以下をダブルスコア、トリプルスコアでした」

ルリ

「か、勝てるわけないわよ!」

シズ

「うん。どっちかっていうと二位決定戦の方が面白かった。前日まで二人が並んでたから。正直、喪女が二位になって舌打ちした」

ルリ

「に、二位なのに、この扱い!?」

シズ

「はい、喪女さん。コメント、あるなら今の内ね」

ルリ

「え? 本当に? あたしの時間これだけ? え、ええ、えっと、あああたしに、応援なんて、み、見る目があるじゃない! だ、ダメよ! ここ、こんなに票数あると、ま、負け惜しみにもならない!」

シズ

「はい。あと十秒」

ルリ

「ええ!? まあ、あ、あたしの、もも、物語は終わってるけど、そ、そのうち、う、生まれ変わった、あたしたちの活躍が、み、見れるかもしれないわ! き、期待しても、いい、いいのよ?」

シズ

「ここでいくさやからのコメントです。『ねえよ』以上」

ルリ

「それだけ!?」


 がしゃんと、どこからともなくシャッターが落ちてきて、ルリの姿を隠す。

 シャッターはすぐに幻のように消えてしまうが、消えた後にはルリの姿はなくなっていた。ただ、白い地面に『これで終わったと思うなよ』の血文字が……。


シズ

「はい。お待ちかねの一位について」(足で血文字を踏み消す)

リエナ

「ん。ありがと。嬉しい。大好き、なのはシズだけど、皆も嫌いじゃない」

シズ

「まあ、順当だよね。登場話数。ヒロイン度。番外編。それに、猫耳としっぽ。負ける要素がないから」(異界原書をしまいながら)

リエナ

「ん。照れる」

シズ

「……あれ? これだけ? 終わり?」

リエナ

「ん。いくさやからのコメント『一位のご褒美でシズと司会だったから』だって」

シズ

「いや、まあ、わりと好き放題やっていたけど、いいの?」

リエナ

「ん。シズと一緒だから満足」

シズ

「あー、うん。ありがと。僕も嬉しいよ。と、そうじゃなくて!」


 桃色の空気を払うシズ。


シズ

「改めて、この度は人気投票にご協力くださりありがとうございました」

リエナ

「ありがとう」

シズ

「引き続き、男性編も準備ができましたら発表いたします。また、こちらの本分掲載はしばらくしたら引き下げて、活動報告に移設いたしますのでご注意ください」

リエナ

「ん。また、ね?」




シズ

「けど、そうか。司会で登場したら一位の可能性が高いか。ふふ。これって僕が有力って事だよね?」

男性編はしばしお待ちを。

これ、けっこう時間がかかりますw。


こちらはしばらくしましたら活動報告に移設しますのでご注意ください。

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