短歌・詩 心の寿命 作者: 囘囘靑 掲載日:2025/11/30 タイムマシンの夢を抱きしめながら 化粧のように塗り重ねる日常 奥に潜む記憶は針で縫い合わせても 消えぬ痕を残す 街は淡々と流れ 一握りの幸せを探す人々の影が断片となり 映画のように再生される 操作できぬ未来 輸血のように流れ込む他者の言葉 誰もが一瞬だけ過去と現在を抱き合わせ 鋭い痛みをも祝福に変える そしてまた通常運転へと戻る 繰り返しの中に、一握りの幸せが宿る 祝祭日の鐘が鳴り響くとき ********** 詩「心の寿命」