80 「俺が恐ろしくないのか……?」のやつ
威圧凄みヒーローについて触れたのでこれにも触れとく。
「お前は、俺が恐ろしくないのか……?」
「……え? はい」
(えっ私何かおかしいの?だって彼の本質はとてもお優しい方で私は見た目で人を判断しない稀有な存在だから普通に接しているだけですのに何故?な鈍感系も匂わせつつ)
いや~、ヒーロー氏~、それは主人公ちゃん先輩の専売特許なんスから恐ろしく思うわけないじゃないスか~。
【皆が恐れる人物を全く恐れないヒロイン】スキル持ってんスから~。
ヒーロー氏、これからの話の流れをおさらいしときますね~。
昔から不遇ヒーローを見守ってきた年老いた使用人ズとか、ヒーローを恐れなかった同性である男の部下とかが2人の仲を祝福して囃し立ててヒロイン主人公様Sugeeeeをしますからちょっと待っててくださいっス。
断り切れない女性同伴の式典や夜会の招待状をもらって俺様色の装飾品やドレスを準備するのをがんばってくださ~いッス。
一緒にダンスを踊りますし、主人公ちゃん先輩のおかげで美貌を取り戻したヒーロー氏に群がる女性対策もしっかりしといてくださいよッス!
次回、
「だから目を離すなゆうたやんけ何べん言わせんのや」
なエッセイだよ~ッス。




