212 「もお~まあた冗談言っちゃって~!」発言に対する、この主人公ちゃんとは話合わないだろうな感
個人的な恨み晴らさでおくべきか回
「ほんっと、氷の騎士様とやらのせいでこちらもいい迷惑よねっ」
(騎士様がモテ過ぎるせいで全く興味のないアタクシ☆にまで被害が)
「……ほう?」
(お前絶対ゴースティングしとるやろタイミングで現れヒーロー)
「お、お嬢様……!」
「なあに?」
「う、後ろに……!」
「後ろ?」
「こ、氷の騎士様が……」
「もお~マーサったら、まあたそんな冗談言っちゃって~!」
「い、いえ! 後ろに……!」
「まあたまた……」
(冷や汗キラリ)
「それで氷の騎士様がなんだって?」
(壁にもたれかかり意地悪そうなお顔を見せつけながら)
「にゃっ」
(得意技の謎擬音の使い所はここよ!)
これ、この感じのくだり読んだ経験みんなあるやろ?
気さくなアタクシ☆を見せつけていた相手が実は騎士団長や公爵様なんかのとんでもお偉いさんでしたわどうしましょう!?の流れでも可。
「冗談ではないこちらが王太子のアーサー殿下だ」みたいな。
そこまで頻出ではないんだけど確実に読んだことはあるはず。
これな、ただ、
こっちがなんか言った時に信じずに反射で「うっそだ~」「まあた冗談を(笑)」ってすぐ否定から入る人間が嫌いですっていう話♡
周りにおらん?
「ほんと~?」じゃなくて「うっそだ~」って言うのが癖になってる人。
これなにきっかけかは忘れたけど自分は「うっそだ~」は言わんようにしてる。
言うとしても「へ~」か「え、それほんまに?」の方を多用してる。
「は?」ってなった参考例挙げるわ。
「地元ではこれ〇〇って呼んでた」
→「うっそだ~」
「うちの地元ゴミの分別に厳しくてこれとこれ分けないといけないんだよね」
→「うっそだ~そんなの聞いたことな~い」
いや、あなたのこれまでの人生で見聞きしたものだけで判断した『真実(笑)』を他者にも押し付けてくんなよってならん?
オレの地元の何を知ってんねん。
しばくぞ。
ほんでさ、この『冗談うっそだ~』のくだりを女性主人公さんがやる時ってより不自然で。
それを言ってるのが長年の付き合いのある相手で人となりも知ってて、こんな時にそんな冗談言うはずがないの知ってるのに都合のいい、
「まあたそんな冗談言っちゃって~」
(冷や汗たらし)
(みんながひれ伏す高貴なお方にも普段の自然体な明るい態度で接してしまったわ!)
(ワタシったら好感度を上げてしまったわ☆)
が漏れ出してるからより引っ掛かるんよな。
ほんで絶対この後に「なんだそのような畏まった態度はつまらん」とか相手に言わせるんよな。
まんまと、やんお前。
主人公さんの手練手管にまんまと引っかかってるやーん。
ちょろ。
あなたさあ、主人公さんだけに判定甘ないか?
男爵令嬢の彼女にはめっちゃ「私の名を呼ぶことを許した覚えはない」な不敬罪適用するぜ?で脅しよるやんけ。
さて、皆様もうそろそろお気づきですかね?
そう、今回のエッセイは私が嘘をベースにした冗談言わない(言えない)タイプなので、
『人の発言を気軽に疑って否定から入って本人に「嘘でしょ」って言える精神構造っていうか、人ってなんなん?』
って話をあるあるにかこつけてネチネチしたいだけのエッセイです。
「あなたと私長年の友人でも気さくな関係でもないですよ……ね?」
ってなってイララッってしちゃうの♡
心狭き弊害。
でも厄介なのは「へえそうなんだ~」ってなった相手に「冗談に決まってるだろ!馬鹿だなギャハハ」な、下品の申し子みたいな人間も一定数存在してるってことよな。
ねえみんな、
「うっそだ~」系人類と「冗談に決まってるだろギャハハ」系人類の、お互いだけ華麗にマッチングさせる出会い系アプリを創ってくれる神クラスの知り合いおらん?
こっちも魔女のパイセンに聞いてみるね!
もしいたら魔女のお仕事用公式アカウントにDMして!
~自分の知っていることがこの世の全てだと思っている魔女による手記より抜粋~
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【個人的な恨みをエッセイで晴らす】スキルを獲得しました!




