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気になってしょうがねえぜ!なろう系恋愛小説のあるある言いたい~  作者: ローランドグリーン


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60/220

60 ガリ勉勤労女子がパーフェクトモテ男に対抗して頑張っちゃアレ

今回の目覚めの最終話











「またあいつに負けた……!」

(なぜか当たり前のようにオープンに張り出される試験結果ランキングを見上げながらデカい独り言)





「まってなさい! いつか必ずぎゃふんと言わせてやるんだから!」

(大勢の取り巻きに囲まれ試験結果を眺めているヒーローにわざわざ近寄りつっかかり大声で宣言してダッシュで立ち去り身だしなみや人目には気を使っていないガリ勤ちゃん)





「やだ~なにあれ」(クスクス嘲笑金持ちセクシー魅力たっぷりガールズ)

「あいつ相変わらずダセーよな~」(1軍になりたい実力は3軍取り巻きメンズ)





「…………」

(ガリ勤ちゃんが立ち去った方向を見て浮かべる愛し気な微笑or不敵な笑みヒーロー)

(後日ガリ勤ちゃんの本当の麗し素顔性格を見てますますのめり込むヒーロー)




























あたし、













このタイプの主人公ちゃん苦手っ!






きゃっ!言っちゃった!

エヘヘッ!










私だけはその辺の女子とは違いあなたのことなんてまったくちっとも気にならないわアピールを常日頃誰も気にしてないのに欠かさずしてるのにね?





ヒーローにめっちゃ突っかかっていくのに興味ない私は好きじゃありませんポーズなんなの~?




興味がないなら話しかけずヒーローが絡んできても当たり障りのない対応すればいいんじゃないかな~?

















言いたいのはさ、







突っかかっていく系ヒロインにオレの体が適応してない。






普通に情緒不安定な攻撃的なやべえやつじゃん。








気を引くような素振りなんて何もしてないし貧しくて奨学金で学園に通うのに精一杯で成績落とせなくて必死に勉強してて恋愛なんて興味ないしそんな暇なんてないのになぜ彼は構ってくるの!?




パターンもあるよな。





突っかかりはしないけどただただ困惑してる(ように見える)パターン。






これも『私は本当にちっともこのような展開望んでおりませんのに』が透けて見えちゃうからなんかね。

偏見かも☆






望んでいないならそう見える行動とってくださいよ~ってなる。

わざわざイベント進みそうなフラグ回収しに行くんだも~ん。










まずはダサ過ぎたり不自然に長い前髪をやめようか。

別におしゃれじゃなくていいの、周りとかけ離れず不自然じゃなければ。




それにヒーローを見かけても目で追ったり、万が一目が合っても挙動不審にならないこと。

あなたが本当に彼に興味がないならね?




そうそう、ランチタイムに読書しようとして、人があまり来ないような庭園に行って暖かい日差しにつられて木にもたれかかってそのまま居眠りしないようにね。

ふつーに危ないからね?防犯意識ですよ。

誰かに上着をそっと掛けられていても自分で持ち主探しをせず学園の教師に預けましょう。

心当たりがあってもお礼の手作りのお菓子は必要ありません。




放課後は寄り道せずまっすぐ寮に戻りましょう。

図書館や人気のない庭園木陰に立ち寄るのはやめましょうね。

勉学のための書物は貸し出しておりますので寮に持ち帰ってください。

なぜならそこでヒーローと女性の逢瀬や、女性からの告白を手酷く断るシーンに遭遇してしまいますので。

あなたは恋愛に興味がありませんし経験もないのですから、謎の正義感でヒーローに「あんなひどい言い方!」と恋愛興味ない経験値ゼロの素人が口を挟むのはやめましょうね。




忘れがちですが、クラスメイトとは当たり障りのない関係を築きましょう。

無理に仲良くする必要はありませんが、ヒーローが突然教室にあなたを探しに来るイベント後に孤立する確率を減らせます。





最後に、



ヒーローが突然不機嫌になったり強引に近づいてくる場合がありますが、それはあなたが他の男性と笑顔で会話をしている場面に偶然通りかかったり、偶然見かけたりして嫉妬の感情を覚えているためです。

付き合ってもいない友人でもない女性に対して嫉妬の感情をぶつけてくる危険な人物と推測できますので、今後は決して人気のない場所で彼と2人きりにならないように気を付けましょう。









あら、わたくしとしたことが1番大事なお話を忘れるところでしたわ。




あなたが休日街で出会ってからたまに行動を共にしている所作が不思議と洗練されているとても美しい女性は、実はあなたが勝てたためしがない異常にライバル視している常に成績トップのパーフェクトモテな彼なので、「絶対勝てないいけ好かない奴がいる!」などと愚痴をこぼさないようにしましょうね。

お忍び用の高等魔術変装で視察や息抜きをしている彼本人ですから。

後で「あたしったら女性だと思ってあんな恥ずかしいことまで話しちゃってたのに……ひどい!」となり突っかかりレベルが上がってしまいます。


また派生としてどう見ても別人の、人目を引かない素朴そうな男性に変装している場合もございます。

なんにしろ休日街で出会うやけに親し気な人物には要注意ということですね。








そうね、心構えとしてはひとまずこのようなところでしょうか。







それでは主人公さん、素敵な学園生活を!









もしかしてファンタジーライトフィクションラブ物語の講師ができるかもしれません。

自薦ですがちょっとそこまで5種の資格取りに行ってきます。




また新たな(ある)国家資格(ある)がたまるまでチャオ~☆

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― 新着の感想 ―
[良い点] おはようございます。 今回はここまででしょうか? お疲れ様でした! またお会いできる日を楽しみにいたしております!
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