72 冤罪の冤罪の冤罪の冤罪の――――無限∞
主人公側の罪を信じていた学生人々民衆
⇒“ヒロイン”側がざまあされるのを見て冤罪と知る
⇒真実だと認識していたものが真実ではなかった
⇒正しさに対する判断力が揺らぐ
⇒であればこのざまあ劇場もまた100%真実とは言えないのではないか
⇒これもまた冤罪なのでは
⇒ということは主人公側が本当に罪を犯していた可能性も……
⇒俺たちは一体何を信じれば
(いったいなにを信じれば~♪のとこで例の神の子供の歌が脳内に流れたよ)
これさー判断難しくない?特にまったく関わりのない民衆とか。判断材料がねえ!
なのにざまあされ一味と見做されてまとめて断罪されて大変ベリーハードモードで人生を終えるとかもあるやん?なかには。
いや主人公の処刑に嬉々として立ち会うなって話でもあるんですが。
覚醒した主人公勢力に滅されるから民衆は処刑に立ち会うのはやめとこうな!
だから悪側はモブが判断しやすいようにわかりやすい頭がおかしなキャラとして描かれる場合があるのかもしれないね。
実際はどっちにもついていない事態を静観している勢の方が多いと思うんですが、物語的には劣勢の主人公が一発逆転で大勢を見返す方がカタルシスあるもんな。
冤罪対策についての覚書
◎人が断罪されてるのを見ても、断罪され側を守りたい確固たる決意や証拠や関係性がないのであればあからさまに蔑んだりせず、かといって味方になるような素振りも見せず、空気となり静観する。
◎今後接する機会があれば邪険にせず淡々と普通に接し手早く切り上げる。
◎噂話でひそひそ嘲笑したりせず無関心な、我関せずを貫く。
◎権力で白が黒、黒が白になるのが当たり前な、通信手段もさぼど発達していない閉じられたファンタジー世界は、主人公以外には一生にわたり恐ろしい場所になり得るため難しい世渡りになるが、平民よりは守られているはずなので言動には慎重を期す。
あとで優秀な方の王子や王弟、大国の王子や神獣にしばかれるからみんな、気を付けようなっ!




