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理系女子の恋  作者: 流音
147/246

140、中学の同窓生


3月14日――――私の誕生日兼ホワイトデー


私はたくさんの私服を前にして何を着て行こうかと、部屋着のままで考え込んでいた。


今日は井坂君との恋人関係をステップアップさせる一日…と言っても過言じゃない。

そんな日に適当な格好で行けるわけない。

私はいつもの二割ぐらいは自分を盛っていこうと決めて、普段はあまり着ない女の子らしい服を手に取った。


春らしいうすい黄色の花柄のあしらわれたふんわりしたワンピース。

その上にパステルカラーのカーディガンを着ようと決めて、早速着替え始めた。

そこでふと自分の下着に目がいって、色気のない水色の下着を見て着替えてた手を止める。


これって…どうなんだろう…?

女子として、もう少し頑張った方がいいよね…

せめてもう少し可愛いものに…


私は下着の引き出しを開けて、私のタンスの中にある唯一の可愛らしくレースやフリルのついた白の下着を手にとる。

そこで井坂君に下着を見られてる姿を想像してしまって、私はたまらなく恥ずかしくなって赤面した。


うわわっ!!いざ見られると思うと、すごく恥ずかしい!!

今までも何度か見られてるけど…

あのときはそんなこと気にする余裕もなかったから…


私は熱い顔を手で挟むと、井坂君が熱を出した時のことを思い出して更に熱が上がる。

あのときは頭がぼーっとしてしまって、下着なんて気にもしなかった。

ただ井坂君だけが見えて、胸の中も頭の中も井坂君でいっぱいになって…

もっともっと井坂君に見て欲しいって思ってた。


今からまたあの感覚になるのかと思うと、少し怖くもあって私は下着を持ったまま固まった。


井坂君と触れ合うのは全然大丈夫…

だけど…あの先をしてしまって、私と井坂君の関係は変わってしまわないだろうか?

今まで通りの関係でいられるだろうか?


私は先に進むということが、少なからず私たちに変化を与えるんじゃないかと思って不安になった。

嫌なわけじゃない…

そういうんじゃないけど、自分が知らない道に進むということが怖くて、私は臆病にも尻込みしてしまいそうだったのだった。





***





私は井坂君の家に行く約束をしてる時間に間に合うように家を出ると、一歩一歩近づく度にドキドキしながら足を進めた。


あー…どうしよう…

嫌なわけじゃないのに、足がなかなか前に進んでくれない…


私ははぁーっと大きく息をつくと、気持ちを入れ替えようと快晴な空を見上げた。

春らしい風が頬を撫ぜて、少しでも可愛く見せようとくるくると巻いた髪が風に揺れる。


大丈夫、大丈夫!!

大きく深呼吸して、リラックスしよう

ガチガチに緊張して警戒したまま行ったら、それこそ井坂君を困らせちゃう

いつも通りに自然体で行かなくちゃ!


私は脳裏に井坂君の笑顔を思い浮かべると、だいぶ気持ちが落ち着いて重かった足が軽くなった。

そうして気持ちを入れ替えて歩みを再開させると、時計公園のベンチに見覚えのある姿が見えて足を止めた。


あれって…西門君?

それに隣にいるのって…確か、冬休みの同窓会のときに西門君と吹奏楽の話をしてた…


私はベンチに座って仲良く話しているのが、西門君と(中学の同窓生だろう…)ふわっとした可愛らしい女の子だと気づいて、目が離せなくなった。


そういえば、あの子…同窓会のとき西門君の事を熱い目で見てたような…


私はここでゆずちゃんの顔が浮かんで、サーっと顔の血の気が引いた。



まさか…ケータイの相手って…


あの子!?!?!



私は昨日聞いたばかりのことを思い出して、思わず物陰に隠れて二人の様子を窺った。

二人は何の話かは分からないけど、すごく楽しそうで会話が弾んでいるように見えた。

西門君の表情がゆずちゃんの言う通り、あまり見ない顔になってるような気がしないでもない。

私を見てるときの顔って言ってたけど、私にその顔は見せたことがないだけに判断できないのが悔しい。


そしてフワフワ女子は明らかに頬を赤く染めていて、西門君への好意があるのは目に見えた。

だから、私は居ても立ってもいられなくてケータイを取り出して、ゆずちゃんのアドレスを開いた。

私はゆずちゃんのアドレスを見つめてどうしようか…と考えて、彼女を不安にさせるような電話をかける前に誰かに相談しようと、一番気心の知れているナナコへと電話をかけた。


幸いナナコはすぐ電話に出てくれて、私は声が向こうに聞こえないようにひそめると言った。


「あ、ナナコ?私。」

『しお?どうしたの?珍しいね、わざわざ電話してくるなんて…。あ、そうだ。誕生日おめでとう、しお。』

「え?あ、そっか。ありがとう。」


私は誕生日のことどころじゃなかったので、軽く返すと本題を話した。


「あのね、西門君が中学の同窓会のときに話してた、同じ吹奏楽部のフワフワした可愛い子といるんだけど…。これってどう思う?」

『…??フワフワって…、あーーー!!戸田さんのこと?

え!?西門君と一緒って、あの二人そういう関係だったの!?』


ナナコは何も知らないというように驚いていて、私は戸田さんの名前も初耳だったのでナナコに尋ねた。


「戸田さんって、西門君とそんなに仲良かった人?私、西門君が女の子と話してるのを見るのも珍しいんだけど…。仲良かったなら、私中学のときに目撃してるはずだよね?」

『あー…、しおは戸田さんと同じクラスになったことないもんねー?確か中学のとき、西門君とは部活の連絡のやり取りぐらいの会話はしてたはずだけど、部活以外で一緒にいたり話してるのを見たことはないなぁ~?』

「だよね。そんなに仲良くなかったはずだよね?」


私はナナコに同意を得られてほっとすると、今度はどうして今、戸田さんが西門君に接近してきたのか気になった。

中学の時から好きだったけど、想いを打ち明けられずにいたとか?

そして心の中にしまっていた気持ちが、同窓会で会った事で再燃したとか…そういう感じ?

私はもしそうなら、やっぱりゆずちゃんに知らせなきゃいけないと思い始める。


『しお、今どこにいるの?私も西門君の浮いた現場に興味あるんだけど。』

「え、と…今は時計公園にいるよ。ベンチに二人で座って話してるから、入り口の影に隠れてる。」

『私も見に行く!!もし移動するようだったら電話して!』

「え!?ナナコ!?」


ナナコはここに来るつもりなのか言うだけ言うと電話を切ってしまった。

私は切られたケータイを見つめると、一方的だなー…とため息をついてから、今度こそゆずちゃんに知らせようと電話をかけた。


ゆずちゃんはすぐ電話に出てくれると、外にいるのか雑音混じりの声がした。


『もしもし、しおちゃん?どうしたの?』

「あ、うん。あのね、これ伝えた方がいいか迷ったんだけど、言うね?」

『うん?何?』


私はここで一息つくと、胸に手を当てて告げた。


「今、時計公園にいるんだけど、公園に西門君がいて…中学の同級生と一緒なんだよね。たぶんゆずちゃんが言ってたケータイの相手だと思うんだけど…。」

『え…?そ、それって……女の子?』

「うん…。戸田さんっていう中学の吹奏楽部で一緒だった人だと思う。」


私がそこまで説明すると、ゆずちゃんからは何も返ってこなくなって、私は「ゆずちゃん?」と声をかけた。


『あ、ごめん。そっか…女の子と…。そっか……。』


ゆずちゃんは徐々に声が小さくなると、鼻をすする音が聞こえて、私は泣いてる!!と思って焦った。


「あ、あ、あの!!付き合ってるとかじゃないと思うよ!?たぶんたまたま会ったとかだと…」

『でも、二人でいるんでしょ?そんなの付き合ってなくても…そういう気持ちがないと…。』


ゆずちゃんから本格的に嗚咽が聞こえ始めて、私はどうにかしないと!とハラハラして、居ても立っても居られなくなった。

だから、とにかく確かめようと公園の入り口に足を進めると「ちょっとそのまま切らないでね!」と伝えて、西門君と戸田さんがいるところに向かった。


「西門君!!」


私が声をかけると、西門君はビックリしたようで「しお!?」と声を裏返らせてベンチから立ち上がった。

戸田さんは私を見て顔をしかめると、西門君の横にくっつくように立った。

私はそれを見てあからさまだな~と彼女に呆れた。


「西門君、戸田さんと付き合ってるの?」

「は!?急にやってきて、変なこと言うなよ!!僕らはただ同じ吹奏楽部部長として相談し合ってただけで、そんな関係じゃないから!!」


西門君が思いっきり顔を歪めて否定してくるので、私は真実だろうと感じてほっと安心した。


「そうなんだ。っていうか、西門君っていつの間にか部長になってたんだね?」

「今更!?しおは井坂君以外に興味なさ過ぎるだろ!!」

「あれ?そんな前から部長だったの?」


私は全く西門君に興味がなかったので、笑って誤魔化した。

西門君は怒りながらも口元は笑っていて、「ムカつく!!」と頬を引っ張られる。


「痛い、痛い!ごめんってば!!」

「色ボケすんのも大概にしろよな~?千葉さんだって副部長なんだから、友達のこともちっとは知っておけよ。」

「え!?ゆずちゃんも副部長なの!?」

「そうだよ!!アホ!」


今度はスパンっと頭を叩かれて、私は今日はやたらと暴力振るうなぁ~と西門君を睨んだ。


「じゃあ、吹奏楽の相談ならゆずちゃんにすればいいじゃん。なんで戸田さんなの?」

「その言い方、妙にきついな~?しお、戸田さんと面識あったっけ?」

「ないよ!!だから、二人が仲良く話しててビックリしたの!!」


私がムカッとして言い返すと、西門君が何か変な風に捉えたのかニヤッと笑ってから私の頭を撫でてくる。


「なんだよ?嫉妬か?安心しろよ。しおは僕の大事な幼馴染に変わりはないからさ。」

「もう!!そういうんじゃないよ!!なんでゆずちゃんじゃなくて戸田さんなのか知りたかっただけ!!」


私は西門君に子供みたいにあやされてるのに苛立ちが募って、思わず声を張る。

すると、今まで黙ってた戸田さんが私の前に出てきて、強い瞳で私を突き刺すと言った。


「さっきからゆずちゃん、ゆずちゃんってうるさいけど、そのゆずちゃんってもしかして西門君の事好きなの?」


!?!?!?!


私は可愛らしい戸田さんから核心を突くことを言われて、言葉を失った。

西門君がどういう風に想ったかが気になって、顔が引きつる。


「だからココに乱入して、私と西門君が話してるのを邪魔した。違う?」


戸田さんは首を傾げて尋ねてきて、私はどう言い返そうかと考えるが言葉が出てこない。

そこへ助け舟のように西門君の笑い声が響く。


「ははっ!何、変な事言ってんの?千葉さんが僕のこと好きなわけないだろ?憶測でもの言ったら千葉さんが可哀想だよ。こんな僕に好意を寄せるとか誤解されたくないだろうし。」


西門君?


西門君はどこか自分に自信がないようで、表情が暗くなった。

私はその表情から何を考えているのか気になって、じっと西門君を見つめる。

すると戸田さんが西門君の腕を軽く掴むと笑顔で言った。


「西門君には魅力はいっぱいあるよ。部活動に一生懸命だし、真面目で頼りになるよね。だから、私も西門君に相談したくなったんだもん。毎回メールをきちんと返してくれて嬉しかったんだから。」

「あー…、あれは僕にできることはこれぐらいだって思ったから…。僕も同じ悩みを持ってたこともあったし、役に立てることがあるならしておきたいから。」

「そういう所が優しいよ。だから、私西門君のこと好きなんだ。」


え!?!?!?

今、告白した!?!?


私は自然な流れで告白した戸田さんにビックリして、戸田さんを凝視した。

西門君も同じなのか目を丸くさせて笑顔の戸田さんを見つめている。


「え?…えぇ?それって冗談…」

「冗談なわけないよ。本気。もし、良かったら付き合ってほしいな。」


ストレートな告白に西門君はぼわっと赤面すると、「え、あ…。」と言いながら焦り始める。

私はこのままじゃ流される!!と思って、口を出そうとしかけた所で手に持っていたケータイから「待って!!」という声が聞こえた。


私はそれに咄嗟に反応すると、手に持っていたケータイを西門君の前に見せて、声が聞こえるようにスピーカーホンに切り替えた。


『待って!!まだ返事しないで…お願いっ…!!』


ゆずちゃんが電話の向こうで走っているのか荒い息と一緒に言って、西門君はゆずちゃんだと気づいたのか「千葉さん…。」と呟いた。


『私っ…西門君が誰かと付き合っちゃうなんて…イヤだ…。』


ゆずちゃん…


私はゆずちゃんが初めて西門君に自分の気持ちを打ち明けてると思って、口を閉じて成り行きを見守った。

西門君はじっとケータイを見たまま固まっている。


『私もっ…西門君の良い所、いっぱい知ってる!!影ですごく努力してるところとか、実は物凄く心配性でしおちゃんの事、本当に心配してハラハラしてたこととか!!ずっとずっと言えない想いを抱えてて、でもそれを表面上に見せなくて我慢してることとか。大事な人のために諦めるってすごくカッコいい選択をしたこととか…。全部、全部、傍で見てきて、凄いなって…カッコいいなって。私、憧れてた。』


私はそこまで心配させてたのか…とちらっと西門君を見ると、西門君が辛そうに眉間の皺を寄せているのが見えた。


『だからっ…私、傍で支えたいって思ったの!!副部長になったのだってそう!西門君に頼って欲しかった。何でも打ち明けて欲しかった。辛いとか悲しいとか何でも良かった。一緒に共有したかった!』


ゆずちゃんはここで言葉を切ると、何度か息を吸いこむ音が聞こえて、その後にスピーカーからと背後から同時に声が聞こえた。


『「私は西門君が好き!!これからも一緒にいたいの!!」』


私は背後から声が聞こえたことにビックリして振り返ると、そこにはゆずちゃんが息を切らして公園の入り口に立っていた。

耳にはケータイを当てていて、全速力で走ってきたのか髪は乱れていた。

半分ずり落ちかけたメガネを直しながら、ゆずちゃんは真っ赤な顔で近づいてくるとケータイを閉じて西門君の前に立った。


私は邪魔しないように、少し避けて様子を見守る。

ゆずちゃんは何度か呼吸すると、まっすぐに西門君を見つめた。


「本当は気持ちを打ち明けるつもりじゃなかった。西門君の心はまだ違う人に向かってるって分かってたし、優しい西門君を困らせたくなかった。だけど、違う誰かにとられるぐらいなら、私の気持ちも知っていて欲しかった。」


ゆずちゃんはそこまで言うと、泣き出してしまって手で顔を拭いながら俯いてしまう。

私はケータイを握りしめると、心の中で何度もゆずちゃんにエールを送った。


頑張れ…頑張れ!!


「私は一年の頃からずっと西門君が好き。今は付き合えないの分かってるけど、私の事も女の子としてこの気持ちを知って考えて欲しい。」


ゆずちゃんが最後は消え入るような声で言って、西門君はそんなゆずちゃんを見て優しく微笑んだ。


「ありがとう。千葉さん。すごく嬉しいよ。僕…千葉さんが言うような良い男じゃないけど…。好きだっていってくれる人がいるなら、少し自信が湧いてくる。今は…確かに、誰かと付き合うとか考えられないけど…。でも、千葉さんのことちゃんと考えるよ。それでもいいかな?」


ゆずちゃんは涙を拭って西門君を見ると、「うん。」と嬉しそうに笑った。

私は告白したのに、何だかふわふわとした結末にもやっとしたけど、二人が幸せそうに笑うので、こういうのもアリかと納得した。


「ちょっと!西門君!私の告白は!?返事はどうなってるの?」


ここで蚊帳の外だった戸田さんが焦ったように声を上げて、西門君は居辛そうに顔をしかめると「ごめん。」と手を合わせた。


「戸田さんのことは、本当になんとも思ってないんだ。吹奏楽仲間だって思ってたから…。」

「なんでその子の告白は考えるのに、私はごめんなの!?意味わかんない!!」

「え…っと…それはー…。」


西門君が困ったなというように頭を掻き始めて、戸田さんは怒り絶頂というように目を吊り上げている。

ゆずちゃんは戸田さんの顔が怖かったのか、肩を縮めて小さくなっている。

私が何か口出すべきだろうかと思って、仲裁しようとすると「はいはい、そこまでー!」とまた背後から声がした。


「戸田さん、久しぶり~。」


手を挙げながら私たちの所にやってきたのはナナコで、私に目配せすると戸田さんの肩を叩いて諭し始めた。


「戸田さん、せっかく円満にまとまりそうだったのに、ここで声を荒げて女度落とすのやめようよ。中学の同級生から人気あるのに台無しだよ?」

「え?」

「幼馴染の私が言うのもなんだけどさ、西門君なんてつまらない人間だよ?見た目はそこそこマシかもしれないけどさ。戸田さんだったら、もっとスーパーなイケメンゲットできるよ!!だから、ここは潔く身を引こうよ。ね?」


ナナコはちらっと私を見ると、目で私に二人を連れて行けと言ってるようだったので、私は西門君とゆずちゃんの腕を引っ張って公園を出ようと促した。

ナナコは戸田さんと馴れ馴れしく肩を組んでいて、戸田さんがフラれた鬱憤を晴らすように話をし始めたのが見えた。


私はナナコにありがとう!!と心の中でお礼を言うと、公園を出た所で二人を見て顔が緩んだ。


「ゆずちゃん、頑張ったね。私、すごく感動しちゃった。」

「ありがとう、しおちゃん。しおちゃんが教えてくれたおかげで、一歩前に進めたよ。」


ゆずちゃんは昨日の姿が嘘のようにスッキリした顔をしていて、私は少しでも役に立てたことに気持ちが弾んだ。


「しお、人のことに首突っ込むのはいいけどさ。今日、井坂君と会うんじゃないのか?そんなに着飾ってさ。」


西門君が照れ臭いのかぶっきらぼうに言って、私は時計公園の時計を見てサーっと血の気が引いた。


うそ…


約束していた時間から軽く一時間を過ぎようとしていて、私は二人に「行くね!」と告げると全力で井坂君の家に向かって走った。



ひーーーっ!!!!ごめんっ!!井坂君!!

もうすぐ着くから待っててーーーっ!!!














西門&ゆずちゃんの話を挟みました。

次はやっとの展開です。

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