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気になってしょうがねえぜ!なろう系恋愛小説のあるある言いたい~  作者: ローランドグリーン


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190 主人公さんに攻撃してきた悪サイドに即時制裁を加えようとするヒーローを「やめて!あなたが手を汚す必要はないわ!」で必死に止める流れに感じるお優しさについて









主人公さんに攻撃してきた悪サイドに即時制裁を加えようとするヒーローを「やめて!あなたが手を汚す必要はないわ!」で必死に止める流れに感じるお優しさについて









ええそうです。

お優しさ(笑)です。






「やめて!あなたが手を汚す必要はないわ!」(どう?彼の身になって考えているアタクシは?)








あの、もうヒーロー君は魔獣やら盗賊討伐ですでにばんばん命を奪ってきてるから今更手を汚すも汚さないもその次元におらんねん。







そもそも治安維持で他の生命体の命を奪ってきてるんだから、命を奪う行為を全部ひっくるめて『手を汚す』て言い方ひどない?

正当防衛で人を殺めてる職業人のこと汚れてるって思ってんの?





誰かがやらんといかん仕事ですけども。

なんや江戸時代の首を斬るとか処刑人とか肉食禁止の名残で猟師さんとかそれ関係の仕事する人って忌避されてきたんだっけ?


あれこれフィクションの話か?







とりあえず攻撃されたんなら即やり返さんとこっちが死ぬぞ!

手を汚す汚さないやらをファンタジー異世界で悠長に考えとったらあっという間に全滅するぞ!





転生主人公さんでもないのに『手を汚す』ことにめちゃめちゃ敏感で繊細なあなたはその思想どっから持ってきたん?

異世界現地人なのにどこから?



もしかして召喚された聖女様やら勇者様やら渡り人様の知り合いでもおる?







それに勇猛見せ場をバッと身を挺してまで犯人を庇われたヒーロー君の立つ瀬がないと思わんか?

ヒーロー君の部下周りでめっちゃ見てるけど。示しつかんやろ。








「ちょっと待って!室内は汚れるから血を流すのは外で!」じゃないの?

もしくは「グロに慣れてないから目に入らないとこで!」







絨毯全張り替えだけで済めばいいけど床まで血痕到達してたら床までリフォームせんといかんよなあ。

さすがに血痕の上で生活したないっていうか。



これは現代日本人だからそう思うのか?

ファンタジー現地人は血痕とか当たり前だから「見えないのなら気にしません」なのかしら。








いやでも一瞬の隙で勝敗がひっくり返るなんてざらにあるからやっぱり緊迫シーンでは黙って味方の邪魔をしない、これに尽きると思います。





だってあなたのその声掛けでヒーローの意識があなたに向いた隙にお腹刺されること結構あるでしょ?

窮鼠猫を嚙むをいつでもどこでも忘れたらあかん。




いくらその後の展開であなたが「私のせいで……(ほんまそう)」泣き腫らしやつれアピールしつつヒーロー君が横たわってるベッドのそばを何日も離れない健気演出をこなさなあかんかってもな。









え?




あなたのお相手のヒーローは騎士ではなく、貴族で心根の優しい人で人の命を奪ったことがなく……?





だから人の命を私のために彼に奪わせるのは……?














あれ?

彼は次代の伯爵家当主だったよね?






あれ?

すでに彼の肩には何万人もの領民の命と生活が乗っかってますけど……。

その者たちの命握ってますしなんなら医療が十分に行き渡らず領都では救えた命が貧しい農村では救えてないんですけど……。






今後領主として罪人をばんばん裁いてかなあかん立場の人間ですよね?






え?

物理的に血で汚れる仕事はヒーロー様の仕事じゃないって?




え~?

そんなもの下々の者にやらせろってこと~?




え~?

もしかして主人公さんて~

戦場で指揮官は味方を鼓舞するのも大切だが、先陣を切るのではなく後方でどっしりと構え指揮系統を狂わせない方が大事なのだ派閥の人~?





そうよね~頭が討ち取られたら烏合の衆になるだけでその軍勢は弱体化しちゃうものね~。

心を鬼にして自分の命を最優先しないといけないよね~。










やだ~主人公さんさすが☆




異世界ファンタジーで本質を見誤らず情に流されず上に立って多数の民を導いてく名君の器持ってんじゃーん☆






「やめて!あなたが手を汚す必要はないわ!」

 (そんな汚れ仕事は賑やかしのモブの奴らにやらせなさいよ)





ってことだったのね☆















なんか、あなたをパートナーにしたら四六時中理想の男を演じてないとすぐに新解釈の方の蛙化されてこちらが悪者にされてヒーローの資格も剝奪されてモブに落とされる怖さあるね。







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