206 主人公ちゃんはなんでそんなに侍女なんかの自分に仕える立場の人間と同じ席でお茶食事したがるん?
「あなたもそこに座って」
「ですが奥様……」
「いつも大勢の家族と食べていたから一人の食事って味気ないの! いいから座って座って」
この感じのくだりなんかやたら目にせん????????
これなんなん?
下々の者にもお優しい気さくアタクシ演出?
タイプ的にはこれと一緒じゃない?
(参考文献:『1 敬語はやめてちょうだいね』)
特に、現在冷遇されてます系主人公さんがよおやる。体感。
冷遇されてて味方は実家から自分について来てくれた滅私奉公な忠義系侍女だけやもんな?
心細さを何かで埋めたいんやろな。
あとは実家で冷遇されてたけどヒーローに救い出されて初めて人の温かさに触れ系の主人公さんもこのくだりを得意としてる。
大体最初は侍女長や誘った侍女本人に断られるんだけど、そこは主人公ちゃんのここだけに発揮される謎の強引さで押し切ります。
その強引さ、ヒーローんちの態度の悪いヒーロー愛人の座を狙ってる使用人に対して発揮しよ?
一緒に食事を!の時だけ無駄に発揮できてるのになんで普段発揮せんの?
ずっと思ってても言えなかったこと、あなたとこれからも良い関係でいたいから……言うね?
あなた、何がしたいん?




